
ある秋の雨の日、古びた図書館に立ち寄った。私は、少し埃っぽい本棚の隙間から、一冊の本を取り出した。その本の中には、親指ほどの大きさの小石が挟まっていた。白く、滑らかな表面を持つその石は、何故か不思議な魅力を放っていた。
私はその石を持ち帰り、自宅の書棚の目立つ場所に置いた。数週間後、図書館での出来事を思い出し、石について調べてみることにした。すると、その石が「持ち主を選ぶ」との伝説があることを知った。
その後、何かが気にかかるようになった。ある日、図書館の司書が「その石を捨てるべきだ」と語るのを耳にした。私はその言葉に従い、石を紙袋に入れて捨てた。
しかし、驚くことに、引っ越しの際に荷物を整理していると、捨てたはずの石が本の中から再び出てきた。困惑しながらも、再度捨てることにした。
新しい家に越してからしばらくして、再び石が私の目の前に現れた。まるで私を見つめ返しているかのように、石は静かにその場に存在していた。私は思わず呟いた。「もう一度捨てた方がいいのか?」
その時、私のスマホに通知が届いた。図書館の掲示板に、私が持ち帰った石についての投稿があり、そのコメント欄には奇妙な質問が並んでいた。
>本当にその石を捨てましたか?
>あなたが見つけたのではなく、石があなたを見つけたのでは?
それらの返信が続く。私の思考は混乱し、「本当に私は石を捨てたのか?」と疑念が湧いてくる。私が捨てたと思っているのは、実は石の思うがままに操られているのではないかと。
その後も、奇妙なコメントは続いた。どうやら、私の周りには、石のような存在が私を見守り、意図的に私を操っているのではないかと思わせるものがあった。
さあ、あなたも感じているかもしれない。あなたの選択は本当にあなた自身のものなのか?それとも、誰かあるいは何かがあなたの思考をコントロールしているのかもしれない。自分自身を見つめ直す時が来ているのかもしれない。
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