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異性の旅⑤(元の男の俺に出会った女の私)
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異性の旅⑤(元の男の俺に出会った女の私)

1日前
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女子大生の生活も少し慣れてきたある日、俺はいつも通り大学から家に向かっていた。

都心の大きなターミナルの駅を歩いていたとき、見覚えのある男を見た。

その男は、なんと「俺」だった。

男だったときの自分自身。

俺は慌てて俺を追いかけた。

人混みの中で追いかけていくのは大変だったが、

「すみません!」

「はい?」

振り向いた顔は少し驚いた感じの俺自身。

そしてその声は俺の声だった。

「○○正昭さんですよね?」

「そうですが?」

「俺・・私です。○○果帆です。」

元の俺は困惑したように俺を見て、今の俺はどう説明していいか混乱した。

それでも俺は

「あの、前から気になっていたんです。良かったらお茶でもしませんか?」

不思議そうな顔になる元の俺だが、若くて可愛い女が言うんだから悪い気はしない。

俺のことだから分かっていた。

(以下、今の俺を「俺」、元の俺を「正昭」と書く)

そして正昭と一緒に近くの喫茶店に入った。

世間話をして談笑する俺たち。

正昭も俺に興味を持っているようだった。

当たり前といえば当たり前だが。

そのあとは正昭と長い時間話し、次の日にまた会うすることにした。

・・

次の日、夕方頃に正昭と待ち合わせた。

正昭は会社員だが、仕事を早く切り上げて会いに来てくれた。

そして正昭と町を歩きながら、俺の方から手を繋いだり、体を寄せたりした。

正昭は嬉しそうだった。

元の俺なら、こんな可愛い女の子が積極的になることなんて一度もなかった。

そのあと、海の見える公園でベンチに座る俺たち。正昭は、

「どうして君は、僕に対してこんなに積極的なんだい?」

俺は答えるべきか迷ったが、本当のことを打ち明けることにした。

「実はね、あなたは元の私なの!」

俺が言うと、正昭はまたもや不思議そうに

「どういうこと?」

「私・・っていうか俺は元々「正昭」だったんだよ。仮想体験で女性の世界を体験してそれが今のこの俺の姿なんだ。だから、俺は君なんだよ!」

すると正昭は動揺を隠せないようだった。

目の前にいる今の俺が若い女だから尚更だ。

仮想体験での今の正昭が何者なのかは俺にもわからない。

過去の自分だとしたら今の俺と会っていることと矛盾する。

未来の自分だとしても、こんなことなんて現実にはないだろう。

だから、目の前にいる正昭は俺をモデルとした幻影か何かだと思っていた。

「本当なのか?」

「勿論!」

すると正昭は

「俺も仮想体験でこの世界に来たんだ。」

意外なことを言う正昭と驚く俺。

「え、そうなのか?」

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はじめまして、よろしくお願いします。

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