怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。
これは、私が小学5年生の冬休みに、山村の祖父の家へ遊びに行ったときの話です。祖父の家には特に冬になると毎年訪れていました。祖父はとても優しく、行くたびに「大きくなったね」と笑顔でお小遣いをくれたものです。 祖父の家は古びた一軒家で、1階には祖父の部屋、2階には祖母の部屋がありました。祖母は私...
ある冬の夕方、僕は10歳の息子と一緒に地下道を歩いていた。人混みを避けるため、選んだのは明かりが薄暗い地下道だ。息子は突然、僕に向かって言った。 「今から1分経ったら、お父さんは地下の秘密の場所にいるよ!」 その言葉に驚きつつも、息子の冗談だろうと思いながら笑った。彼は最近、冒険心が強くな...
かつての職場は、商業ビルの地下に位置する薄暗い倉庫でした。冬の夜、冷え込みが厳しい中、私はゴミの回収を任され、エレベーターで地下へと降りていました。エレベーターのドアが開くと、いつもと違う重苦しい空気が漂っていました。 周囲は薄暗く、蛍光灯が不気味に点滅しています。私は荷台に積んだゴミ袋を押...
これは、俺が中学生だった頃に体験した話だ。 誰にも打ち明けられず、ただ心の奥底でひたすらに忘れようとした忌まわしい記憶。だが、もうその蓋を開ける時が来たようだ。 それはまるで、箱の中から出てきた悪夢が、俺をずっと苦しめているようだった。俺はその声を無視してきたが、今はもう逃げられない。だか...
私たちは以前、名古屋の繁華街で普通の家族として暮らしていました。家族は、30代の夫婦と5歳の娘の三人です。田舎暮らしに憧れていた私たちは、ある冬の寒い夜、長野県の山間の村に移住することに決めました。 村の自治体が提供するリノベーションした空き家に、驚くほど安い家賃で住めることができ、子育てへ...
友人の話を聞いたのは、冬の寒い夜だった。彼女は、大学進学のために地元を離れていたが、久しぶりに帰省した際の不気味な体験を語り始めた。 彼女の故郷には、使われなくなった古い学校があった。その学校は、子供たちの遊び場として知られていたが、ある日、友人たちが遊んでいたとき、天井の梁に何かが書かれて...
月明かりに照らされた公園のベンチに、若いサラリーマンの拓也は座っていた。遅くまで仕事をして、ようやく終わったと思ったら、ふと目にしたのは小さな屋台だった。寒空の中、屋台の明かりが暖かく、誘われるように近づいていく。ここは、いつも通る道なのに、どうして今まで気が付かなかったのだろう。 その屋...
俺は失業し、生活に行き詰まっていた。老朽化した温泉宿に逃げ込んで、心の安息を求めていたが、今はただの逃避に過ぎなかった。宿の主は無口で、宿泊客はほとんどいなかったが、窓の外から時折聞こえる風の音が不気味さを増していた。 部屋には古びた湯呑みと、賞味期限が切れたビール、そして数錠の睡眠薬があっ...
冬の夜、友人の女性Bさんが突然、婚約者と結婚することになりました。Bさんは、彼に一目惚れしたらしく、その決断に友人たちは驚きました。 Bさんは、決して悪い人ではないのですが、どこか冷静で無関心な印象がありました。 以前、Bさんには交際相手がいたのですが、突然の仕事の成功に心を奪われ、あっさ...
私は以前葬儀会社の事務員として働いていました。ただ、その会社は常に人手不足でしたので、しょっちゅう新人の私はよその部署の応援(お手伝い)に行かされました。 特に行かされたのが散骨をする部署でした。 散骨をする部署は散骨を希望するお客様と打ち合わせをして、海や山どちらで散骨をするのか決...
それは数年前の冬の深夜、私が新しい職場に転勤した直後の出来事です。私が配属されたのは、廃墟と化したビルでした。そのビルは、かつては先進的な工場として名を馳せていましたが、今では「死の工場」として恐れられ、誰も近寄らない場所となっていました。 同僚たちからは「夜遅くまで残業していると、あの工場...
数ヶ月前、私は大学の友人たちとシェアハウスを借りることに決めました。あまり新しくはないが、広々としたリビングが気に入ったのです。住人は他に数人いましたが、特に私が気になったのは一人だけ。彼は静かで、いつも自室に閉じこもっているようでした。 引っ越し当初、私たちは楽しく過ごしていました。ある晩...
私の家族は、私が幼い頃から絶え間ない争いが繰り広げられ、両親はそれぞれ不倫を重ねては酩酊し、家の中は常に不穏な空気に包まれていました。父が末期のがんで入院することになったのは、今から20年前。母は献身的に父の看護に務め、その姿は周囲から「理想の妻」と称賛されました。私たち兄妹も、そんな母を見て...
冬の寒い夜、私の友人たちが山の中にある古びた神社に肝試しに行った。神社の名は「白羽神社」。彼らは、近くの温泉からの帰りに、ちょっとした冒険心から立ち寄ったのだ。周囲は真っ暗で、街灯もないため、ただ懐中電灯を頼りに階段を登っていった。 その神社は静まり返っており、神主のいない本殿がたたずんでい...
俺が彼女の異常に気づいたのは、沙月と付き合ってちょうど一ヶ月が経った冬の寒い夜だった。 その日は温泉宿に行く前に、近くのコンビニで軽い食事を取った後、沙月の運転する車に乗り込んでいた。彼女は普段は明るいんだけど、今日はどこか元気がないように見えた。聞けば、最近見た夢のことを気にしていると言う...
ある地域に大人気なラーメン屋があった。 店構えは小さいが、繁盛し開店前はよく行列が出来ていた。 店主は相当な頑固モンで職人気質、ついでに強面だ。 大人気のラーメン屋には安易に夢を追う者の応募が後を絶たず、色んな奴が入ってきた。 脱サラしたリーマン、プラプラしてたフリーター、訳有りの中年...
冬のある夜、都会の公園で数人の女子高生が集まっていた。彼女たちは、街で見かける「マスク美女」について話をしていた。ひとりの友人が言った。「ねえ、マスクを外したらどうなるんだろう?」その言葉に、他の友人たちは笑いながら「きっと可愛い子が多いよ!」と返す。 その時、突然その場に現れたのは、美しい...
これは私が大学の友人から聞いた実話だ。 その友人は、冬の寒い夜に、祖母から譲り受けた古い日記を読み始めた。日記には祖母の若い頃の出来事が綴られていて、彼女はその内容に没頭していた。すると、突然、部屋の中に不気味な音が響き渡った。 ガタガタと、まるで誰かが部屋のドアを叩いているような音だ。 ...
それは初春の薄曇りの午後、肌寒さが残る日だった。 その日は土曜日で、仕事を休んでいた俺は、古い本を捨てるために近所の書店に向かった。 国道を10分ほど走ると、左手に見覚えのある看板が現れた。 「あなたの街の古本屋『N』」 徐々にハンドルを切ると、広い駐車場の向こうに、薄暗い色合...
私が幼い頃の話です。 山の中にある祖父母の家は、周囲に雪に覆われた畑や森が広がっています。年に数回訪れるその村は、いつも静けさに包まれていて、特に冬の夜は幻想的な雰囲気が漂っていました。 その村では、クリスマスが近づくと村人たちが集まって雪だるまを飾る習慣があり、私にとっては特別な楽しみ...