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「この廃工場はどうしてこんなに安いんだ?」 友人の佐藤がそう言った。俺たちは、町外れの廃工場で働いている。安い賃金で、長時間の労働が続く毎日。噂では、工場は利益を上げるために人件費を大幅に削減しているらしい。 「何かがおかしいって噂、聞いたことあるか?」 俺が言うと、佐藤は笑った。「どうせ、...
先日、友人との集まりを楽しんだ帰りに体験した出来事です。 その夜、私は思いのほか遅くまで遊んでいて、終電を逃してしまいました。仕方なく、自宅までの長い道のりを一人で歩くことにしました。 田舎の小道は静まり返っていて、街灯の明かりが不気味に揺れています。さすがに誰も通らないこの道で、一人きり...
紀伊田辺の現場に一週間泊りで行ったとき、 仕事終わりに入った居酒屋のおっちゃんが、夏場だったせいか怖い話をいろいろと聞かせてくれた。 その中で特に印象深いこんな話があった。 「壊れた人形、てやつを知ってるか?」 他の話はいかにも怖がらそうと雰囲気を出して話してたのに、この話だけは妙に空気が違っ...
これは、先日、知人から聞いた話だ。 その日、知人は気分転換に、少し遠くの街まで一人で出かけていた。 有名な神社や観光施設をいくつか巡り、人混みにもまれながら写真を撮ったり、おみくじを引いたりして、それなりに充実した時間を過ごしたという。 一通り見終わったころ、まだ帰りのバスまでは時間があっ...
本当にあった不思議な体験です。ここに残します。 大学4年の頃の話。 その日は翌日に論文の提出を控え、友達2人と一緒に研究室で作業をしていた。 深夜1時をまわり終電もなくなった頃、窓の外を見ると雪がちらつきはじめている。 「明日、休校になって提出延期にならないかな」と冗談を話しているとき、 ...
これは私が子供の頃、姉から聞かせてもらったちょっと不気味な話です。姉は大学に通いながら、古い倉庫でアルバイトをしていました。倉庫は長年使われておらず、薄暗く、物が所狭しと置かれていました。 ある秋の夜、姉は倉庫内で一人、古いラジオを修理しようとしていました。外は静まり返り、時折風が窓を揺らす...
私にはずっと大切にしていたぬいぐるみがありました。ふわふわの毛並みを持つウサギで、名前は「ボンボン」と名付けていました。 妹が生まれるまでは、このぬいぐるみが私の唯一の友達でした。その後、妹と遊ぶ日々が増えるにつれ、ボンボンは押し入れの奥にしまわれていきました。 時は流れ、私は大学生になり...
大学生の頃、私は友人と一緒にこっくりさんをしようと約束していた。しかし、当日、友人が急用で来られなくなり、私は一人で挑戦することにした。公民館の一室、薄暗い光が漏れる中、私は不安を感じながらも、退屈な日常を変えたくて準備を始めた。 A4用紙にひらがなと鳥居の絵を描き、中央に10円玉を置いた。...
私には特別な霊感などないが、ホラーな話を読むのが好きで、ネットや書籍で数多くの怖い話を漁っている。最近では、心霊スポットを紹介する動画もよく視聴するが、そんな私の周囲には時折不可思議なことが起きることがある。これは、大学生活で私が体験した奇妙な出来事についての話だ。 ①大学時代の寮にて こ...
このお話しは、 私が小学4年生頃に 実際に体験した出来事です。 ある夜のことです。 私は、二階へ上がる、 真っ直ぐな階段を挟んだ、 真ん中の部屋にあたる 自分の部屋で寝ていました。 部屋の入り口は、引き戸でした。 階段側に頭を向けて、 シングルベッドを置いていました。 昔のベッドで、 頭...
実体験 黒い 直視しなかったのが幸いか 部屋は角部屋で寝床は角部屋の端っこ、 角になっている所に丁度頭が来る感じだった 中2の頃、ポータブルゲームにはまっていた、 夜中、部屋の電気もつけずに、当時流行りの モ◯ハン1st に夢中になっていた。砂竜討伐だった わけもわからずモンス...
禁足地に足を踏み入れてしまった若者の物語は、数日後に始まる。夜勤のシフトが終わり、彼は疲れた体を引きずりながら工場を後にした。外は冷たい冬の夜、工場の敷地を出ると、彼は車へと向かった。自宅までは車で30分、長い一日がやっと終わるところだ。 赤信号で停まった時、彼は車のライトを点けた。瞬間、目...
春の温かい日、姉は妹からの電話を受けた。 「姉ちゃん、さっき目の前をバイクが通り過ぎたよ。ナンバーが同じだった。」 信じられない。私のバイクは自宅にあるはずだ。 「そんなことあるわけないだろ、私のバイクはここにいるよ。」 しかし、妹は言った。「本当に同じナンバーだった。321だ...
ある春の夜、私は妹からの不安な電話を受け取った。彼女は東京の古いアパートで一人暮らしをしているが、最近元カレからのストーカー被害に悩まされているという。彼女の声は震えており、何かが彼女の行動を監視しているのではないかと疑っていた。 「お姉ちゃん、最近、私の部屋に変なものが届くの。白い封筒がポ...
大型書店に本を探しに行った時のことだ。 若い男性店員が古い書籍の整理をしていると、その真後ろに一人の女性が立っていた。 灰色のダウンジャケットを着た、ショートヘアの女性。 彼女はまるで店員の背中に張り付いているかのような距離感で、じっと見つめていた。 近くの棚から本を探している人がその...
昨夜の話です。 私は、何気無しにトイレに行きました。 うちのトイレには、トイレの中に洗面台があります。当然、鏡も。 私はいつもの様に、トイレから出る時に、 その洗面台で手を洗い、鏡を見ました。 いつもと同じです。 しかし、どう言う訳か、鏡に映っている自分の目から、目線が外せません。 どうにか横...
ああ、すみません。私、ちょっと風邪気味で……。うるさかったですか? それなら良かったですけど。 実は、ちょっと不思議な話があるんです。あ、長くなりますけど、聞いてもらえます? これ、私の親戚のDさんの話なんです。彼は本当に変わった人で、特に昆虫に興味があったわけではなかったんですけど...
俺は休みの間暇だったのでドライブのに行くことにした。 山や田舎の風景が好きなので、山間部へ行こうと、都会を走っていた。 すると、横のビルから黒い人影が落ちていくのを見た。 初めて人の死の瞬間を見たので、まともに車を走らすことができず、確認をしに行った。 しかし、人の死体なんて無く、野次...
ある秋の夜、僕は高層マンションの一室で一人、ぬいぐるみを並べている。お決まりのようにテレビをつけたまま、ふと窓の外に目をやると、何かが動いているのに気づいた。街灯の明かりを浴びたその影は、5歳くらいの女の子だった。 「こんな時間に、何してるんだ?」 不思議に思いながらも、時刻は深夜の11時...
美月が奈々と仲良くなったの、マジで一瞬だった。転校してきて二日目で、もう一緒にトイレ行ってる。昼休みも、私が「購買行こ」って言う前に、奈々が美月の腕引いて連れてく。 前まで、そういうの私だったのに。 「最近さ、奈々とばっかじゃん」って言ったら、美月は「え、普通に仲いいだけ」って笑った。笑っ...