
(「もうひとつの悪夢」の続き)
・・・
桜子は博正に別れ話を持ちかけ、博正もあっさり応じてしまい・・
「どうして・・」
「やっぱり無理なんだよ。俺は君とはもうやっていけない。でも桜子は可愛いし、優しいところもあるし、すごく魅力ある女の子だなって思う。だから、俺よりも素敵な相手を見つけて欲しいんだ。」
「ねぇ、博正、ひとつだけ聞いていい?」
「何?」
「あさみ、あの子ともう付き合ってるの?」
博正は
「知ってたんだね。正式には付き合ってない。でも、あの子は僕を必要としている。」
「そうか・・・」
桜子は力が抜けたようにその場に座りこんだ。桜子の涙が床に水たまりをつくっていた。
博正はしばらくその場にいたが、そのうち何も言わず去っていった。
しばらくして、立ち上がった桜子は昇降口に行くと、さっき別れたばかりの博正とあさみが談笑するのを見てしまった。
「そうなのー?亅
あさみはニヤニヤして聞いていた。
「うん。僕も大変だったよ。亅
「あの桜子が、ボロボロ泣くなんてね〜。亅
博正はあさみと正式に付き合いはじめた。
・・・
翌日、2年5組の教室で・・
「ねぇ、桜子!」
教室で放心状態になって机に顔を伏せていた桜子が顔をあげると、そこには琴音、陽菜、舞歌の3人がいた。桜子は正気の抜けた顔で目は真っ赤だった。琴音は心配そうに
「桜子、大丈夫?亅
「大丈夫じゃない・・。亅
桜子は、博正との別れからかなり落胆した様子だった。
陽菜と舞歌も、
「細野くんのことは仕方ないよ。また違う相手を見つければいいじゃない。亅
「そうだよ。泣いてても何も変わらないよ。亅
だが桜子は
「もういいよ!どうでも。ほっといてよ!!亅
何を話しても桜子は上の空だった。
・・・
桜子は夕日の丘で、痛みにもがき苦しみながらそれらのことを思い出していた。
夕日と対照的に黒いシルエットの謎の人物は
「分かったか・・」
後日談:
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