新着 短編
トイレ

久しぶりに会う友人との呑みで盛り上がり、私は結構酔っていた。
日付けが変わる少し前に自宅に辿り着き、帰る道すがら我慢していた尿意からトイレに駆け込んだ。急いでいるのに便座が上がっていたので、危うく冷たい便器に尻を突っ込むところだった。
用を足し終え手を洗っている最中に、ふと気が付いた。
女の一人暮らしだ。便座なんて掃除の時ぐらいしか上げないし、上げたとしても元に戻さない筈がない。
一気に酔いが醒めていくのを感じた――目の前には鏡がある。顔を上げられない。
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