
新着 短編
一人暮らし
R.H 2日前
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最近、寝ている間に変なことが起こる。
ある日は、目覚めたら左手の爪がきれいに切れていた。
別の日には、寝る前に脱いだはずの靴下を履いていた。
起きたら、枕元に変な黒い写真が4枚置いてあることもあった。
寝ている間に、何が起きているのだろうか。私の記憶がなくなっているのだろうか。
私は寝付きが良い方だと思うが、寝ぼけて自分がなにかしているのだろうか。
私は怖くなった。この謎を解明するために、今日は寝ないことにした。
しばらくはベッドであぐらをかいて、スマホを見ていた。
どれくらい時間がたっただろうか。そろそろ眠たくなってきた。時計をみると、0時を回ったところだった。
急に、何かの気配を感じた。部屋の中に誰かがいる、とすぐにわかった。
カサ...という音が聞こえる。私は息を止めた。指がぶるぶる震えている。
...ベッドの下だ...! ベッドの下に何かいる。逃げなきゃ、と思っても足が動かなくてパニックになった。
数秒だったけれど、すごく長い時間に感じた。
そしてそいつは姿を表した。
汚らしい中年の男が、のそのそと出てくる。
そいつと私の目が合った。そいつは私を見ると、怯えたような目つきでこちらを凝視し、悲鳴をあげた。
私は声が出なかった。
そいつは部屋の外へ走っていった。ふらふらした足取りで、どすんどすんと逃げていった。
そいつは私のベッドの下の空間に住み着いていたストーカーだった(気持ち悪い!)。私が寝た頃になると出てきて、私にいろいろ仕掛けた。
黒い写真は、寝ている私の目をこじ開けて撮影された、瞳の写真だった。
よく考えたら、いくら寝ぼけていても自分で写真を撮って現像するなんてことはありえないだろう。
今も私は一人暮らしだが、ベッドは撤去して、敷布団で寝ている。
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