
公園の片隅にあるゴミ捨て場は、木の板で囲まれ、青や緑のネットが張られている。私たちは、友人と散歩していると、その場所に差し掛かった。そこには、週末のゴミ収集を待つ袋が何個か置かれていた。普段は問題なく回収されるはずなのに、なぜか一つだけが放置されているのが目に入った。
それは、他のごみとは違って、袋の形が妙に膨らんでいた。好奇心に駆られた私は、友人に「ちょっと見てみようよ」と言った。友人は心配そうに「本当にやめた方がいいよ」と言ったが、私は興味を抑えきれずに近づいて行った。
その袋には、いつもは見ることのない、異様な張り紙が付いていた。明かりに照らされてかすかに見える文字は、まるで誰かが急いで書いたようで、乱雑だった。そこにはただ一言、「捨てられません」とだけ書かれていた。
私の心臓はドキドキしていた。しかし、好奇心が勝り、私は袋に手を伸ばした。袋からは、重さを感じた。触れてみると、表面は滑らかで、何かを模したような形をしている。恐怖を感じながらも、私はその袋を開けることにした。
開けた瞬間、目に飛び込んできたのは、信じられない光景だった。そこには、見たこともない物体が入っていた。それは、まるで人間の顔のような形をしていたが、どこか不気味さがあった。私は驚きと恐怖で立ち尽くしてしまった。友人も驚きの声を上げ、私たちはその場から逃げ出した。
翌日、再び公園に行くと、その袋は消えていた。何があったのか、なぜそんな物がそこにあったのか、私たちは一切の答えを見つけられなかった。ただ、その不気味な感覚だけが心に残り、もう二度と公園には近づかないと決めた。私たちの心の奥底に、その出来事はずっとこびりついている。今でも、あの公園を通るたびに、何があったのか考えてしまう。だが、知りたくはない。知ることが、より恐ろしいことだと分かっているから。
それ以来、私はあの袋を思い出すたびに、心がざわつく。何も知らない方がいいと、心のどこかで感じている。
後日談:
後日談はまだありません。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。


