
(「少女は制服姿で縛られ動けず、ナイフを持った少年に」の続き)
・・
「細野くん、古川くんはどうしてる?」
「古川がマンションから出てくる様子がないんだ・・」
この日、博正、琴音、陽菜は私服だったが、舞歌は部活のある日だったために制服で来た。
もちろん、桜子を探すことが優先だが、陽菜は
「どこかに抜け道があるのかな?」
琴音は「でも、古川くんがずっと家にいたなら、桜子はずっと監禁されたままなのかも・・」
舞歌は、「一刻も早く、桜子をさがさないと。細野は少し休んでてもいいよ!あまり寝てないでしょ?」
博正は「いいのか?悪いな・・。何かあったら連絡くれ!」
「分かった。」
琴音、陽菜、舞歌はマンション正面をずっと監視した。
陽菜は「桜子、大丈夫かな?今頃・・」
琴音は「そう、心配しないで!古川くんが水とか食糧をたくさん買ってるのを見たって言ってたでしょ?監禁されてるとはいえ、そこまでひどい扱いじゃないのかも。」
陽菜と琴音の話を聞きながら舞歌は内心、この暑いなか女の子を監禁するのはどう考えても、生やさしいものではないと感じていた。
どこか、人目のつかないところで閉じ込められたり、縛られて動けないようにされているのかもしれない。
水や食事を与えられているとしてもそれは死なないようにされているだけだ。
助かるかどうかも分からない生き地獄に彼女は苦しんでいるのだと。
・・だが、桜子のことをとても心配する琴音や日菜にはなかなかいえなかった。
その頃、博正は自転車を家に走らせていると、偶然古川を見かけた。
「古川だ!」
博正は、自転車で移動する古川を尾行した。
道はマンションの方角なので、どこかから戻る途中であろう。
やがて古川はマンションからは少し離れた狭い路地のなかに自転車を止めた。
「おかしいな。こんなところに用事?まさか、桜子がいるところとか?」
博正も自転車を少し離れたところに停め、こっそりあとをつけて行った。
すると狭い路地から、排水溝のような狭い通路に入って行った。
古川が去ったあとで博正が確かめると、狭い通路の先には、鉄格子のかかった扉があり、そこは例のマンションだった。
「古川はここからか!!」
博正は、急いで舞歌にラインをした。
琴音と陽菜はさっきまでと同じように正面の門を監視させる。
これは古川が正面から出てきた場合に備えるためで、その場合は琴音と陽菜が尾行することになる。
「来た!古川が来たよ!」
舞歌が小声で言うと、博正は
「いいか、バレないように追いかけるぞ!」
後日談:
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