
(「どうやって声かけようかな。」の続き)
・・
その日、吹奏楽部の練習で。
桜子は同じフルートの未華子とともにパート練習していたが、パート練習が終わって全体で集まる前のちょっとした時間、桜子は未華子が博正と同じ1組であることを思い出し、
「ねぇ、未華子。1組の細野くんってどんな感じ?」
「細野くん?あぁ、何か変わった子だね。男子同士で訳の分からないことで騒いでるし、昼休みによく分からない漫画を読んでいることもあるんだよ。」
「そうなの?」
「悪い子じゃなさそうなんだけどね。でも何でそんなこと聞くの?」
「なんか論表の授業で一緒だから。」
「そう?ってか、まさか桜子ぉ?」
未華子はからかいながら桜子を見ると、桜子はいつになく真剣な顔をしていた。
未華子も一瞬静まり、
「桜子。分かるよ!桜子がそういう顔するときって・・。ごめんね。」
「いいの。大丈夫だよ。」
未華子は、桜子の気持ちに色んな意味で驚きだった。
・・
その後。
桜子は吹奏楽部の練習が終わり帰ろうとしていると廊下で琴音と会い、
「あ、桜子。今終わったんだね。私も。」
「うん、そうなんだ。」
「どうしたの?桜子?」
「ううん、別に・・」
琴音は、桜子がここのところ元気がないことが心配になっていた。
・・
その次の日に琴音が早く登校すると、教室に陽菜と舞歌がいた。
琴音は少し気まずそうにしながらも
「おはよう。」
と挨拶すると、陽菜と舞歌も挨拶を返した。
そして2人は顔を見合わせたあと、琴音に近づき
「ところで琴音。ここのところ、桜子の様子が変じゃなかった?」
「え?何かあったの?」
「私も分からないけど・・」
舞歌も
「何か桜子が悩んでいるみたいなんだよね。」
「やっぱり?」
「それでさ・・」
後日談:
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