
僕は高校に通う普通の男子です。性格は内気で、友達も少なく、何か特別なものを持っているわけでもありません。そんな僕にも、好きな人ができました。彼女の名は高橋ゆうなさん。
彼女は明るくて、誰からも好かれる存在です。周りの男子たちも彼女に夢中で、クラスの女の子たちも彼女のことを羨んでいます。僕みたいな地味な男では、彼女に近づくことすら無理だと理解しています。そう、まるで遠い星のように手が届かない存在です。
ある日、ネットで見つけた「夢の中で好きな人に会える儀式」を試すことに決めました。必要なものは、彼女の髪の毛と古い本。彼女が以前、図書館で読んでいた本を見つけて、それを使うことにしました。
本の中に彼女の髪の毛を入れ、儀式の言葉を唱えました。
「夜の精霊よ、どうか私の願いを叶えてください。」
その言葉を繰り返しながら、まぶたを閉じました。そして、気づいたとき、僕は真っ暗な部屋に立っていました。周囲は何も見えず、ただ自分の声だけが響いていました。
しばらくすると、目の前に一本の本が浮かび上がりました。開いてみると、そこには彼女の姿が描かれていました。彼女は、何かに怯えている様子で、目の前の暗闇を見つめていました。
「ゆうな…?」と声をかけると、彼女は振り返り、驚いた表情を浮かべました。彼女の目の前には、黒い霧が立ち込めていました。そこからは、低い声で彼女の名前を呼ぶ声が聞こえてきます。
「高橋ゆうな…」
彼女は、恐怖で震えながら、その霧に引き寄せられていくようでした。僕は、彼女を助けようと手を伸ばしましたが、何もすることができません。霧は、彼女の周りを覆い尽くし、彼女を引き込もうとしていました。
「やめろ!」と叫びながら、僕は無理やり彼女の手を掴みました。しかし、彼女はその場から動けずにいました。僕が彼女を引き寄せようとすると、霧が彼女に巻きつき、彼女を引き裂こうとしているかのようでした。
その瞬間、僕は思い出しました。この儀式は、彼女を夢の中に閉じ込めるものであることを。僕は、彼女を自分のものにするために、彼女をこの悪夢に招き入れてしまったのです。彼女は、ただの夢の中で孤独を感じているのだと思いました。
夢の中での彼女は、次第に僕に依存するようになりました。彼女が僕に助けを求め、話しかけるその瞬間は、まるで彼女を手に入れたような快感を与えてくれました。しかし、ある日、再び霧が押し寄せてきました。彼女は、その霧を恐れ、僕に助けを求めました。
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