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それから6年後。 俺は都立の高校に進学した。 同じ中学から進学する子も多かったが、1年生のクラスでは同じ中学の子がいなかった。 新しい環境で教室を見渡していると、少し離れた席の女の子と目が合った。 セミロングの一本結びにした髪の大人しそうな女の子だったが、割と可愛い子だった。 女の子はなぜか俺...
それから、2年後。 志望する大学の受付で、年配の男性事務員から願書を受け取る俺。 「はいよ。願書と大学案内ね。・・ところで、君は割と年いってるようだけど今年は大丈夫なのかい?」 「ええ・・・まぁ。」 確信のない返事をする俺。 26才になった俺は高校を卒業できたものの、大学は合格できず浪人生にな...
女子大生の生活も少し慣れてきたある日、俺はいつも通り大学から家に向かっていた。 都心の大きなターミナルの駅を歩いていたとき、見覚えのある男を見た。 その男は、なんと「俺」だった。 男だったときの自分自身。 俺は慌てて俺を追いかけた。 人混みの中で追いかけていくのは大変だったが、 「すみません!...
それから、わずか数か月後のこと。 俺の勤めている会社が、同業のより大きな企業に買収されることになった。 元の会社の社員は、採用面接を全員行い試用期間を経て新会社の正式採用となる。 基本的には余程の問題がない限り採用されるはずなので気楽に構えてよいはずだったのだが・・。 そして、面接の日が来た。...
喫茶店で話しかけてきた若い女性は 「やっぱり○○先生だ!私です。△△さおりです。Z小学校の。」 そこで気づいた。 さおり(仮名)は教育実習でのクラスの女の子だった。 確かショートカットの可愛らしい女の子だった。 実習中の授業で、よく手を挙げてくれた子だったかな。 俺は、そんなさおりのことが懐か...
大学生のとき、ふと教師になりたいと思い小学校に教育実習に行ったことがある。 大学は教育系ではなく、小学校教師の免許を取るには単位が足りないかも知れなかったけど教育実習だけは申し込むことができた。 教育実習では3年生のクラスに配属され、子どもたちからも好かれ、よく校庭でサッカーやフリスビーで遊ん...
横浜の港北に都会の中には珍しい情緒ある温泉地がある。 日帰りで楽しめる温泉には宴会場のようなものがあり、日曜日にはたくさんの中高年が集まって盛り上がっていた。 1990年頃の日曜日の午後、それはもう活気があって見事だった。 俺が39才のある日曜日。 俺には妻や子もいたが一人で温泉に来ていた。 ...
雪のピラミッドの上で見つめ合う俺と茉莉絵。 小学5年生の茉莉絵は俺より背が高く、体つきも大人に近付いていた。 外はかなり寒くなっていたが、俺たちはずっと暖かかった。 ・・・ ガタンゴトン・・ その日、俺は吹雪を行く電車に乗っていた。 まだ昼前だというのに外は薄暗い。 終着駅に近づくにつれて不安...
冬の寒い夜、俺の高校では新入生が転校してくるという噂で持ちきりだった。皆が興味津々で、特に女子が来るということに期待を寄せていた。俺も内心ではドキドキしていた。 転校生が紹介される日、教室に入ると、そこには少し陰のある雰囲気の女子が立っていた。彼女の名前は涼野舞。彼女は自己紹介を促されると、...
俺には、小学校から一緒の男友達がいた。 小学校から高校まで12年間同じ学校だった。 そんな友達には可愛い妹がいた。 妹は友達より2つ年下で、俺たちが小学3年生のときに入学してきた。 初めて見たとき「つぶらな瞳に長いポニーテール」の可愛い子だなぁって感じていた。 友達の家に遊びに行くと妹も家にい...
中3の受験生だったときのこと。 5月に最初の公立5教科の模試があり、会場に行くと同じ教室には知らない生徒ばかりだった。 席に着き試験が始まるまで緊張しながら待っていると、俺の隣には女の子が座った。 模試を受けに来たので俺と同い年の中3だろうが、長い一本結びの髪に細い体の可愛らしい女の子だった。...
秋の夕暮れ、廃業した病院の一室で、薄暗い照明の中、俺は横になっていた。 少し飲みすぎたせいか、夢の中で、かつての同僚の女性と再会していた。彼女とは何度か飲み会を重ねたが、特に親しいわけではなかった。しかし、夢の中では気持ちが高ぶり、肌を寄せ合っていた。 その時、彼女がいきなり俺の足を掴んだ...
冬の早朝、夜勤明けの私は、マンションのエレベーターを使って1階へ降りる途中、30代の女性と見知らぬ中年男性が一緒に乗り込んできた。彼は無表情で、いつも同じ時間に乗るのを見かけるようになった。彼の姿は、少しずつ私の心に不安を植え付けていった。 最初はただの偶然だと思っていたが、彼は毎朝、私が仕...
おじいさんは、漁師だった。 おばあさんと一緒に、仲良く暮らしていた。 そのおばあさんが、ある日急にいなくなった。 おじいさんが漁から帰ってきたら、家にいなかったのだ。 おじいさんは焦った。とりあえず警察に連絡した。 この家は海沿いの田舎だから、警察は何十分もかけてやって来た。 すごい形相で...