
(「私、そんなにいい人かな?知らないだけだと思うよ。」の続き)
・・
次の日、桜子が登校すると
「桜子ぉ!おはよ!」
何やら嬉しそうな女子2人が桜子に声をかける。
1人は1年のとき同じクラスだった藍華で、もう1人も桜子と面識がある莉乃だった。
「おはよう!どうしたの?」
「桜子にも是非聞いてほしい話があって・・」
「何?」
藍華は満面の笑みで
「昨日、前言ってた同じクラスの田原くんにデートに誘われたの!」
「そうなの!やったじゃん。」
「それでさ・・」
桜子は藍華たちと話しそのあとは自分の教室に向かったが、歩きながら
(そうか、デートか!私も誘ってみようかな。でもどうやって?)
桜子はそのあともずっと考えていた。
・・
昼休み。
桜子は博正のいる1組教室を覗いてみた。
すると、博正は男子何人かと弁当を食べながら話していた。
桜子は中をチラチラと覗きながら、
(どうやって声かけようかな。デートに誘ったら大騒ぎになったりして・・。)
そう思っていると、
「山倉じゃん!」
男子の声が聞こえて振り返ると、そこには元同じクラスの横田がいた。
「横田!」
「山倉、久しぶりじゃん。1組に何か用?」
ううん、別に・・」
「まさか俺に会いに来た?」
「バカなこと言わないで!」
桜子がやや大きな声を出したせいか周りも気づき、博正も気づいたようだった。
すると、1組の派手系女子が気づき
「あ、桜子!」
「桜子じゃん。」
愛菜たち数人が来て、
「桜子。ウチらと軽音やらない?」
「私はちょっと・・」
愛菜たちは高いテンションで
「何で?桜子なら楽器何でもできるじゃん!」
「そうそう。ボーカルでもいいよ。桜子なら可愛いし歌うまいし・・」
「だからやらないって。」
「そうか。じゃあ、気が変わったらいつでも言ってね。」
桜子が愛菜たちと話博正は桜子のことが気になるのかときどきチラチラと見ていた。
学年の中でも桜子のことは割と広く知られていて、他のクラスの子たちにも声をかけられることが多い。
それ故に誰かをデートに誘うにしても、いつどのように声をかけるかは肝心だった。
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