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五月晴れの爽やかな気候とは裏腹に、あの学校の校舎の中は、常に薄暗い悪意に満ちていた。 最高学年になってしばらく経った、5月下旬の放課後のことだ。 部活の練習に向かうため、私は一人で生徒玄関(昇降口)を通りかかった。 何気なく壁に目をやると、そこには新学期からずっと貼られている、大きな「今月の行...
さっき、12月の「体育館の巨大サンタクロース」を書き込んだ、大学1年の俺だ。 あの学校の土地は、年が明けた冬休み中の1月になっても、さらに次元の違う絶望で俺たちをへし折りにきた。 12月の怪談のあと、冬休みに入って学校は完全に機能が停止していた。1月上旬のある日、俺たちあの8月の『カラダ探し』...
さっき、6月の「天井の落ちてこない水の顔」を書き込んだ大学1年の俺だ。 今回は、終業式を目前に控えて校内が夏休みの開放感に包まれていた、7月中旬の話をさせてほしい。 その日の夕方、陸上部の練習を終えた俺は、体育教師に頼まれて一人でプールサイドの片付けを手伝っていた。 夕日に赤く染まった無人のプ...
さっき、2月の「渡り廊下のもう一人の俺」を書き込んだ大学1年の俺だ。 これで高2の1年間もいよいよ最後の月になる。 修了式を終え、春休みの直前だった3月中旬の放課後の話をさせてほしい。 その日は新学期(高3)に向けた春休みの自主練の最終日で、俺は誰もいない極寒の陸上部室に一人で戻り、私物の整理...
7月の「陽炎の黒い走者」を書き込んだ、大学1年の俺だ。 あの学校の土地は、8月の下旬まで続く夏休み中も、俺を絶対に休ませてくれなかった。 7月の怪談を生き延びた直後、8月に入ってすぐ、俺はそれまでの怪談とは比較にならないほど規模がデカく、結果として高校3年間の夏すべてを縛り付けられることになる...
高1の春に旧館で目をつけられ、高2の夏に美術室で襲われ、なんとか生き延びて迎えた「高校3年生の1月後半」の話 大学入試もひと段落し、学校は家庭学習(自由登校)の期間。あとは2月の卒業式を待つだけだった俺が、荷物の整理のために、夕方一人で新校舎へ向かったところから始まる。 夕方16時半。冬の日は...
さっき、10月の「体育館の見えないダンスステップ」を書き込んだ大学1年の俺だ。 今回は、冬の冷たい風が校舎を吹き抜けていた、11月下旬の寂しい放課後の話をさせてほしい。 その日は部活の前に猛烈にお腹が空いて、購買部でパンでも買おうと、旧校舎の隅にある薄暗い購買部前へと向かった。 だが、すでに時...
さっき、1月の「冬休みのコックリさん」を書き込んだ、大学1年の俺だ。 1年が終わろうとする逃げ場のない2月になると、さらに狡猾な最悪の精神攻撃「怪談」が待っていた 1月の怪談のあと、硬貨を触るたびに指先が氷のように冷たくなる後遺症に怯えながらも、2月上旬を迎えた。 この時期になると、雪が降りそ...
太平洋高気圧に覆われ、連日のように真夏のような猛烈な暑さと痛いほどの晴天が続いていた、6月下旬の夕暮れ時のことだ。 部活の片付けを終えた私は、校舎内にこもった容赦ない熱気の中、すでに誰もいなくなった薄暗い旧校舎の階段の踊り場を、一人で下りていた。窓の外からは、夕方になっても一向に衰えない蝉時雨...
実体験で怖くないと思いますが、体験した私には恐ろしく、 未だに分からず気になる事なので、 書きます。 父方の祖父が亡くなり、葬式にワタワタと出かけた時のことです。 私は新卒で入社したばかりの6月でした。 祖父は病のせいで、先が長くないと言われ、色々あり疎遠でしたので、初孫でした私は「私の顔...
さっき、2月の「窓ガラスの母親の影」を書き込んだ、大学1年の俺だ。 4月から始まったあの学校の土地との狂った戦いも、これでようやく最後の怪談になる。 2月のあの卑劣な精神攻撃を舌を噛み切る激痛で跳ね除け、俺はついに3月下旬の終業式当日を迎えた。 クラスの奴らが「1年間ありがとな!」「高2でも同...
先日、投稿した友人Kの体験談パート2です。 ぜひ「祖母の家で見た怪異」もご覧ください。 これは、私の友人であるKが体験した話です。 Kくんのおばあちゃんの家は大阪市内の淀川沿いにあるCという地域にあります。 淀川の下流ということもあってか、昔は船着き場に水死体が流れ着いたりすることもあり、水...
初めて投稿します。 私の友人、Kくんの話です。 私自身霊感ゼロの鈍感人間ですが、Kくんがしてくれた実体験がめちゃくちゃ怖かったので、お盆ということもあり書き込みます。 文才も何もないですが、お手柔らかにお願いします。 Kくんの祖父母宅は、大阪の淀川沿いにあるCという地域にありました。 昔...
夏休みのある日、顔見知りの店員と喋っていると男の子たちが駆け込んできた 小一時間前にコンビニに来て、近くの幽霊トンネルへの道を聞いて来た四人組の子たちだった でも、そのトンネルは改修されたばかりでピカピカだし、昔から怪異なんて聞いたこともなかった ましてや白昼に何か起こるわけもなく、お疲れさー...
友達から聞いた話です 友達はいつからか、誰かに肩を叩かれるようになったといいます。その誰か…というのは、いつも見えず、叩かれた瞬間、すぐに振り返るのですが、誰かわからない。 人通りの多いところや、夜の寂しい駅、昼夜問わず肩を叩かれるのです。それは、外出した時だけじゃなくなり、家でも肩を叩か...
皆さんはアスパラガスの苗を見たことがありますか?家には一株あるのですが、地面からヒョコっと伸びていく様子がかわいらしいのです。なんというか、チンアナゴみたいなんですよね。食べておいしいし、育てるのも楽なので家庭菜園にもおススメなのですが……。 ある年のことです。朝、地面からアスパラガスは頭を...
数年前に映画館で体験したお話です。 八月も半ばの暑い日のこと、友人と映画を見る約束をしていたので、地元の小さな映画館に来ていました。 私は映画の最中にトイレに行きたくなり、途中で抜けると展開が分からなくなってしまうというのが嫌な性分なので 「映画の前だしトイレ行ってくるね。」 と友人に...
とても暑い夏の定番と言えば怖い話。 高校三年生の夏休み、私は仲の良い友人数名と《百物語》をする事になった。 Goo◯le先生で検索すれば出て来るだろうが、 ざっくり説明すると100本の蝋燭を用意して夜中の12時辺りにやると言う物だ。 100本の蝋燭はお祖母ちゃんの家から拝借し、 足りない分は買...
自分が中学生の頃の話です。 今はもう無くなってしまいましたが、自分の住む地区の学校では、たしか小学校の4か5年生と中学校の一年生の時に、某古戦場跡地の近くにある青少年自然の家みたいな所で、二泊三日の研修がありました。 先輩から、あそこは廊下を歩く鎧武者が出るだの、○○の間(部屋の名前)には...