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私の故郷に伝わっていた『禁后』というものにまつわる話です。 どう読むのかは最後までわかりませんでしたが、私たちの間では『パンドラ』と呼ばれていました。 私が生まれ育った町は、静かでのどかな田舎町でした。 目立った遊び場などもない寂れた町だったのですが、一つだけとても目を引くものがありました。...
──これは、解けなかった呪いの話です。 いや、正確には──“解いた”と思わされた話です。 それ以来、私は毎晩、あの子の影を夢に見る。 笑っているようで、どこか不気味な目をしている。 ──だが、あれは喜びの表情ではなかった。 名を出すのもためらわれるが、仮に「真理(まり)」としておこう...
私たちは以前、名古屋の繁華街で普通の家族として暮らしていました。家族は、30代の夫婦と5歳の娘の三人です。田舎暮らしに憧れていた私たちは、ある冬の寒い夜、長野県の山間の村に移住することに決めました。 村の自治体が提供するリノベーションした空き家に、驚くほど安い家賃で住めることができ、子育てへ...
これは私が高校生の時に父の本家に泊まりに行った時の話です。 と、その前に母云く私は子供の頃お地蔵さんや神社寺院などで、いつも誰がと話をしていて『あぁ子供には何かしら見えてるんだろうなぁ〜』と思ってて正直気味悪かったみたいですが、いつしか中学生からその様な事が無くなってました。 父の本家に行...
これは俺がまだ学生だった頃の話です。 俺は昔から怪談や都市伝説が好きで色んな所でそういった話を蒐集するのが趣味の一つでした。 そんな中で一番にその手の話を豊富に取り揃えていたのは古文の先生でした。 先生にはよく授業と授業の中休みに話を聞かせてもらいました。 先生が話すのは昔...
俺の親戚は幽霊とかが生理的に無理な人間である。今回その所以を聞くことができたので、自分なりに少し改変するが、全てを記そうと思う。会話文や表現も自分の想像であることを許して欲しい。 私は、医者です。病院にまつわる怖い話などたくさんありますが、幽霊というものは信じません。そもそも人間は、化学物質...
父の手には、古い傷跡があった。まるで何かを切断されたような痕が、今でもはっきりと残っている。 「お父さん、この傷はどうしたの?」 幼い頃の私は、父にそう尋ねた。すると、彼は自らの故郷の恐ろしい伝説を語り始めた。 父の故郷は、廃工場の近くにある小さな村だった。 かつて、そこは...
ある冬の夜、大学生の私は寺院でバイトをしていた。帰り道、外は雪が降り始め、視界が悪くなっていた。寺院の住職から「今日は遅くなるから、寺の番を頼む」と言われていたので、私は小学生の妹を呼び寄せることにした。 妹は私の仕事を手伝うために来ることになっていた。バイトが暇だったため、少し遊びながら待...
中途で入った工房で、俺は一人の職人に付いた。 高級時計の修理と調整を請け負う、小さなアトリエだった。彼は十年選手で、作業台の上では手が一切迷わない。部品を取る速さ、ピンセットを置く位置、視線の運び方まで無駄がなく、客との雑談や見積もりの説明も滞らない。清潔で穏やかで、誰の前でも同じ温度で笑う...
「この【影の呼びかけ】についてなんだけど、亡くなった人をもう一度呼び寄せる儀式らしいわ。」 小さな山小屋で、真冬の夜、凛とした空気の中、桃香は手紙を読みながら思わず手を止めた。彼女は古びたストーブの温もりを感じつつ、外の静けさに耳を澄ませた。 「真実かどうかは分からないけど、ある女性がこの...
前に、ある番組の心霊写真のコーナーを担当してた時のことです。 ある時、共通の特徴がある数枚の心霊写真を取り上げたことがありました。 撮影者も日時も場所もバラバラな写真なのですが、それぞれに幾何学的な形の赤い光が写り込んでいます。 写真の向きを変えると、そのいずれもが同じ台のような形になり、鑑定...
大学生の頃、私は特にやりたいこともなく、サークルにも参加せずに過ごしていました。そんなある日、友人のYukiに誘われて、彼女の所属する「超常現象研究会」に参加することになりました。 興味本位で始めたこのサークルは、週に数回集まっては様々な超自然的な話をするものでした。そこで飛び交う言葉は、「...
春の夜、僕と妹は祖父の山荘で過ごすことにした。二人だけの静かな時間を楽しむための短い旅行だった。山荘には古い料理本がたくさんあり、妹はその中から珍しいレシピを見つけて、夕食を作ることにした。 料理をしている間、僕はその料理本を眺めていた。その本には、材料の選び方や調理法だけでなく、奇妙なコメ...
数ヶ月前、冬の穏やかな昼下がり、公園で温かい飲み物を片手にベンチに腰掛けていた。すると、隣に70代の女性(以下Bさん)が座り、親しげに話しかけてきた。「ここに座ってもいいかしら?」私は微笑んで「どうぞ」と答えた。 その後、Bさんは私に向かってこう言った。「あなたはこの公園によく来るの?」 ...
私がまだ若かった頃、冬の寒い夜にバスに乗るつもりで町を出発した。ところが、思ったとおりにバスは来ず、いつの間にか暗くなっていた。財布には小銭が数枚しかなく、途方に暮れていた。そんな時、遠くから一台の車が近づいてきた。運転していたのは中年の男性で、温かい笑顔を浮かべていた。 『山里の方に行くん...
最近、私のマイブームは心霊スポットに行くことです。 怖いものは大好きだけど、幽霊を信じているわけでないです。行った時の達成感が好きで行っています! 沖縄の心霊スポットは大体行きました。 その中で変な体験をした所を一つ紹介します。 sssと言われているユタの修行場所があります。 足を踏み入れると...
冬の寒さが身に染みる夜、友人のTから突然の電話がかかってきた。彼女の様子が異常だと言う。T「彼女のMが、なんかおかしいんだ。今すぐ来てくれ!」 俺「落ち着けよ、明日行くから。それまで耐えろ。」 Tは普段はお調子者の男だが、声は明らかに不安で震えていた。翌日、俺はTの住む高層マンションへ向か...
僕は高校に通う普通の男子です。性格は内気で、友達も少なく、何か特別なものを持っているわけでもありません。そんな僕にも、好きな人ができました。彼女の名は高橋ゆうなさん。 彼女は明るくて、誰からも好かれる存在です。周りの男子たちも彼女に夢中で、クラスの女の子たちも彼女のことを羨んでいます。僕みた...
30才のとき結婚した私たち夫婦だったが・・。 夫には2才年上の姉がいて綺麗な人で優しく親切な感じのする人だった。 はじめは私も夫の姉と関わり仲良くしていたが、少しずつ陰りが見え始めた。 夫は姉と連絡を頻繁に取り、姉がいるとき夫は私を差し置いてずっと姉と話していた。 夫が姉と仲良すぎることに少し...
皆さん、「かくれんぼ」を知っていますか?普通は仲間とする遊びですが、「ひとりかくれんぼ」というものがあります。これは、ただ一人で隠れるのではなく、実際には人形と一緒に行う遊びです。この遊びには恐ろしい儀式が隠されているのです。 ひとりかくれんぼは、霊を呼び寄せ、人形に憑依させるという危険な遊...