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中編
温室の待ち合わせ
三年前、冬の植物園で会った人のことを、今でもときどき思い出します。 当時の僕は二十七歳で、恋人がいたことがありませんでした。婚活アプリを始めて四か月。反応はほとんどなく、退会の手続きをしようとした朝、ひとつだけ新着メッセージが届きました。 相手のプロフィール写真には、短い黒髪の、落ち着いた...
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影崎修
3時間前
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中編
「まだ停まりますか?」
路線バスの運転手をしている。町から山の上の展望所までを結ぶ路線で、終点の展望所は二年前に閉鎖された。道が狭く、夜は鹿も出るので、今では昼間の一往復しか走らない。 それでも、昔からの時刻表を直しきれなかったのか、深夜に一便だけ、展望所の手前にある旧料金所まで走る便が残っていた。乗る人はほとんど...
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匿名希望
8時間前
お題
短編
近隣から狙われる
それが起こったのは今年の10月19日の夜に家の中で謎の音が鳴り始める。甲高い音や旋律の音など、耳障りなので耳栓をしても耳に入ってくる。だが日をおうごとに、音は大きく複数の音が鳴り、なかでも重低音の音がブーンと小さく鳴り始めた。夜中に何故か涙がでたり、無性に喉が乾きお茶をがぶ飲みした。寝たはずな...
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バブルス
9時間前
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短編
閉館後の記録
資料館で古い帳簿を整理する仕事をしている。 春先の雨が続いた頃、食べる量は変わっていないのに、体重だけが妙に増えた。立ち仕事だし、帰りは駅まで歩いている。気のせいだろうと思っていたが、ひと月で六キロとなると、さすがに笑えない。 同じ頃、収蔵庫に置いてあった保存食の缶詰が、何度か消えた。職員...
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霧月海
16時間前
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中編
濡れない足跡
閉鎖されたフェリーターミナルの備品整理を手伝ってほしい、と元職員の久美さんに頼まれた。 断る理由はなかった。市の資料室で働く私は、古い施設の帳簿を整理するのが仕事だ。久美さんは退職前、そこの窓口を長く担当していた。 ただ、弟さんの話をされるのが少し苦手だった。 弟の修司さんは三年前、夜の...
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白川冬
21時間前
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