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2023年12月12日、冬の冷え込む深夜、ある女性運転手とその助手が山道を走っていた。助手は20代の新人で、彼女は30代のベテランドライバーだった。 「そういえば、夜の道には不気味なものが出ることがあるって知ってる?」と女性が言った。助手は、半信半疑な表情で返事をした。「そんなこと、あるんで...
名札を取り出したとき、何かが引っかかる感覚があった。 指先に触れたそれは、まるで冷たい金属のようで、心の奥に不安を抱かせた。名札には「高橋誠」と記されている。 当然のことだ。運転免許証にも、保険証にも、何もかもがそうなっている。 しかし、その名前が頭の中で繰り返されるたびに、胸に...
私はその日、スイーツのデリバリーをしているアルバイトで、ある郊外のアパートを訪れた。 「お待たせしました!」 出迎えたのは、笑顔を浮かべた年配の男性だった。彼は私からチョコレートケーキを受け取り、部屋の奥へ運んでいった。 帰り際、スマホを確認すると、また同じアパートへのデリバリーが入った...
ある晩、仕事の残業を終えた後、オフィスの古びた鏡の前で自分を見つめていた。私の名前は佐藤リナ、32歳の独身エンジニア。仕事は忙しいが、充実した日々を送っていた。 そんな時、同僚のケンから「今晩の飲み会、来てくれるよね?」というメッセージが届いた。私はその時、昨夜の飲み会の記憶が全くなかった。...
私が体験したことを語る前に、ある冬の夜の出来事を思い出してほしい。友人と一緒に、静まり返った公園を散歩していた時のことだ。空は暗く、冷たい風が私たちの頬を撫でていた。すると、ふと目の前に青い光を放つ人影が現れた。 その人影はゆらゆらと動き、まるでまばゆい光に包まれているかのようだった。しかし...
数ヶ月前、私は空港の待合室で不思議な光景を目にした。冬の寒さが漂う夜、搭乗を待つ人々の中で、ひときわ目を引く男性がいた。彼は白人で、整った顔立ちをしており、高級そうなコートを羽織っていた。周囲には数人の乗客がいたが、何故か彼だけが異様に目立っていた。 男性の足元に視線を移すと、白い糸が見えた...
高校生の頃、友人たちと肝試しをしようと決めたのは、今から約5年前のことだ。舞台は地元の廃工場。噂によれば、そこでは以前不幸な事故が起きたらしい。私たちは興味本位で、その場所に足を運ぶことにした。 寒い冬の夜、私たちは薄暗い工場に向かう道を進んでいた。道は人通りのない住宅街を抜け、古びた工場の...
今日は息子の9歳の誕生日。 北村は友人たちと共に山小屋に泊まり、誕生日を祝うためのケーキを持参した。 雪が降る中、家族と友人たちで盛り上がった後、いよいよケーキを食べる時間がやってきた。北村は冷凍庫からケーキを取り出し、テーブルに置いて箱を開ける。 その瞬間、息子の誕生日を祝うはず...
A、B、Dの三人は、卒業旅行のために小さな山小屋に滞在していた。夜も深くなり、彼らは焚き火の周りに集まりながら、過去の思い出を語り合っていた。 そんなとき、ふと古びたラジオが点灯し、ノイズの中から女性の声が流れ始めた。 『あなた…キュルキュルキュル…でしょ?』 Aは一瞬驚き、ラジオのスイ...
小学生のときの林間学校で。 現地で山登りがあって、割と高低差のある山を登ったり、川の中を歩いたりするイベントがあった。 そのなかで、山登りがどうしても苦手な子とか、体調が優れない子とか、女の子の悩みと重なる子は山登りを免除することができた。 俺は、免除したら宿舎でゆっくり昼寝でもできるかなとい...
小学2年生で家族と出かけたときのこと。 テーマパークのような場所に行って午前から昼にかけては家族全員で参加するイベントがあった。 午後は迷路やパターゴルフなどいくつかのアトラクションのあるところに来た。 時間の都合上ひとつしか参加できず、俺は立体迷路にチャレンジした。 立体迷路をする他の客もい...
2年前の冬、私は古い温泉宿でアルバイトを始めた。宿の外観は趣があり、客も多く訪れる繁盛した場所だったが、宿の内部には独特の雰囲気が漂っていた。特に、古い鏡がある部屋には誰も近寄ろうとしなかった。 ある晩、掃除をしているとき、鏡の前でふと足を止めた。鏡の中の自分の顔が、なんだかいつもと違うよう...
休日、俺は高層マンションの自宅でゴロゴロしていた。そんな時、インターホンが鳴った。カメラで確認すると、高校時代の友人、佐藤が立っていた。懐かしさに思わず玄関のドアを開ける。 「やあ、久しぶり!」 佐藤はにっこり笑って言った。どうしたのか尋ねると、「ちょっとこの辺に用事があって、会いたくなっ...
数ヶ月前、山奥の村に引っ越した。 新しい職場のための通勤路には、毎晩不気味な人形が立っていた。その人形は古びた木製で、目は釘で無造作に打たれていた。日中はただの置物に見えるが、夜になると村の街灯の明かりが当たり、まるで生きているかのように見えた。誰もその人形の由来を知らず、ただの村の奇妙な文...
冬の寒さが身に染みるある夜、母方の祖母が亡くなった。長い闘病生活を経ての別れで、家族はある程度覚悟をしていたが、やはりショックは大きい。 葬儀のため、老舗の旅館へ向かう道中、親族が集まり、通夜の準備が進められていた。僕は従兄弟の健太と一緒に受付を任されていたが、夜が更けるにつれ、弔問客が次...
これは、先日、知人から聞いた話だ。 その日、知人は気分転換に、少し遠くの街まで一人で出かけていた。 有名な神社や観光施設をいくつか巡り、人混みにもまれながら写真を撮ったり、おみくじを引いたりして、それなりに充実した時間を過ごしたという。 一通り見終わったころ、まだ帰りのバスまでは時間があっ...
これは、私たちが大学生の頃に体験した奇妙な出来事です。 その日は寒い冬の夜、私たちは家でのんびりしていると、友人から「今からキャンプ場に来ない?」と誘われました。 「またか…」と笑いながらも、準備をして23時頃に出発しました。友人のキャンプ場までは車で約30分の距離です。 私は助手席でシ...
私たちの住む高層マンションは、普段は静かで落ち着いている。だが、冬のある寒い夜、友人と一緒に映画を観終えた後、帰宅したときのことは忘れられない。時計は深夜1時を指していた。私は、帰宅後すぐに風呂に入るつもりで、急いで部屋を出た。 エレベーターから降り、長い廊下を進む途中、突然、背筋に寒気が走...
4ヶ月前のこと。 私は都会の古びたアパートに引っ越してきた。 社会人になったばかりで、家賃が安い場所を探していて、ここにたどり着いたのだ。 住人はほとんどが高齢者で、廊下はいつも静まり返っている。 最初は少し不安に思ったが、生活には必要な場所だった。 しかし、居心地は良くなかった。 部屋は...
(「2人の真実」の続き) ・・・ 大村は高速を飛ばして、静岡に戻って行く。 途中、サービスエリアで休憩をした。 桜子がトイレから戻ってくると、匠が大村と何か話していてそのあと大村が携帯で電話をかけているのが見えた。 仕事の連絡かなとも思ったが、なぜか桜子から隠れて話しているようにも見えた。 桜...