
冬の寒さが身に染みる夜、友人のTから突然の電話がかかってきた。彼女の様子が異常だと言う。T「彼女のMが、なんかおかしいんだ。今すぐ来てくれ!」
俺「落ち着けよ、明日行くから。それまで耐えろ。」
Tは普段はお調子者の男だが、声は明らかに不安で震えていた。翌日、俺はTの住む高層マンションへ向かうことにした。
部屋に着くと、Mはソファに座り、無表情でじっとしていた。Tはその様子を見て怯えている。
俺「何があったんだ?」
T「昨晩、Mが急に人形のように固まって動かなくなったんだ。俺が話しかけても、反応がない。」
そんなことがあるのかと思いつつ、Mの顔を覗き込むと、目が虚ろだった。何かに取り憑かれているような、異様な感じがした。
Tの話によれば、Mは最近、古い人形を買ったらしい。それから徐々におかしくなっていったとのこと。恐る恐る人形を見せてもらうと、その目は今にもこちらを見つめてきそうだった。
俺は「とりあえず一晩様子を見よう」と提案し、三人で過ごすことにした。
夜が深まるにつれて、Mの様子はどんどん奇妙になっていった。午前3時を過ぎると、部屋の空気が重くなり、息苦しさを感じる。
突然、Mが立ち上がったかと思うと、無表情のまま人形のように動き始めた。Tは恐怖で震え、俺もその様子に愕然とした。
その時、Mが「私の中にいる」と呟いた。声は彼女のものではなく、まるで他の存在が話しているようだった。
その瞬間、部屋の電気が一瞬消え、再び点灯すると、Mの姿は変わっていた。その目は真っ黒で、まるで人形の目のようだった。
恐怖に駆られたTが「お前、何をしているんだ!」と叫ぶと、Mは口元を歪めて笑った。
その後、俺たちはKという霊媒師に連絡を取ることにした。KはMの状態を見て、すぐに反応した。
K「彼女は人形に取り憑かれている。ただの偶然ではない。何か悪いものが関わっている。」
KはMに近づき、彼女の周りを調べ始めた。すると、Kは「この人形は呪われている。取り除くには、特別な儀式が必要だ」と言った。
俺たちはすぐにその儀式を行うことにした。Kが用意した道具を使い、Mの周りに塩を撒いていく。
儀式が進むにつれて、Mは苦しそうにのた打ち回り、最後には大きな声で「私はここにいる!」と叫んだ。その瞬間、部屋の温度が急に下がり、冷たい風が吹き抜けた。
儀式が終わり、Mは倒れ込んだ。しばらくして目を覚ました彼女は、驚くほど穏やかな表情を浮かべていた。
後日談:
後日談はまだありません。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。


