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数ヶ月前、友人に誘われて、古びた図書館に足を運んだ時のことです。 友人はその図書館に隠された秘密があると興奮気味に話していました。 実際、図書館には古い本がたくさんあり、特にその中に不気味な噂のある一冊があるとのこと。 私はその話を半信半疑で聞いていましたが、好奇心に駆られて古本コーナーへ...
俺が彼女の異常に気づいたのは、沙月と付き合ってちょうど一ヶ月が経った冬の寒い夜だった。 その日は温泉宿に行く前に、近くのコンビニで軽い食事を取った後、沙月の運転する車に乗り込んでいた。彼女は普段は明るいんだけど、今日はどこか元気がないように見えた。聞けば、最近見た夢のことを気にしていると言う...
それは数年前の冬の深夜、私が新しい職場に転勤した直後の出来事です。私が配属されたのは、廃墟と化したビルでした。そのビルは、かつては先進的な工場として名を馳せていましたが、今では「死の工場」として恐れられ、誰も近寄らない場所となっていました。 同僚たちからは「夜遅くまで残業していると、あの工場...
それはまだ便利な文房具屋が少なかったころのこと。家の近くには古びた文房具店がありました。店の入口には木製の扉があって、開けると独特のインクの匂いが漂ってきました。狭い店内には埃が舞っていて、奥には薄暗い部屋があり、中には居住空間が隠れていました。 その店を営むのは、背中の曲がった中年の男性で...
これは、俺が中学生だった頃に体験した話だ。 誰にも打ち明けられず、ただ心の奥底でひたすらに忘れようとした忌まわしい記憶。だが、もうその蓋を開ける時が来たようだ。 それはまるで、箱の中から出てきた悪夢が、俺をずっと苦しめているようだった。俺はその声を無視してきたが、今はもう逃げられない。だか...
これは、私が小学5年生の冬休みに、山村の祖父の家へ遊びに行ったときの話です。祖父の家には特に冬になると毎年訪れていました。祖父はとても優しく、行くたびに「大きくなったね」と笑顔でお小遣いをくれたものです。 祖父の家は古びた一軒家で、1階には祖父の部屋、2階には祖母の部屋がありました。祖母は私...
冬の寒い夜、私の友人たちが山の中にある古びた神社に肝試しに行った。神社の名は「白羽神社」。彼らは、近くの温泉からの帰りに、ちょっとした冒険心から立ち寄ったのだ。周囲は真っ暗で、街灯もないため、ただ懐中電灯を頼りに階段を登っていった。 その神社は静まり返っており、神主のいない本殿がたたずんでい...
私は以前葬儀会社の事務員として働いていました。ただ、その会社は常に人手不足でしたので、しょっちゅう新人の私はよその部署の応援(お手伝い)に行かされました。 特に行かされたのが散骨をする部署でした。 散骨をする部署は散骨を希望するお客様と打ち合わせをして、海や山どちらで散骨をするのか決...
これは、私が小学生の時の話です。私は小学生の頃はすごくやんちゃでよくいたずらをして先生や親を困らせていました。小学生の頃よくやっていたいたずらは夜(夕方の6時頃)に学校に忍び込んで、校舎内をぶらぶらするというものでした。 その日も一旦家に帰りランドセルをおいてまた学校にきました。休み時間にあけ...
彼氏の部屋で制服姿で縛られている私だったが、彼氏の弟は私を見て 「お姉ちゃん、僕とも遊ぼうよ!」 「でも、もうすぐ○○(彼氏の名前)が!」 「帰って来ないよ?」 「え?」 「今日、○○(雑誌の名前)の発売日だもん。兄ちゃん、いつも本屋(少し遠い)で立ち読みしててなかなか帰って来ないんだもん。も...
僕には誰にも言えない秘密がひとつだけあります。 今回は、その話を書こうと思います 中学時代 漠然と意味もなく、毎日を過ごしていました 成績は中の下 運動はそれなり とりたてて自慢できることもない そんな僕に、夢中になれることができました。 中学に入って親からもらった自分の部屋 その壁...
友人からの連絡が来たのは、冬の寒い夜でした。彼女は最近、部屋に帰ると物が移動していることに気づき、何か悪いことが起きているのではと心配していました。 彼女の話によれば、何度も物がなくなったり、勝手に部屋の中が散らかされていたりするのです。私は彼女に「警察に相談してみた方がいい」とアドバイスし...
数ヶ月前、私は大学の友人たちとシェアハウスを借りることに決めました。あまり新しくはないが、広々としたリビングが気に入ったのです。住人は他に数人いましたが、特に私が気になったのは一人だけ。彼は静かで、いつも自室に閉じこもっているようでした。 引っ越し当初、私たちは楽しく過ごしていました。ある晩...
私が精神科病院で働き始めたのは、冬の寒い夜でした。新たな病棟に異動して間もない頃、患者たちの様子が気になっていました。この病院は、長期入院の患者が多く、時には入院期間が数年に及ぶことも珍しくありませんでした。しかし、私の担当する病棟は、何故か退院する患者がすぐに亡くなることが多い場所でした。地...
大学生の頃、友人と一緒に冬の夜に山奥の小集落にある廃屋に肝試しに出かけた。そこは、昔は賑わっていたが、今はほとんど人が住まなくなった地域で、すっかり寂れた雰囲気だった。 その廃屋は、古びた木造の一軒家で、外観はお世辞にも良好とは言えなかった。窓ガラスは割れ、周囲には枯れた木々が無造作に植わっ...
僕が小さい頃、近所に駄菓子屋があった。 店は50才くらいのおばさんが経営していて、ときどきおじさんもいる極普通の駄菓子屋だった。 お小遣いに制限がある小さい頃は、20円とか30円の安い菓子を買って友達と食べて喜んでいたという古き良き時代だった。 僕たちが行く駄菓子屋には、中学生くらいの子も店に...
私の家族は、私が幼い頃から絶え間ない争いが繰り広げられ、両親はそれぞれ不倫を重ねては酩酊し、家の中は常に不穏な空気に包まれていました。父が末期のがんで入院することになったのは、今から20年前。母は献身的に父の看護に務め、その姿は周囲から「理想の妻」と称賛されました。私たち兄妹も、そんな母を見て...
「南国の海岸のように波打つビーチの巨大な屋内プール」の続き ・・・ 次の日、3人はスーツに着替えて大村の車で出発する。 慌てたように出かけることに不思議に思う桜子は 「ねえ、どうしたの?」 「実は先ほど連絡が入って、急遽僕の会社に行かないといけなくなったんです。」 「何で?」 「僕の父がアメリ...
僕は某高層ビルの11階に住む若いサラリーマンだ。仕事での付き合いは多いが、プライベートでは特に親しい友人はなく、日々を淡々と過ごしていた。そんなある日、ビルのロビーで一人の女性と目が合った。彼女はいつもロビーで見かける人で、どこか影のある美しさがあった。毎朝、彼女は同じ時間に通勤のために出て行...
ある地域に大人気なラーメン屋があった。 店構えは小さいが、繁盛し開店前はよく行列が出来ていた。 店主は相当な頑固モンで職人気質、ついでに強面だ。 大人気のラーメン屋には安易に夢を追う者の応募が後を絶たず、色んな奴が入ってきた。 脱サラしたリーマン、プラプラしてたフリーター、訳有りの中年...