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今朝、駅前のパン屋で会計してたら、後ろから「え、久しぶり」って声。振り向いたら、同じマンションの隣棟の美琴(みこと)。エレベーターでたまに見かける人。ちゃんと話したことないのに、こっちの生活だけ把握してる感じの人。 「この時間なんだ。いつも何個買うの?」 いや、その質問ナチュラルにキツい。雑...
私の小学校には、「赤いちゃんちゃんこ」の噂があった。 北校舎の三階、女子トイレの一番奥。そこに入っていると、上から小さな声がする。 「赤いちゃんちゃんこ、着せましょうか」 その問いかけに「はい」と答えると、背中いっぱいに赤い血が広がって、まるでちゃんちゃんこを着たように見える。 「いい...
これは実体験というか、よく見えるもののお話なんですが みなさん、開いているドアや窓を何気なく見ると、黒い影のようなものがスッと通るのを見たことはありませんか? 私は小学生のころから見え始め、今でも見ます。 もちろん開いているドアと窓限定なのですが、学生の頃は授業中に廊下側の開いているドアの方を...
冬休み、スキー旅行を計画していた。妻は急な用事で行けなくなり、俺は5歳の娘と3歳の息子を連れて高原のペンションへ向かった。 雪が降り積もる中、ペンションに着いたのは午後2時過ぎ。周囲は静まり返り、雪の中から聞こえるのは子供たちの笑い声だけだった。 ペンションの中も誰もおらず、ただ静かな空気...
数ヶ月前、山奥の村に引っ越した。 新しい職場のための通勤路には、毎晩不気味な人形が立っていた。その人形は古びた木製で、目は釘で無造作に打たれていた。日中はただの置物に見えるが、夜になると村の街灯の明かりが当たり、まるで生きているかのように見えた。誰もその人形の由来を知らず、ただの村の奇妙な文...
大学生の頃、私は特にやりたいこともなく、サークルにも参加せずに過ごしていました。そんなある日、友人のYukiに誘われて、彼女の所属する「超常現象研究会」に参加することになりました。 興味本位で始めたこのサークルは、週に数回集まっては様々な超自然的な話をするものでした。そこで飛び交う言葉は、「...
生活費を抑えるために、大学の友人B子と一緒に山小屋に泊まることになった。 近くの湖まで車で15分くらいかかるが、2LDKで静かな環境だし、何よりも空いているので快適だった。 ただ一つ気になったのは、リビングの窓から見える古い小道の先にある廃屋。 家賃は格安の月3万円だし、友人もいるからと自分を...
これは、彼女とコンビニへ行った時の、帰り道におきた話です。 この日の私は2人でアイスを食べようと2人分のアイスを買いに行くことにしました。 3階建てのマンションを出て駐輪場に行き 自転車を乗った時、いきなり肩を叩かれドキッとしました。 それは、私の彼女でした。 彼女が言うには私と一緒...
父が友人と共に飲んでいたある冬の夜、彼は昔の不気味な出来事について語り始めた。数年前、当時住んでいた高層ビルで火災が発生した時の話だ。 その時、父は自宅の22階にいて、窓から火事を眺めていた。サイレンの音が響く中、彼の目に飛び込んできたのは、ビルの屋上に立つ一人の男だった。男は真っ黒なコート...
実体験 黒い 直視しなかったのが幸いか 部屋は角部屋で寝床は角部屋の端っこ、 角になっている所に丁度頭が来る感じだった 中2の頃、ポータブルゲームにはまっていた、 夜中、部屋の電気もつけずに、当時流行りの モ◯ハン1st に夢中になっていた。砂竜討伐だった わけもわからずモンス...
大学生活の合間にアルバイトをしていた頃のことです。ある冬の夜、駅近くのコンビニでレジを担当していました。このコンビニは、いつも賑わいを見せているのですが、ただ一つだけ人が寄り付かない場所がありました。それは、お菓子の陳列棚です。 他のコンビニでは子供たちが走り回り、大人も楽しそうに選んでいる...
高校時代、僕たちは都会の高層ビルの廊下で毎日のようにバカ騒ぎしていた。特に仲の良かった悠斗と真由美と一緒に、無邪気に過ごしていたのだが、ある晩、真由美の提案で、ビルの入り口にある古い神社にある護符を取りに行くことになった。 真由美の母親は、いつも神社の護符に異常なまでの敬意を払っていた。「絶...
深夜のドラッグストアで、僕は一人でレジを回していた。 午前2時を過ぎると客足はほとんど途切れ、蛍光灯の白い光だけが店内を平らに照らす。 その静けさを切るように、いつも同じ女が来る。 薄いベージュのコート、髪は整いすぎるほど整っていて、買うのは毎回きまって「絆創膏」と「ミネラルウォーター」。 ...
春の温かい日、姉は妹からの電話を受けた。 「姉ちゃん、さっき目の前をバイクが通り過ぎたよ。ナンバーが同じだった。」 信じられない。私のバイクは自宅にあるはずだ。 「そんなことあるわけないだろ、私のバイクはここにいるよ。」 しかし、妹は言った。「本当に同じナンバーだった。321だ...
目を覚ましたとき、静寂が支配する無機質な部屋にいた。天井の高いその空間には、窓はおろか、光すら差し込む隙間がなかった。目の前には、金属製のテーブルがあり、その上にはふくらんだ封筒がひとつ置かれている。好奇心に駆られ、私はその封筒を開けた。中には、現金で百万円が入っていた。 その瞬間、部屋の扉...
高校三年の冬、待ちに待った冬休みが始まった。ぼくは、兄の健二と一緒に祖父の山奥にある古い別荘へ向かうことになった。出発の日、父は仕事で行けないと言い、母も体調を崩していたため、兄が運転することになった。祖父の別荘は、冬の静けさの中にぽつんと建っていて、外は雪に覆われていた。 別荘に着くと、何...
大学生の頃、私は友人と一緒にこっくりさんをしようと約束していた。しかし、当日、友人が急用で来られなくなり、私は一人で挑戦することにした。公民館の一室、薄暗い光が漏れる中、私は不安を感じながらも、退屈な日常を変えたくて準備を始めた。 A4用紙にひらがなと鳥居の絵を描き、中央に10円玉を置いた。...
私には四つ下の妹がいる。母子家庭で、母は朝から晩まで仕事だったから、家の中では基本私たち姉妹だけで過ごす時間が長かった。 物心ついた頃から、妹には奇妙な周期があった。 私はそれをひそかに「ほんとじゃない期間」と呼んでいる。 厄介なのは、それが完全に二人きりの時にしか発動しないこと...
私が、高校2年の時に、あるリゾート観光地のリゾートホテルでアルバイトした時に体験した恐ろしい話しです。 私は仲の良い友人4人と小遣い稼ぎに、夏休みの間、リゾートホテルでアルバイトをする事にしました。 アルバイトは、客室の清掃や、宴会場の用意から片付けまであり、バイト終了が深夜までの仕事でし...
それは私が30代に差し掛かる頃の出来事です。 妹が新しい職場に転職するために引っ越すことになり、手伝いに行った私。しかし、彼女は新しい生活を始めることに不安を抱えていました。そんな時、彼女の友人が「お守りを持って行くといいよ」と言い、古いお守りを渡してくれました。 その夜、妹と一緒に廃屋に...