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数ヶ月前、私は空港の待合室で不思議な光景を目にした。冬の寒さが漂う夜、搭乗を待つ人々の中で、ひときわ目を引く男性がいた。彼は白人で、整った顔立ちをしており、高級そうなコートを羽織っていた。周囲には数人の乗客がいたが、何故か彼だけが異様に目立っていた。 男性の足元に視線を移すと、白い糸が見えた...
今日は息子の9歳の誕生日。 北村は友人たちと共に山小屋に泊まり、誕生日を祝うためのケーキを持参した。 雪が降る中、家族と友人たちで盛り上がった後、いよいよケーキを食べる時間がやってきた。北村は冷凍庫からケーキを取り出し、テーブルに置いて箱を開ける。 その瞬間、息子の誕生日を祝うはず...
小学生のときの林間学校で。 現地で山登りがあって、割と高低差のある山を登ったり、川の中を歩いたりするイベントがあった。 そのなかで、山登りがどうしても苦手な子とか、体調が優れない子とか、女の子の悩みと重なる子は山登りを免除することができた。 俺は、免除したら宿舎でゆっくり昼寝でもできるかなとい...
4ヶ月前のこと。 私は都会の古びたアパートに引っ越してきた。 社会人になったばかりで、家賃が安い場所を探していて、ここにたどり着いたのだ。 住人はほとんどが高齢者で、廊下はいつも静まり返っている。 最初は少し不安に思ったが、生活には必要な場所だった。 しかし、居心地は良くなかった。 部屋は...
私が体験したことを語る前に、ある冬の夜の出来事を思い出してほしい。友人と一緒に、静まり返った公園を散歩していた時のことだ。空は暗く、冷たい風が私たちの頬を撫でていた。すると、ふと目の前に青い光を放つ人影が現れた。 その人影はゆらゆらと動き、まるでまばゆい光に包まれているかのようだった。しかし...
数ヶ月前、山奥の村に引っ越した。 新しい職場のための通勤路には、毎晩不気味な人形が立っていた。その人形は古びた木製で、目は釘で無造作に打たれていた。日中はただの置物に見えるが、夜になると村の街灯の明かりが当たり、まるで生きているかのように見えた。誰もその人形の由来を知らず、ただの村の奇妙な文...
それは私がまだ5、6歳の頃、古いアパートに住んでいた時の出来事です。 その晩、兄が「明日の授業で本が必要だ」と言い出しました。私はそれに付き合うことになり、兄に促されて部屋を出ました。アパートの廊下は薄暗く、冬の冷たい空気が漂っていて、夜の静けさが不気味でした。 兄は本を探しに、奥の部屋へ...
小学2年生で家族と出かけたときのこと。 テーマパークのような場所に行って午前から昼にかけては家族全員で参加するイベントがあった。 午後は迷路やパターゴルフなどいくつかのアトラクションのあるところに来た。 時間の都合上ひとつしか参加できず、俺は立体迷路にチャレンジした。 立体迷路をする他の客もい...
ある男性から聞いた話だ。 彼は日々の仕事に追われ、家庭を顧みる余裕すらなかった。休みの日も出張や接待に明け暮れ、会社の期待に応えてきた。努力の成果で、彼は部長の地位に上り詰めたのだが、それは彼の家族にとっては何の意味も持たなかった。妻とは距離ができ、息子とはほとんど会話がなかった。 彼は最...
帰宅時、外から見て2階の部屋の電気がついてるのに気づく。 (家には誰もいない、はず) 玄関に入る。 階段先の2階の部屋を見ると、確実についていたはずの電気がついていない。 が、TVがつけっぱなしのような明るさがある。 2階に上がる。 部屋を確認するとテレビが砂嵐の状態だった為、...
俺は26才、りのさ(仮名)という30才の女を俺の部屋に連れてきて飲んでいた。 りのさは俺より年上だが、入社時期はほぼ同じで役職の差はなくほぼ同期みたいな感じだった。 りのさは俺より4つも年上だが、仕事の習熟度や内容は俺の方が上だった。 そのため、りのさをやや舐めていたところもあった。 飲むにつ...
友人の家に行くことになった。 その家は築50年ほどの古い一軒家で、外から見てもどこか薄気味悪い雰囲気を漂わせていた。家の中に入ると、ほのかに湿気が感じられ、特にリビングには古い家具が並んでいた。友人の家族は、いつも温かく迎えてくれるが、今日は何かが違うように感じた。 友人は「みんなで集まる...
私の大学生活は、友人との出会いや別れに満ちていた。人との関係に対して素直であることを大切にしていた私は、好きな友人や嫌いな人々をはっきりと区別していた。 特に、私をいつも見下してくるB君が苦手だった。彼が消えればいいと何度も願った。そんな思いを抱いていた矢先、彼が突然大学を辞めると聞いた。 ...
私たちの住む高層マンションは、普段は静かで落ち着いている。だが、冬のある寒い夜、友人と一緒に映画を観終えた後、帰宅したときのことは忘れられない。時計は深夜1時を指していた。私は、帰宅後すぐに風呂に入るつもりで、急いで部屋を出た。 エレベーターから降り、長い廊下を進む途中、突然、背筋に寒気が走...
一緒に暮らしていた祖母が倒れ急遽入院する事になった。 幸いにも祖母は軽い打撲だけで数日検査のために入院するだけで済んだが、病室に見舞いに行った時、祖母から聞いた話である。 「おばあちゃんまだ体痛い?」 私がそう尋ねるとベッドの上で寝ていた祖母は、まるで目覚めたばかりの時のような、掠れてし...
(「運転する母のこわい話を助手席で聞く女子高生」の続き) ・・ その日1組教室での休み時間に博正が席についていると、田村や横田などのやんちゃ系男子が話しているのが聞こえた。 「5組の山倉って子知ってるだろ?」 田村が聞くと横田は 「勿論だよ。1年のとき同じクラスだったからさ。」 「あいつ、可愛...
友人と共に田舎の古い神社を訪れた夜、私は異様な香りに気づいた。それはお線香の香りとは違い、どこか不気味だった。友人はその香りに気づいていない様子だったが、私には何か不吉なものを感じさせた。 その神社は、かつて多くの人々が祈りを捧げた場所だという。霊的な存在が宿ると噂されており、私の母もそこで...
高校生のとき、両親や弟と一緒に久しぶりの家族旅行に出かけた。 そこは海や緑の山々、木々が綺麗で自然がいっぱいの場所だった。 海水浴はできるものの、人が一杯ということはなくのんびりと楽しむことができた。 ホテルは海の近くの高層ホテルで、6階建てであったが周りに大きな建物もないため目立っていた。 ...
大学生の私がアパートに戻るのは、いつも深夜1時を過ぎてからだった。バイトを終えて帰ると、疲れ切っているため、食べ物をつまみながらテレビを点けるのが日課だった。この日も同じようにソファにだらりと横になり、番組を見ていた。 その時、突然テレビが真っ暗になり、白黒の映像が映し出された。見知らぬ中年...
(「2人の真実」の続き) ・・・ 大村は高速を飛ばして、静岡に戻って行く。 途中、サービスエリアで休憩をした。 桜子がトイレから戻ってくると、匠が大村と何か話していてそのあと大村が携帯で電話をかけているのが見えた。 仕事の連絡かなとも思ったが、なぜか桜子から隠れて話しているようにも見えた。 桜...