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これは数年前の、まだ俺が大学生だった時の出来事だ。 大学二年の秋、仲間たちと一緒に静かな湖畔のキャンプ場へ行くことになった。日中は焚き火を囲んでバーベキューを楽しみ、夜になると星空の下で語り合う、そんな理想的な時間を過ごしていた。 その湖は、古くから人魚の伝説が語られている場所で、透...
冬の寒い夜、私と妹は家の裏にある家庭菜園で遊んでいた。雪が積もる中、ふと目に留まったのは、地面に落ちていた小さな豆のような種だった。 それは肌色で、まるで何かが訴えているかのように、私たちを見つめていた。 兄妹で興味を持った私たちは、その豆を持ち帰り、家の中で温かい土に埋めることにした。 「こ...
私には四つ下の妹がいる。母子家庭で、母は朝から晩まで仕事だったから、家の中では基本私たち姉妹だけで過ごす時間が長かった。 物心ついた頃から、妹には奇妙な周期があった。 私はそれをひそかに「ほんとじゃない期間」と呼んでいる。 厄介なのは、それが完全に「二人きりのとき」にしか発動しな...
僕は学校で特別支援学級に通っている。周りの子たちと比べて勉強が遅れていて、いつも先生に助けてもらっている。 そんなある日、道徳の授業で「虐待について」話し合う時間があった。 「ある家庭で、子どもがひどい目にあっていたというニュースを知っていますか?」 担任の先生がそう言った時、僕は...
冬のある夜、都会の公園で数人の女子高生が集まっていた。彼女たちは、街で見かける「マスク美女」について話をしていた。ひとりの友人が言った。「ねえ、マスクを外したらどうなるんだろう?」その言葉に、他の友人たちは笑いながら「きっと可愛い子が多いよ!」と返す。 その時、突然その場に現れたのは、美しい...
私は今まで「不運」というものを特に気に留めていませんでした。家族がわりと気にする方だったので、特に気にしていたのは義理の妹くらいです。ある日のこと、彼女が占いで「悪い年」と告げられ、恐れていたのを思い出しました。しかし、私にはそんな運命は関係ないと思っていました。 冬の夜、夫と共に高層ビルの...
これは友人と夜の街に繰り出したある冬の体験談です。私たちは都会の喧騒を逃れ、静かな通りを歩いていました。雪がちらつく中、私たちは古いアパートの前を通り過ぎたのですが、その瞬間、どこからともなく女の子の笑い声が聞こえてきました。 不気味な雰囲気に包まれたそのアパートは、窓が割れ、壁は剥がれ落ち...
小学4年生の頃、私(Sくん)は初めてそのサマーキャンプに参加した。 父親が高校教員だったこともあり、幼い頃から部活動や学校行事に顔を出す機会は多かった。そのキャンプもその一つで、某県の山奥にある少年自然の家のような施設に、各地の高校から集まった生徒たちが4日間を共に過ごすイベントだった。...
数日前のこと。 冬の午後、体調が優れなかった私は、自営業の特権を活かし、早めの休養を取ることにした。しかし、寝込むほどではないので、趣味のスノーボードの本を読んでいた。 その時、友人のHから電話が入った。 「スノーボードに行こう!」 Hは朝からスノーボードを楽しんでいたが、いつものゲレ...
俺が中学1年生のときの体験である。 俺が通っていた中学校は、昔1学年5クラスとかあったらしいが、俺らの代では2クラスしかなかった。 1年生が使っている校舎の2階は1年1組、2組の教室以外は空き教室で、使われることがほとんどない部屋が並んでいた。 その中でも、2階の隅にある空き教室だが。 表札が...
目を覚ましたとき、静寂が支配する無機質な部屋にいた。天井の高いその空間には、窓はおろか、光すら差し込む隙間がなかった。目の前には、金属製のテーブルがあり、その上にはふくらんだ封筒がひとつ置かれている。好奇心に駆られ、私はその封筒を開けた。中には、現金で百万円が入っていた。 その瞬間、部屋の扉...
友達と男3人で廃病院に肝試しに行ったときの話。 そこは15年くらい前から廃墟になっていて、田舎の山の中のほとんど民家もないような場所にある。 夜11時頃、3人で懐中電灯を持って中を散策した。 廃墟にはありがちな落書きや、壁などの破片が床に落ちていて、不気味な感じだった。 3人とも、自分がビビり...
私の遠縁にあたる叔父は、かつては湖畔で漁をしていたが、今は年老いて別荘で静かに暮らしている。ある冬の夜、私は彼を訪ねた。話をするうちに、叔父は漁のことだけでなく、湖にまつわる恐ろしい伝説についても語り始めた。 「この湖には、決して近づいてはいけない場所がある」と。そう言うと、彼は目を細め、何...
冬のある金曜日、僕は同僚の美咲と後輩の田中と一緒に仕事帰りに飲みに行くことにした。楽しい時間を過ごし、終電を逃した僕たちは、田中の家に泊まることにした。彼は高層マンションの最上階に住んでおり、眺めが抜群だった。 田中の部屋に到着し、広々としたリビングに感心しつつ、少しお酒を飲んだ後、すぐに眠...
キャンプで山の中に行ったときのこと。 夜、肝試しをしようということになりキャンプ場から少し歩いたところにある神社まで行き戻ってくるというものだった。 私は妹とペアになった。 妹とともに暗い道を歩いていく私。 あたりは暗く、予想外に怖かった。 妹と一緒だったが、実は内心ビクビクしている私だった。...
高校生の頃、友達と一緒に廃工場に肝試しに行くことになった。冬の冷たい風が吹く夜、私たちはその場所の噂を耳にしていた。廃工場の奥には、誰も近づかない小さな部屋があるというのだ。 数人で集まった私たちは、興味本位でその部屋を探ることにした。懐中電灯を手に、誰もいない工場の中を進む。薄暗い通路を歩...
今日は、友人たちとクリスマスパーティーを楽しんだ後、私は遅くなりすぎてしまった。急いでバス停へ向かう。バスに乗ると、車内は薄暗い。終点は、私の住む町だ。だが、他にお客は見当たらない。バスが発車し、窓の外に雪が舞っているのが見えた。 「最終バス、出発しまーす。」運転手の声が響き、私はほっとした...
初めての一人暮らしを始めた大学生の僕は、冬の寒い夜、地下鉄を利用して帰宅する日々を過ごしていた。毎晩同じ時間に乗る地下鉄の車両には、いつも見かける中年の男性がいた。彼はいつも僕の方をじっと見つめていて、その視線が気になって仕方なかった。正直、彼の存在は気味が悪く、なるべく彼の目を避けるようにし...
ほんとにあった事です 文章とか書くの苦手なんで、変だったらすみません。 でも、がんばって書きます、嘘じゃないです。 この話はずっと誰にも言えませんでした。 口に出したら、それが現実になっちゃいそうな気がして怖くて。 でも最近、自分の部屋にある鉢植え見るのが怖くなってきて、やっぱり書こうと思い...
「ふぅ、やっと帰った…」 そう呟きながら、私は自分のアパートの扉を開けた。 外は冷たい風が吹き荒れ、吐く息が白く霧立つ。 部屋に入ると、暗闇の中で一つのデバイスが青白く光り、私を迎えてくれた。 「おかえりなさい」と、スマートスピーカーが声を発する。 「ただいま〜」と返事をし...