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「はぁ、またか。」 寒さが身にしみる冬の夜、父親の貴志は廃墟となったビルの一室で、娘の帰りを待っていた。薄暗い部屋には、かすかな風が吹き抜け、埃っぽい空気の中で不気味な静けさが漂っている。彼は何度も時計を確認し、背後に感じる冷たい視線を振り払うように振り返った。 一体、いつまでこの場所で待...
目を覚ますと、私は古ぼけた映画館の座席に座っていた。目の前には薄暗いスクリーンが映し出されているが、内容が全く思い出せない。手には古いフィルムの切れ端が握られており、指先には何か赤い液体が付着している。 「何が起こったの…?」頭が混乱して、どうしてここにいるのか全く思い出せない。私が何かした...
私たちの通っていた大学の近くには、誰も近づかない廃墟の病院がありました。そこには、失踪した患者の伝説があって、特にその中でも「佐藤美咲」という名前が語られていました。彼女は、入院中に謎の病気にかかり、ある日突然消えてしまったと言われています。その後、彼女の姿を見た者は、必ず不幸に見舞われるとい...
高校3年生の時に同級生Aと 後輩のb.c.dと廃墟に行こうと 盛り上がり有名な廃病院に行った。 地元から車で30分程度の 場所にあり行きやすかった。 昔沢山の人が亡くなったと噂の廃病院に行く事に心踊り後先考えずに 行った事を今でも後悔している。 ついた時には皆のテンションが 上がりはし...
深夜、どこもシャッターの閉まった街を走るタクシー。 運転手は黙々と運転していた。 その日は、夜遅くまで飲んでいて時間は深夜12時をまわっていた。 繁華街からタクシーに乗り、家路に向かっていた。 タクシーはあまり知らない道を走らせていた。 普段は電車通勤だし、自家用車を使うにしてもあまり通らない...
とある観光地での話。 ここは、昔は人口も多く観光地としても栄えていたが、時代の移り変わりにより今ではすっかり衰退してしまった。 そこには観光客誘致のために建てられた遊園地もあったが、都市の衰退や来場者減少によって閉園してしまった。 あるバスツアーで、ここの遊園地の近くにあるホテルで1泊すること...
俺が大学生のときの体験。 キャンプのレクリエーションの一環として肝試しをすることになった。 肝試しの企画のメンバー以外には抜き打ちの肝試しで夜9時に「花火をやるよ」と言ってみんなを古寺の前に呼んでから、肝試しの説明をするという流れだった。 肝試しは、オーナーが自●したという噂のある廃墟のレスト...
俺は今、廃墟のビルの前に立っている。友人と待ち合わせていたはずだが、誰も来ない。 "おい、待ってるぞ!"と声をかけても、返事はない。少し不安になり、周囲を見渡すと、薄暗いビルの中に何か動く影が見えた。興味本位で中に入ってみることにした。 ビルの中は静まり返っていて、冷たい空気が肌を刺す...
俺は廃墟マニア。 少し前に、丘の上にある廃墟のホテルに行ったときのこと。 時刻は昼の3時頃でホテルの中はわずかな光が入り、それほど暗くはない。地下室でも外光を入れる窓がところどころにあり、割と明るかった。 そんな地下室を進んでいたときのこと。 奥の小部屋に来たとき、何か人影があるとビクッとなり...
何年も前に引っ越してしまったのですが、当時私が住んでいた町には、人里離れた場所に廃墟の病院跡地がありました。 地元民ならみんなが知っている場所ですが、そこに行くのはよそからきた若者ばかりです。 何故なら地元民はそこが危険な場所だと知っているから近づかないのです。 幽霊ではありません。 ...
私は廃墟マニアで、全国数百か所の廃墟を巡ってきました。 心霊目的ではなくて、純粋に廃墟の持つ退廃美に惹かれていたので、怖いなんて感じたこと一度もないですし、夜中に現地入りして、暗い中一人で内部を視察してもへっちゃらでした。 ただ一度だけ不可解な経験をしたことがあります。 某所の古い醫院...
俺は田舎の山の中にある町で生まれ育った。 高校2年生の秋。 俺は彼女の胡春(こはる)と制服姿で自転車に乗り山道を走らせていた。 山は紅葉が色づき、地味な色合いだがカラフルな山々が並んでいた。 「胡春、あの山に登ってみようか。」 「うん、いいよ!」 胡春とともに山道を登っていく俺たち。 俺たちは...
大学生のときレンタルビデオ店でバイトしていた。 そのなかに、地味そうな内容だがレンタル回数の多いビデオがあった。 それは「日本の階段 階段の歴史と文化」という、「怪談」ではなく「階段」をテーマにしたビデオだった。 こんなビデオ誰得だよって思いながらも、みんなが借りるなら意外なオチがあるのかもっ...
初投稿です。 ちょうど3年前の話。 「やっぱ夏は肝試しだろ!?」 という私の思いつきで、友人のH、Mと事故で死人が出たばかりのトンネルへ遊びに行きました。 そこは車で15分くらいの地元でも有名な心霊スポットで、酒の入った私たちのテンションはMAXでした。 着いて真っ先に目に入ったのは、花と線...
某県八○田山系の裾野に杉沢村という小さな村があった。 ところがある日、この村に住む一人の男が突然発狂して住民全員を手斧で殺害、犯行後男もまた自らの命を絶ってしまったため村には人が一人もいなくなってしまったのだ。 この事件により村として成立しなくなった杉沢村は、事件を覆い隠そうとする自治体に...
俺が生まれた田舎の町には、廃墟になった分校の小学校があった。 昔、生徒数が多かった頃は俺たちの住む地区に住んでいる人は分校に通っていたが、子供の数が減ってくると分校は廃止され、みな本校の小学校に通うようになった。 コンクリートづくりの分校は廃墟のまま残されていて、明かりはなく窓ガラスも割れたの...
二人の少年が病院の廃墟を探検しに出かけた際におきた話である。 その病院は、繁華街から少し離れた場所にある。 特に何かが出たという話は今まで聞いたことはなかったが、好奇心と怖い物見たさから少年たちは廃墟へ向かった。 廃墟の中には多くの病室があった。 病室にはベッドがあり、まるで誰かがさっきまで...
これは私も訪れたことのある某精神病院跡で、私の廃墟探索仲間のH氏が体験した話です。 この精神病院は、院長が入院患者を虐待していたことが発覚し、閉鎖に追い込まれた病院でした。虐待による死者も出たために院長や関係者は実刑処分、新聞やニュースでも当時多く取り上げられました。 私やH氏がこの精神病...
現在大学4年生の僕は、0123の某引越センターで引越作業員のアルバイトをしている。ある日愛媛県四国中央市のある鉄筋コンクリートの家に引越現場で行くことになった。4人で行くことになり、自分ともう一人の派遣の人でダンボールを2階にある部屋にあげる作業をしていました。2階は、カーテンで閉ざされており...