
(「真相究明と追跡」の続き)
翌朝・・
薄明るい体育倉庫の中で目を覚ます桜子。
はだけた制服に、彼女をきつく縛りあげるロープ。
マットの上で、桜子は2日間ほぼ縛られたままうつろな目をしていた。
そして桜子を眺める古川。
「起きましたか。僕はそろそろ出ていきますので。トイレには行けるようにしておいてあげますね。」
桜子は用便ができるように足は自由にされ、後ろ手と胸の周りを縛っている縄は別の長いロープで奥の柱につながれ、半径約3mしか動けず、便器には行けるが入り口には届かないようにされていた。
そしてどこかに行く古川。
古川が出ていってから桜子は少し様子をうかがったあと立ち上がった。
裸足で床の上に立ち、体をきつく縛っているロープは解けそうにないがそれでも必死だった。
桜子は必死に体を前に伸ばすが、手首から伸びたロープで繋がれて、入り口に届きそうもない。
どんなに強く引いたり、ロープをほどこうと力を入れても同じだった。
そしてしばらくもがいたあと、桜子は崩れるようにその場に座り込み、横になった。
桜子は暑さと疲れから急な眠気に襲われ、そのまま気を失うように眠った。
・・・
どれくらい時間が経っただろうか。
体育倉庫の中で眠っていた桜子はドアの音に目を覚ました。
桜子は床の上で手を後ろに縛られて、口に猿轡をされて倒れていた。
「もしもーし!誰かいませんか。」
「誰かいたら返事して!」
桜子は口を塞がれながらもありったけの呻き声を出した。
「んー!んー!」
すると
「何も聞こえないよ?」
「やっぱりか・・」
桜子は繋がれたロープを引っ張りながら、声のするドアに近づいた。
聞き覚えのある声、それは、博正と舞歌の声だった。
「んー、(助けて!!)」
桜子はさらに叫ぶと
「何か声が聞こえたぞ?」
「え?」
(助かった!!)
そして猿轡をなんとか取ろうとした。
「桜子、そこにいるの?」
それは紛れもなく舞歌の声だった。
「んーんー」
すると
「やっぱり誰かいる。呻き声みたいなのが」
そして博正の声も
「桜子なのか?」
桜子は猿轡を必死に剥がそうと口元を動かした。
汗が染み込んだこともあって桜子は口の猿轡が外れ首元に落ちた。
そして桜子は
「博正!舞歌!そこにいるんでしょ?」
と叫んだ。
するとドアの向こうから
「桜子!!やっぱり桜子だ!」
桜子は
「お願い!助けて!縛られてて動けないの。」
舞歌と博正はそれを聞いてひどい仕打ちを受けている桜子の状況を確信した。
後日談:
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