
(「本性を表しはじめた編入生」の続き)
その日の夕方、部活が終わった桜子は、いつものように音楽室で自主練習をしたあと一人で昇降口に向かった。
すると、昇降口の前で古川が待っていたかのように立っていた。
「古川!」
「桜子さん、お待ちしていましたよ。」
「何?」
「桜子さん、陰で悪口を言うのは良くないですね!友達を失いますよ。」
「え?いつ聞いてたの?」
桜子は驚きながら
「いつも一緒の3人の友達や、細野博正くんっていう仲良い男子とそのような話をしていませんでしたか?」
「知らないよ!てか、話してたら何なの?大体あんたが・・」
「僕がどうしたというのですか?」
「あんたがストーカーみたいなことするからでしょ?」
すると古川は
「ストーカーかどうかなんてあなたの見方ですよね。僕はそんなつもりありませんし。」
桜子は激昂し
「ふざけないで!私のテストの点数を知ってたり、盗み聞きをしたり、さらにこんなふうに待ち伏せしたり、ストーカーじゃなくて何なの!?」
桜子の剣幕の前に一瞬黙る古川だったが
「桜子さん、あなたは美しい!怒った顔も迫力があって綺麗だ。僕は、あなたみたいな綺麗で力強い女性を求めていたんですよ。」
桜子は冷たく
「それって告白のつもり?」
古川は「そうとも言いますね!」
桜子は「古川なんて絶対無理だから!!二度と私の前に現れないで!!」
古川はそれでも
「桜子さん、それはあなたに細野くんがいるからですか?」
桜子は「何でそんなこと?どっちにしろ、古川と付き合うとかないから!」
古川は「そうですか・・悪くない話だと思ってたんですがね。」
そして、去っていく古川。
・・・
それから数日後、桜子が登校すると、陽菜たち3人が
「ねぇ、桜子。古川くんと付き合いはじめたって本当なの?」
「え、そんなことないよ!!何で??」
「だって、6組の子たちの間で噂になってるよ・・」
「え?どうして・・」
桜子は急いで6組教室に行くと、
「あ、桜子だ!」
「あの子?古川くんの彼女って・・」
古川はわざとらしく桜子をチラチラと見る。
桜子は、1年のときの同じクラスの希美を呼び出した。
「希美、6組で私のこと噂になってるの、どうして?」
「なんか、女子の何人かが桜子と古川くんがデートしてるの見たっていうの。古川くんも、桜子と付き合ってるのを認めてるし。だから私、てっきり本当のことだと。」
「古川とデートなんてする訳ない!一体どうして??「分からないけど、嘘の噂を古川くんが広めてるのかも。」
後日談:
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