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山奥のドライブイン廃墟で彼女の後ろに・・
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山奥のドライブイン廃墟で彼女の後ろに・・

10時間前
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俺は田舎の山の中にある町で生まれ育った。

高校2年生の秋。

俺は彼女の胡春(こはる)と制服姿で自転車に乗り山道を走らせていた。

山は紅葉が色づき、地味な色合いだがカラフルな山々が並んでいた。

「胡春、あの山に登ってみようか。」

「うん、いいよ!」

胡春とともに山道を登っていく俺たち。

俺たちはずっと山道を登ったり下ったりしていた。

しばらく進むと、休憩所のようなものが見えてきた。

潰れたドライブインみたいな感じで、フードコートだけは休憩所として残っている感じか。

ベンチとテーブルのあるフードコートのような場所とシャッターの閉まっている店が並び、開いている店は一つもなかった。

床には落ち葉が入ってきていたり、水たまりがあったりと、手入れや管理はあまりされていない感じだった。

俺と胡春はベンチで隣同士に座ると、しばらく雑談をしていた。

はじめはたわいもない話だった。

しばらく話しているうちに距離が近くなる俺たち。

気がついたら胡春が直ぐ隣にいた。

俺は、胡春と手を握りあっていた。

そんなときである。

胡春の背後の暗闇にコックコートのおじさんがいるのが見えた。

白髪で皺の入った60代くらいのおじさんだった。

俺は焦ったが、胡春がこわがると思い

「胡春、もう外に行こうか。」

胡春も

「うん・・」

と頷いた。

俺たちは黙ったまま潰れたドライブインを後にした。

しばらく経ってから胡春にさっきのことを伝えると、

「うん。気づいてた。私の後ろに誰かいるなって。」

俺たちがそのドライブインに近づくことは二度となかった。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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