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弟のように大切に思っていた友人が、事故物件に住んでいると聞いて驚いた。彼は霊感を全く気にしない性格で、「安いから」と笑っていたが、私は違った。霊感が強い私は、事故物件の前に立つと頭がズキズキと痛むのだ。 ある冬の夜、彼から電話がかかってきた。「どうしても来てほしい」と彼の声は暗く、私は断るこ...
あるゲームソフトの話。 それは「漆黒の校舎と響く足音」(仮題)という、学校の怪談をテーマにしたサウンドノベルなんだが、ホラーマニアでも投げだすほど怖いと評判のゲームだ。 内容も、単純に怖いシーン、驚かせるシーン、いじめや虐待などの不条理な舞台背景、気持ち悪くなるシーン、残酷なシーン、登場人物が...
私の住む山奥には、小さな小屋がある。冬の夜、吹雪が吹き荒れる中、私はその小屋で食材を整理していると、突然、外から「キュルキュル ドーン」という音が響いた。やがて、雪に埋もれた車の姿が目に入った。 気になって外に出てみると、車の側から若い夫婦が降りてくるのが見えた。彼らは自分たちの車が事故を起...
俺は昔、猫を飼っていた。名前はルナ、黒い毛の美しいメス猫だった。ルナは少し気まぐれで、時には俺を無視することもあった。 その頃、俺は都会のマンションで働いていたため、帰宅が遅くなることが多かった。だが、ルナはいつも俺が帰るのを待っていて、扉の前で鳴いて迎えてくれた。俺はルナを撫でながら、毎晩...
俺の家ってさ、凄いボロだったんだよね だからやたらと修正跡が酷いんだよ だけど赤ん坊のころから住んでたから違和感ないし気にもせず過ごしてた そんな俺でも異常だなって思う場所があって。 じいちゃんの墓の近くにある蔵。 なんつーかさ、そこだけ次元?空間?が違うって感じ(笑) ばあちゃんにも絶対近...
ある日、寝る前に子どもが「ベッドの下に誰かいる」と言う。 安心させるため、私はベッドの下を覗いた。 そこには泣きながら震える子どもがいて、 「上にいるのは誰❔」と震えた声で囁いた。 ...
数年前、仕事のストレスに押しつぶされそうになっていた俺は、郊外の古道具屋を見つけた。外観は朽ち果てそうなほど古く、あまりにもひっそりとしていたが、不思議とその店に引き寄せられた。店内には、埃をかぶった古いオルゴールや、色あせたぬいぐるみ、昔の絵葉書が無造作に並べられていた。 その店の主人は...
冬の真夜中、私は古びた団地の一室で一人暮らしをしていた。外は静まり返り、周囲の住宅も眠りについている様子だった。私の住む部屋は2階に位置しており、ベランダはなく、窓の下はただの歩道。普段は人の声が聞こえることも多いが、深夜になるとその静けさが一層際立つ。 ある晩、夢の中で「もうすぐ来るから...
秋の夕暮れ、村の外れにある古びた祠を見つけた。普段は気にも留めない場所だが、何かに引き寄せられるように足を運んでしまった。 この村には、祠がいくつも点在している。どれも年季が入っていて、地元の人々にとっては身近な存在である。だが、時折、村外から訪れる者たちがこの祠に興味を抱き、無造作に手...
これは、私が体験した不気味な出来事です。 今でも夢だったのではないかと疑うほど、奇妙な思い出です。 ──私は、友人の二人と共に心霊スポットを巡っていました。ある冬の夜、古びた山中のトンネルに行くことにしたのです。噂によると、そこには不気味な白い服の女性が現れるとのこと。 到着すると、トン...
ある冬の夜、静まり返ったアパートの一室で、彼らは映画を楽しんでいた。 外は雪が降り積もり、窓の外では白い世界が広がっていた。突然、強い揺れが部屋を襲った。家具や装飾が次々と倒れ、二人は慌てて逃げようとしたが、妻が倒れたテーブルに足を取られ、彼女は床に倒れ込んだ。 「大丈夫か!?」 声を掛...
久しぶりに会う友人との呑みで盛り上がり、私は結構酔っていた。 日付けが変わる少し前に自宅に辿り着き、帰る道すがら我慢していた尿意からトイレに駆け込んだ。急いでいるのに便座が上がっていたので、危うく冷たい便器に尻を突っ込むところだった。 用を足し終え手を洗っている最中に、ふと気が付いた。 女の一...
最近、寝ている間に変なことが起こる。 ある日は、目覚めたら左手の爪がきれいに切れていた。 別の日には、寝る前に脱いだはずの靴下を履いていた。 起きたら、枕元に変な黒い写真が4枚置いてあることもあった。 寝ている間に、何が起きているのだろうか。私の記憶がなくなっているのだろうか。 私は寝付き...
これは俺が一人暮らしし始めた頃の話だ その頃は貧乏カネ無し、彼女いない歴年齢だった 親と喧嘩して上京してきたから頼れるやつもいない だから当時俺は激安アパートに住んでいた 所々ボロいけど風呂、トイレ別々でそこそこ広い 値段と部屋の価値が合わないタイプだった 確か2階の一番奥の部屋だった気...
ガッシャーン!! 大きな音とともに真ん中に大きな穴をあけたガラス戸と破片が飛び散ったガラス。 ・・・ 子供の頃の不思議な記憶。 俺の家族は祖父母と同居していて、一階は祖父母が使う和室になっていた。和室のすぐ外には中庭があった。 確か6才の誕生日の直前だったと思う。 祖父母の和室で4才の妹と追い...
私が大学に進学したばかりの冬、初めて一人暮らしを始めました。新しい生活に胸を弾ませながら、近くの高層ビルに住むことに決めました。 ある日、エレベーターの中で見知らぬ中年男性と鉢合わせました。彼は私に優しげな笑顔を向けてきて、すぐに挨拶を交わしました。「こんにちは、最近引っ越してきたの?」と。...
今から50年以上前、初老の俺がまだ子供だった頃。 テレビや自家用車などが 俺は山に囲まれた町に住んでいた。 俺の町から西の山に続く道には、林に囲まれた昼でも薄暗いカーブの坂道があった。 ここは急な坂の見通しの悪いところだから、前に車で轢かれた子供がいるとか、何者かに殺された遺体が見つかったとか...
最近、夢の中で誰かに追われている。 何が自分を追いかけているのか、いつもわからず、ただ恐怖だけが心に広がっていく。毎回捕まってしまい、無理やり倒される瞬間に目が覚めるのだ。 夢の中では、いつも渋滞する廃墟の遊園地にいる。かつては笑顔と歓声で溢れていた場所も、今では静寂と不気味さだけが支配し...
「偽名、これは生き延びるための手段だ。」 彼女は静かなトンネルの中で、手紙を手にしていた。そこには、かつての友人の名前が書かれていた。彼女はその名前を知っていた。逃亡中の彼が自らの身を守るために選んだ道だとは思えなかった。 「これが、彼が選んだ偽りの人生なのか。」 彼女は手紙を読み進める...
大学時代、友人たちと肝試しをすることになった。廃工場の中で一晩過ごすというのだ。友人の一人が、以前この場所で見つけた古びた日記を持参した。それは、過去にここで働いていた人のもので、奇妙な出来事が綴られていた。 「ここに住んでいた人が、夜になると姿を消した。」その一文が私たちを不安にさせたが、...