
短編
潰れたバー
匿名 3時間前
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タクシーで帰った深夜のこと。
その日は、夜遅くまで飲んでいて時間は深夜12時をまわっていた。
繁華街からタクシーに乗り、家路に向かっていた。
タクシーはあまり知らない道を走らせていた。
普段は電車通勤だし、自家用車を使うにしてもあまり通らない道だった。
そんななか、タクシーが信号待ちのため交差点の前で止まった。信号が変わるまでで意外と長かったので、あたりを見渡すと、目の前には潰れたバーみたいな店があった。看板などが壊れて放置されているので営業している店には見えない。外の街灯に照らされて中の様子が見える。中にはカウンターのようなものがあった。
その直後、店のバーに白い服を着た髪の長い女が座っているのを見た。女は明かりのついてない潰れたバーのカウンターで座っていた。俺がそれに気づくと、女は俺の方を向いた。その顔は正気のない白い顔だった。
その直後、タクシーが動き出したのでそのあとはどうなったか分からない。
女が幽霊かどうかは分からないが、仮に生きてる女だとして、明かりもついてないバーの廃墟で一体何をしていたんだろうか?
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