
私が体験したことを語る前に、ある冬の夜の出来事を思い出してほしい。友人と一緒に、静まり返った公園を散歩していた時のことだ。空は暗く、冷たい風が私たちの頬を撫でていた。すると、ふと目の前に青い光を放つ人影が現れた。
その人影はゆらゆらと動き、まるでまばゆい光に包まれているかのようだった。しかし、まさかそんなものが現れるとは思ってもみなかった。友人にそのことを話そうとしたが、彼はその影を全く見えていない様子だった。
私は不安になり、何度も振り返ったが、その影はじっとこちらを見つめているように感じた。心臓が高鳴り、足がすくんで動けなくなってしまった。その瞬間、影が一瞬にして消えた。まるで、最初から存在しなかったかのように。
数週間後、友人と再びあの公園を訪れた。今度は昼間で、明るい日差しの中だった。しかし、あの青い光を見たことを思い出すたびに、背筋が寒くなった。友人は私に、その公園では過去に自殺があったと語っていた。私はその話を聞き、あの影が何か特別な存在だったのかもしれないと考え始めた。
その後、私はホラー映画を観ている時に、青い光に包まれた登場人物が近いうちに不幸に見舞われるという設定に気づいた。それを思い出した瞬間、あの影が私に何を伝えようとしていたのか、考えざるを得なかった。やはり、あの影も私に何かを告げたのだろうか。
私があの影を見たことを忘れかけていたのは、恐らくそれを思い出すのが怖かったからだろう。気づかないうちに、私はその影を見なくなっていたが、今考えればそれが良かったのかもしれないと思う。私たちは時として、見たくないものを見てしまう。しかし、それを忘れることができたなら、少しは安心できるのかもしれない。何も見えない夜が、時には一番安らぎを与えてくれるのだから。
そして今でも、夜の公園を訪れるたびに、あの青い光のことを思い出す。あれは何だったのだろうか。私は、もう二度と、そんな影と出会いたくない。
後日談:
後日談はまだありません。
この怖い話はどうでしたか?
chat_bubble コメント(0件)
コメントはまだありません。



