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再会①(教師を目指していたあの頃)

大学生のとき、ふと教師になりたいと思い小学校に教育実習に行ったことがある。
大学は教育系ではなく、小学校教師の免許を取るには単位が足りないかも知れなかったけど教育実習だけは申し込むことができた。
教育実習では3年生のクラスに配属され、子どもたちからも好かれ、よく校庭でサッカーやフリスビーで遊んでいた。
実習最終日にはお別れ会をしてくれてめちゃ泣いたのを覚えている。
だが、新卒での教員採用試験に不合格になり、その結局を受けて大学教職系の授業が投げやりになり教員免許すら取れないまま大学を卒業した。
そして教育とは全く関係のない一般企業に就職した。
数年後には職場で知り合った彼女と結婚し、仕事もようやく落ち着いてきたので、かつて教師を目指していたことなど忘れかけていた。
俺が30代前半のとき、仕事で本社での研修が終わり、少し疲れた俺は街の喫茶店でコーヒーを飲んでいた。
コーヒーを飲みながらスマホをいじっていると、向かいの席に座っていた若い女性が俺をチラチラと見てくる。
俺は、なんだ?どこかで会った人かな?とか思っていた。
そして女性は俺に近づき
「もしかして、先生?」
俺は先生と呼ばれるような職ではなくそうだったこともない、人違いでは言おうとすると・・
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