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(「元気のない琴音」の続き) ・・・ 琴音が去っていった直後、桜子は後ろから肩を叩かれた。驚いて振り返ると 「桜子!どうしたの??」 明るく笑う陽菜と舞歌。 「陽菜、舞歌・・」 少し寂しそうな顔になる桜子。陽菜は 「桜子、どうしたの?元気ないよ。」 すると桜子は ...
(「チョーカーを身につけた白いワンピースの少女」の続き) ・・・ その日の夕方。 「おまたせ!」 桜子はエプロン姿でシチューなどの料理を運んできた。 大村は 「おいおい、料理まですんのかい?面白い女だな!」 古川は 「まぁ、彼女がやるって聞かなかったんですよ!」 大村は 「お前、誘拐されたんだ...
「南国の海岸のように波打つビーチの巨大な屋内プール」の続き ・・・ 次の日、3人はスーツに着替えて大村の車で出発する。 慌てたように出かけることに不思議に思う桜子は 「ねえ、どうしたの?」 「実は先ほど連絡が入って、急遽僕の会社に行かないといけなくなったんです。」 「何で?」 「僕の父がアメリ...
(「真相究明と追跡」の続き) 翌朝・・ 薄明るい体育倉庫の中で目を覚ます桜子。 はだけた制服に、彼女をきつく縛りあげるロープ。 マットの上で、桜子は2日間ほぼ縛られたままうつろな目をしていた。 そして桜子を眺める古川。 「起きましたか。僕はそろそろ出ていきますので。トイレには行けるようにしてお...
(「孤立」の続き) 前回、クラスから孤立していた桜子は、親友3人との仲直りのために、仲裁に入るという古川に呼び出されて一人で体育倉庫に向かうが・・ ・・・ 終業式の朝。 2年5組教室には琴音、陽菜、舞歌が3人が集まっていた。 「桜子、来ないね。」 「寝坊とかじゃない?」 すると琴音は 「私、桜...
(「山の中で女子高生2人の危機」の続き) ・・・ 舞歌は心細く感じながらもゆっくりと山の中を降りていった。 舞歌はどこまで進んでも同じような景色を歩いていた。 「もしかして遭難?」 男から逃げた舞歌だったが、今度は別の不安に襲われた。 死にものぐるいで山を降りる舞歌。 山をさらに進んだところで...
(「広いホールで少女のピアノ生演奏」の続き) ・・ 桜子は演奏会のホールの時計を見ながら、博正が来るのを見守っていた。 古川も桜子の様子に緊張感が高まる。 列車の出発まであと1時間。 ・・ 博正はずぶ濡れのまま荒い息で自転車を押していた。 そして1時間を切った。 あたりは真っ暗で、雨が容赦なく...
(「扉越しに助けを求める少女」の続き) 山道を走るワンボックスカー。 運転席に座る男は、慣れた手つきで車を飛ばしていた。 (舞歌!舞歌!!) 桜子は心配そうに、同じく後部座席に座らされている舞歌を見ていた。 桜子は倉庫の中のまま後ろ手首や胸の周りを縛られ猿轡をされていた。 舞歌も手を後ろで縛ら...
(「桜子からデートの誘い」の続き) ・・ 土曜日が来た。 その日、桜子は朝食をすませると2階の自室で慣れないメイクを始めた。 桜子は男の子と初めてのデートのため、どのようにすればよいかかなり迷った。 一通りメイクが終わると、最近買ったお気に入りのワンピースを着て、髪をセットした。 腰あたりまで...
(「私、そんなにいい人かな?知らないだけだと思うよ。」の続き) ・・ 次の日、桜子が登校すると 「桜子ぉ!おはよ!」 何やら嬉しそうな女子2人が桜子に声をかける。 1人は1年のとき同じクラスだった藍華で、もう1人も桜子と面識がある莉乃だった。 「おはよう!どうしたの?」 「桜子にも是非聞いてほ...
桜子は娘の莉音を抱いて、しばらく吹奏楽の演奏を眺めていた。 ・・・ 桜子は静岡市内の高校を卒業後に東京の大学に進学した。 桜子は大学で音楽や演劇などの舞台芸術を学び、東京でも多くの舞台で演奏して活躍していた。 将来音楽に関わる職を目指していた桜子だったが、その中でも次世代の子供達に音楽の素晴ら...
仲良しの女子高生4人組。 琴音、陽菜、舞歌及び桜子の4人はいつも一緒の仲良しグループだった。 ・・・ 3月3日の午後。 「わぁー、すごい!」 「綺麗な雛人形だね!」 桜子の家で畳の部屋に座布団を敷きひな祭りを楽しむ4人。 桜子の家の雛人形は3段飾りで、男雛、女雛のほか、2段目に三人官女、一番下...
(「どうやって声かけようかな。」の続き) ・・ その日、吹奏楽部の練習で。 桜子は同じフルートの未華子とともにパート練習していたが、パート練習が終わって全体で集まる前のちょっとした時間、桜子は未華子が博正と同じ1組であることを思い出し、 「ねぇ、未華子。1組の細野くんってどんな感じ?」 「細野...
(「女子高生の長い夏物語」の続き) 数日後・・ 「ウソ!93点??」 「やったじゃん!桜子!!」 桜子の化学のテストは93点であった。 平均点は58点だから、簡単に取れる点数ではない。 休み時間に 「桜子ぉ!どうやったら93点なんて取れるの?」 舞歌が聞くと桜子は 「知らないよぉ!だって前日...
(「夜の暗い校舎を行く2人」の続き) ・・・ 薄暗い廊下をしばらく歩いて2人は音楽室に着いた。 桜子が持っていた鍵で音楽室の扉を開けた。桜子が探していたフルートの楽譜はグランドピアノの近くの机の上にあった。 「あった!よかったぁ。」 博正は音楽室の楽器や肖像画が並ぶ部屋の様子を見ながら、 「へ...
前回、古川という不思議な編入生と出会った桜子と博正だが。 (前回は「編入生の少年」へ) ・・・ 次の日、桜子が登校すると6組の教室がざわついていた。 6組の教室を覗くと、6組の男子が 「事故で救急車で運ばれた」 「あれは事故じゃない。殺人未遂だ!」 のような話をしていた。 そのときなぜか古川と...
桜子をはじめ琴音、陽菜、舞歌の4人はいつも一緒の仲良しグループだった。 4人はいつも一緒、卒業までつらいことや悲しいことも乗り越えてきた4人だった。 そんな4人グループができたのは、高校2年生のはじめ。 桜子が博正と出会う前、まだ彼氏がいない頃だった。 桜子(さくらこ)は、吹奏楽部の次期部長...
(「桜子の悪夢。真っ赤な空の夕日の小高い丘と謎の人物」の続き) ・・ 夕日の小高い丘の上で謎の痛みに襲われ倒れている桜子。 目の前にいる謎の人物に 「お前のその体の痛みは何か分かるか?」 そう言われた直後、桜子は体の痛みとは別の悪夢が蘇っていた。 ・・・ ほんの数日前の放課後。 夕日の差し込む...
静岡市の中心部、若者をはじめ沢山の人が集う賑やかな場所。 街の中心部にある商業施設のビルが立ち並ぶ中に山倉楽器店がある。 ビルの2階と3階の広いフロアを持つ楽器店で、幅広い楽器や楽譜、音楽の専門書などを取り扱っていた。 ・・・ 楽器店のビルの駐輪場に高校生の男女が自転車を停めて2人はビルの前で...
(「歌唱があまりにもうますぎる!」の続き) ・・ デートの帰り道、新静岡BTでバスから降りて、桜子が電車に乗る新静岡駅の前でそろそろお開きかなと桜子が後ろを向いたとき。 博正は立ち止まり、桜子に声をかけた。 「・・山倉さん。」 「どうしたの。細野くん?」 桜子は緊張している様子の博正を不思議そ...