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若い霊能者の俺は、祖父と一緒に古びた温泉宿に宿泊することになった。祖父は遠方から霊障の相談を受けることが多く、今夜はその準備をしていた。特にこの宿は、霊が出ることで有名だと聞いていた。 夜が深まると、宿の周りは静まり返り、不気味な雰囲気が漂っていた。祖父が言うには、ここに宿泊するたびに、何か...
大学生だった私が、ある日の秋の夕暮れ、無口で神秘的な先輩に誘われて、廃墟となった古い神社を訪れた。 その神社は、山の奥深くにひっそりと佇んでおり、周囲には木々のざわめきしか聞こえない静寂が漂っていた。お参りをした後、先輩が持っていた古いお守りを私に見せてくれた。「これ、ずっと持っておくといいこ...
私が中学生だった頃の話です。 今から五年前の冬、私たちの学校では初めての冬キャンプが企画されました。参加者は教師の私と数名の生徒たち。場所は山の奥深くにある古びた山荘で、普段は閉じられているため、誰もがその神秘的な雰囲気に心を躍らせていました。夜は雪に包まれ、真っ白な世界になり、外は静まり返...
ある日、放課後のY市の高校で、クラスの仲間たちは教室の片隅にある水道で水を飲んでいた。その時、クラスの一人、仮にKと名付けよう、が水を飲もうとした瞬間、蛇口から何か黒いヌメヌメした物体が出てきた。 Kは驚きつつもそれを飲み込んでしまった。「口の中でぬるぬるしているのに、飲み込んだ時にはザラザ...
中学生の頃、私たちは冬休みの帰り道、廃校に寄り道することになった。無邪気な好奇心から、そこでの探索を決めたのだ。校舎は老朽化しており、薄暗く、一歩踏み入れるごとに何かが潜んでいるような気配が漂っていた。 友達の一人が、「ここに昔の伝説があったらしいよ」と言った。興味をそそられ、私たちは笑いな...
数年前の秋、俺は大学生で、文化人類学を専攻していた。 興味があったわけではなく、単位を取りやすいと思ったから選んだだけだった。 その頃、「地域に伝わる伝説を調査してレポートを作成する」という課題が出たが、俺は何日経ってもテーマが決まらなかった。 本を開いても興味がわかず、資料を読んでも内...
これは数年前の、まだ俺が大学生だった時の出来事だ。 大学二年の秋、仲間たちと一緒に静かな湖畔のキャンプ場へ行くことになった。日中は焚き火を囲んでバーベキューを楽しみ、夜になると星空の下で語り合う、そんな理想的な時間を過ごしていた。 その湖は、古くから人魚の伝説が語られている場所で、透...
私たちの通っていた大学の近くには、誰も近づかない廃墟の病院がありました。そこには、失踪した患者の伝説があって、特にその中でも「佐藤美咲」という名前が語られていました。彼女は、入院中に謎の病気にかかり、ある日突然消えてしまったと言われています。その後、彼女の姿を見た者は、必ず不幸に見舞われるとい...
大したオチはない。 本当に体験した話。 俺がまだ小学校低学年の時の命を拾われた話。 夏休みが終わるちょうど一週間前だったと思う。 その日、友達といつものように近所の公園に集まった。 午前中はDSに熱中して、昼には各々コンビニ飯とかお母さんに作ってもらった弁当を食べた。 午後はケ...
赤羽山の廃校は、過去に多くの生徒たちが通った場所で、今では廃墟と化している。友人たちと共にここを訪れたのは、単なる肝試しのためだった。かつての教室は、古びた黒板や崩れかけた机で埋め尽くされ、まるで時間が止まったかのようだった。 この学校が心霊スポットとして知られる理由は、ある教師が生徒の前で...
私が住んでいた街には、昔、廃校にまつわる恐ろしい伝説がありました。夜になると、学校の教室から誰かの声が聞こえ、そこに残された者が見つからないというのです。子供の頃、私はその話を祖父から聞いて震え上がったものでした。 ある冬の夜、私は数人の友達と共にその廃校に忍び込むことにしました。雪が降りし...
大学時代の友人Kから聞いた不気味な体験です。 彼の実家は山の村にあり、周囲には深い森と川が流れていました。 子供の頃、彼はその森で遊ぶのが大好きでした。 ある秋の夕暮れ、彼が小学5年生のとき、妹と一緒に川へ釣りに出かけました。 その日はなぜか魚が全然釣れず、妹はすぐに飽きてしまいました。 ...
ある秋の雨の日、古びた図書館に立ち寄った。私は、少し埃っぽい本棚の隙間から、一冊の本を取り出した。その本の中には、親指ほどの大きさの小石が挟まっていた。白く、滑らかな表面を持つその石は、何故か不思議な魅力を放っていた。 私はその石を持ち帰り、自宅の書棚の目立つ場所に置いた。数週間後、図書館で...
俺の住む村には古い神社があり、そこには「影守り」という伝説があった。影守りとは、影を見守る存在で、影を踏むことは禁忌とされていた。 この伝説を教えてくれたのは、親友の信だった。彼は小さい頃からこの伝説を家族から聞かされ、影を大切にすることを教えられた。信はいつも影に話しかけているようで、俺に...
私の遠縁にあたる叔父は、かつては湖畔で漁をしていたが、今は年老いて別荘で静かに暮らしている。ある冬の夜、私は彼を訪ねた。話をするうちに、叔父は漁のことだけでなく、湖にまつわる恐ろしい伝説についても語り始めた。 「この湖には、決して近づいてはいけない場所がある」と。そう言うと、彼は目を細め、何...
どの図書館にも、秘密のひとつやふたつはあります。私が通っていた高校の図書館にも、そんな秘密がありました。私たちの学校は古い建物で、特に図書館はまるで時が止まっているかのような雰囲気を醸し出していました。 その図書館の七不思議の一つが「夜中に特定の本を3回読んではいけない」というものでした。私...
「A先生、廃校について何か知ってる?」 冬の寒い夜、私たちは廃校を訪れた。そこは、かつての教室が崩れかけ、今はただの廃墟と化した場所だ。教員のAさんは、私たちが何かを探るのを楽しんでいるようだった。彼は、廃校のことをよく知っていて、私たちにその不気味な伝説を語り始めた。 「この廃校には、昔...
「あの霧、見たか?」友人の隆二は、秋の夕暮れに訪れた森林公園のベンチで言った。彼は幼い頃からこの場所で遊び、色々な伝説を耳にしてきた。 「霧の中に入ったら、二度と戻れないって話だ」と続ける隆二の声はどこか真剣だった。彼の弟、健太はそんな隆二の話を小馬鹿にした。「そんなの、ただの迷信だろ?」し...
私が子供の頃、小学校の裏庭には不気味な伝説があった。遊びの一環として行われる鬼ごっこには、特別なルールが存在していた。それは、鬼が捕まえた子供が「椅子に座る」まで逃げ切ることができなかった場合、その子供は鬼の仲間になるというものだった。 ある日、私たちはいつものようにその遊びを始めた。仲間の...
私がまだ小さかった頃のこと、1990年代の秋の夕暮れでした。家族で訪れた廃村には、伝説のような話があったのです。ここにはかつて、神秘的な力を持つとされる祖父が住んでいたと。祖父は、亡霊を呼び寄せて人々の悩みを解決することができると言われていましたが、そんな話を聞きながら、私はその真相を知りたく...