
(「噂話」の続き)
・・・
ある日の夜、桜子は舞歌に電話をかけた。
陽菜や琴音ですら桜子によそよそしくなっていた。
桜子にとって舞歌は新しいクラスで一番はじめに友達になった相手であり、厳しいことは言うが理不尽なことは決して言わない。
本音を話すことができて、グループの関係を修復できる可能性がある相手は舞歌しかいなかったのだ。
「舞歌?ねえ、お願い!話だけでも聞いて・・」
「・・分かった、いいよ。」
舞歌を始めとして、琴音や陽菜など何人かに電話をかけたが、大半は居留守かすぐに切られるかだった。
ラインも既読・未読問わずスルーばかりで、桜子は藁にもすがる思いだった。
「舞歌、どうして、私こんなことに・・」
桜子は悲痛な声で言った。
舞歌は「あのね。言ってもいいのかな?桜子のこと。みんながどう思っているかも含めて。」
「話して。」
「桜子って、みんなから距離を置かれてるの。」
「それは分かるけど、なんで?」
「本当に身に覚えがない?こんなことになってもシラを切るのは違うと思うし、逆に自覚してないならそれもそれで問題だよ?」
「どういうことなの?」
舞歌は「それなら言うね!細野と二股して古川と付き合うし、私たちも騙して利用しようとしてたでしょう?」
「え?何言ってるの?」
「古川とか6組の子から聞いた。古川を嫌っている振りをしながら、実は陰で古川と手を組んで、いろいろな子を騙そうとしたってね。しかも私たち3人の悪口を陰で相当言ってるそうじゃない!」
「舞歌、一体何を言ってるの?」
「桜子って出会ったときからそうだった。都合悪いときはすぐに言い訳したり、誤魔化したり。桜子が古川含めていろいろな子に流した私の悪口、私のことどう思ってたのかはっきり分かったよ!桜子と同じクラスだった琴音のことも「琴音は友達いないから仲良くしてあげてる」とか言ってたのを聞いてショック受けてたよ・・」
「舞歌、なんで古川のいうことなんて信じるの?」
「古川だけじゃなくて他の子も言ってたよ!桜子って悪口ばかり言ってるって。」
桜子が陰で誰かのうわさ話や悪口を言っていたのはあながち嘘ではなかった。
だが、大部分の女子が普通にやっているようなことだった。
全ては古川が来てから、おかしくなり始めたのだった。
古川がいろんな子たちと繋がりがあって、あることないこと吹き込んでいるに違いない。
「だから、それは・・」
と言っている途中で桜子は気づいてしまった。
もう誰に何を言っても無駄なんだ・・。
桜子は
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