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(「夜の暗い校舎を行く2人」の続き) ・・・ 薄暗い廊下をしばらく歩いて2人は音楽室に着いた。 桜子が持っていた鍵で音楽室の扉を開けた。桜子が探していたフルートの楽譜はグランドピアノの近くの机の上にあった。 「あった!よかったぁ。」 博正は音楽室の楽器や肖像画が並ぶ部屋の様子を見ながら、 「へ...
(「私、そんなにいい人かな?知らないだけだと思うよ。」の続き) ・・ 次の日、桜子が登校すると 「桜子ぉ!おはよ!」 何やら嬉しそうな女子2人が桜子に声をかける。 1人は1年のとき同じクラスだった藍華で、もう1人も桜子と面識がある莉乃だった。 「おはよう!どうしたの?」 「桜子にも是非聞いてほ...
夕日が沈む駿河湾の砂浜で海を見つめるカップル。 「桜子。俺と結婚してくれないか。」 「勿論!私もそうしたいと思ってた!!」 桜子は満面の笑みで博正の手を握った。 中学校の音楽の教師である桜子は、高校生のときから博正とずっと付き合っていた。 その日は3月最後の日曜日で、もうすぐ新年度が始まり、6...
桜子は娘の莉音を抱いて、しばらく吹奏楽の演奏を眺めていた。 ・・・ 桜子は静岡市内の高校を卒業後に東京の大学に進学した。 桜子は大学で音楽や演劇などの舞台芸術を学び、東京でも多くの舞台で演奏して活躍していた。 将来音楽に関わる職を目指していた桜子だったが、その中でも次世代の子供達に音楽の素晴ら...
(「2人の出会いのきっかけは英語の授業だった。」の続き) ・・ そんなある日のこと。 桜子が吹奏楽部の練習も終わり自転車に乗って帰ろうとしていると、フルートの楽譜を音楽室に忘れてきたことに気づいた。フルートの練習を家でもしたいと思っていたため、辺りはすっかり暗くなっていたが、桜子は取りに行くこ...
(「映画館の中での高校生男女」の続き) ・・ 2人はショッピングセンターを歩いていた。 休日の昼間なのでカップルが多い。 桜子は可愛らしい服や長い黒髪の魅力的な女の子だ。 (やっぱり可愛いよなぁ。山倉さん。) それに対し博正はどこかあか抜けない男子で、 博正は桜子と一緒に歩いているのが申し訳...
(「寝台特急カウントダウンエクスプレス」の続き) ・・・ 列車は瀬戸大橋を通って四国に入った。 見慣れない景色や建物が並ぶ車窓にワクワクする2人。 そして列車は高松に到着した。 高松駅は頭端式の地上駅でどこか外国に来たような雰囲気がある。 列車の発車メロディに瀬戸の花嫁が使われていて、四国に来...
(「噂話」の続き) ・・・ ある日の夜、桜子は舞歌に電話をかけた。 陽菜や琴音ですら桜子によそよそしくなっていた。 桜子にとって舞歌は新しいクラスで一番はじめに友達になった相手であり、厳しいことは言うが理不尽なことは決して言わない。 本音を話すことができて、グループの関係を修復できる可能性があ...
(「もうひとつの悪夢」の続き) ・・・ 桜子は博正に別れ話を持ちかけ、博正もあっさり応じてしまい・・ 「どうして・・」 「やっぱり無理なんだよ。俺は君とはもうやっていけない。でも桜子は可愛いし、優しいところもあるし、すごく魅力ある女の子だなって思う。だから、俺よりも素敵な相手を見つけ...
(「山奥の廃校で、犯人の男たちと人質にされている少女」の続き/シリーズ完結編) ・・・ そのあとも、更に闘いをいどむ博正。 博正がどんなに匠の隙をつこうとも全て見破られていて、勝ち目は全くなかった。 そして、博正が諦めかけていたそのとき・・ 「待って!」 舞台裏から、桜子が飛び出してきた。 「...
(「真相究明と追跡」の続き) 翌朝・・ 薄明るい体育倉庫の中で目を覚ます桜子。 はだけた制服に、彼女をきつく縛りあげるロープ。 マットの上で、桜子は2日間ほぼ縛られたままうつろな目をしていた。 そして桜子を眺める古川。 「起きましたか。僕はそろそろ出ていきますので。トイレには行けるようにしてお...
(「夜道を自転車で帰る2人」の続き) ・・・ 博正は少しためらいながらも、 「山倉さんは彼氏いるの?」 と聞いた。 ちょうど赤信号の横断歩道の近くまで来ていたことも桜子は自転車を停めて博正の方を見た。 「実はね・・いないんだ。今まで付き合ったこともない。」 ホッとする博正だったが、 「・・でも...
(「海を眺める高校生カップル」の続き) ・・・ そこは静岡市の山に進んだところにあるにある割と有名な温泉地だった。 近くとは言え、自転車だと30分以上はかかるので2人は自転車を走らせて温泉地に向かった。 途中割と急な坂の続く山道を走ったり、道路を車が追い越していったりしていた。 「結構きついね...
(「四国に来た2人」の続き。完結編) ・・・ 楽しかった四国への旅行も終わり、瀬戸大橋を渡って東京方面へ向かうカウントダウンエクスプレス。 ツインの客室で夜を楽しむ高校生カップル。 博正と桜子の2人は列車に備え付けの浴衣姿になっていた。 「じゃ、はじめようか。」 「うん!」 桜子は嬉しそうに笑...
(「女子高生の長い夏物語」の続き) 数日後・・ 「ウソ!93点??」 「やったじゃん!桜子!!」 桜子の化学のテストは93点であった。 平均点は58点だから、簡単に取れる点数ではない。 休み時間に 「桜子ぉ!どうやったら93点なんて取れるの?」 舞歌が聞くと桜子は 「知らないよぉ!だって前日...
(「デートでスープパスタって食べにくいよねw」の続き) ・・ 食事のあと、テーブルで話す桜子と博正。 「このあと、どうするの?」 「ショッピングモール、回ってみない?」 博正が言うと桜子は、 「それもいいけど、カラオケ行かない?」 「カラオケ?俺、あまり上手くないよ?」 「大丈夫。カラオケは...
(「部活帰りにショッピングモールで1時間だけデート」の続き ・・・ 博正と付き合いはじめた桜子だが、関係をずっと維持できるかなどはじめのうちは不安なことだらけだった。夜、そんな考え事をしていてなかなか寝付けない桜子だったが、しばらくしたら眠りについた。 ・・・ 制服姿の桜子は真っ赤な空...
(「歌唱があまりにもうますぎる!」の続き) ・・ デートの帰り道、新静岡BTでバスから降りて、桜子が電車に乗る新静岡駅の前でそろそろお開きかなと桜子が後ろを向いたとき。 博正は立ち止まり、桜子に声をかけた。 「・・山倉さん。」 「どうしたの。細野くん?」 桜子は緊張している様子の博正を不思議そ...
(「桜子の悪夢。真っ赤な空の夕日の小高い丘と謎の人物」の続き) ・・ 夕日の小高い丘の上で謎の痛みに襲われ倒れている桜子。 目の前にいる謎の人物に 「お前のその体の痛みは何か分かるか?」 そう言われた直後、桜子は体の痛みとは別の悪夢が蘇っていた。 ・・・ ほんの数日前の放課後。 夕日の差し込む...
(「4人の絆」の続き) ・・ その日、英語の論理・表現IIの授業の前。 博正は教室に桜子を見つけると、少し緊張しながらも話しかけた。 「山倉さん。」 「細野くん?」 桜子も博正から急に話しかけられて戸惑っていた。 博正が黙ったままなので、桜子は適当に話題を考え 「そうそう、今日の小テストなんだ...