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私の兄は、深夜に帰宅をするので、よく締め出されていました。 そんな兄が家に入る方法は、ベランダをつたい私や次男の窓から侵入するというものでした。 2~3時、ほとんど毎日、ベランダを登り歩くギシギシという深夜には耳障りな嫌な音。コンコンと叩かれるガラス窓。 次男が文句を言いながら開ける音。...
12月29日午後10時30分、僕が乗った深夜の高速バスは、東京のバスターミナルを出発した。 学生の僕は、冬休みを利用して実家のある郡山に帰るために、この便を選んだ。到着は翌朝5時45分。約7時間の旅だ。 飛行機や新幹線よりも安価で、しかも多くの荷物を持って移動できるのが魅力だった。 ...
このお話は私の親友が呪い道を通って 2度と戻らなくなったと言うお話をします。私の街には誰もが目にしている 「呪い道」と言う不気味な道がありました 最初私がこの道を何年か前に知って 親友に「絶対あの道を通っちゃっ駄目よ」 と注意しました。何故かと言うと親友の家の近くに呪い道があったからです、もち...
この話は、私が小学生だった時の実話です。時代は70年代、私は山の小さな木造平屋の学校に通っておりました。 当時の、山の学校というのは全校生徒わずか10人ほどの小さな学校で周りは広い畑が広がり、また外から 訪ねてくるような人もなく、本当にのどかな学校でした。 ある年の夏休みに、私は学校に忘れ物...
私はある精神病院でカウンセラーとして働いている。家族と一緒に住んでいるが、日々の業務に追われて、最近はほとんど帰れず、まるで住み込みのようになっている。この病院は年中無休で稼働しており、私の勤務は朝から夕方までだが、外来者の急な相談に応じるため、自由に帰ることはできない。 それでも、私が必要...
私は山道を登るのが好きで、この日は静岡県の山を目指していました。\n\n空が薄暗くなる秋の夕暮れ時、周囲は静まり返り、何か不気味な気配を感じます。\nしかし、こうした場所では珍しい景色や生き物に出会えるチャンスがあるのです。\n気味が悪い感覚を無視して、私はさらに先へと進みました。\n\nする...
冬の深夜、帰宅のためにタクシーを捕まえた。乗り込むと、運転手は無言で、後部座席にはひとりの男が座っていた。男は、私の隣に座ると、何やらもじもじと動き出した。 彼の目は虚ろで、何かを訴えようとしているようだった。私は、彼が無口で話せないことを理解し、手振りで助けを求めているのだと解釈した。しか...
「この冬休みに古民家で合宿をするから、しばらくは家を空けるね」と言った私。友人たちとワクワクしながら準備を進めた。 「古民家?いいね、楽しそう!」友人の一人が言った。 「でも、あまり期待しない方がいいかも。古い家だし、何かありそうだよ」と、他の子が冗談めかして付け加えた。 その日の夕方、...
これは、 今年の冬、突如として意識を失い、 脳内で、未曾有の体験をした。 普通の人の話である。 いやぁ。 まさに死にかけた。 何が起こったのかも分からないまま、 私の意識は暗闇に沈んでいった。 その内容が恐ろしいことに、 私の脳裏には、ある言葉が残った。 「生き残る者の苦しみ」 ...
まぁー見てってね。 まぁーいつものように横断歩道を渡りよったんよ。 そしたらね、何思ったか分かんないんだけど後ろの方から…… 「白い所を踏むな」って聞こえたんよ。 まぁー俺はその通り白いところを踏まずに行ったんよ。 そしてね、最後に黒い所踏んだら終わりって時にね、もう...
私は深夜の食堂でバイトを始めた。正直、初めての場所で少し緊張していたが、仕事が見つかって嬉しかった。 営業が終わった後、料理長が作った賄いを食べるのが楽しみだった。具材の組み合わせが絶妙で、毎回違った味に仕上がるのが魅力だった。そんなある晩、食堂の片隅から「ガラッ」と大きな音がした。私は一瞬...
昔、幼い兄弟がいました。兄は小学生、弟はまだ3歳ぐらいでした。兄弟の父親は居らず、母親は毎日朝早くから夕方まで働いて、晩御飯を作る頃には帰ってくる生活でした。 母が帰るまでの間、弟は一人で留守番をし、兄は学校が終わると直ぐに家に帰り、弟の面倒をみる賢い兄弟でした。 兄は学校から帰ると必ず家の玄...
数年前の冬、私は研究チームの一員として孤島に向かった。小さな研究所で、実験用のサンプルを扱うための隔離された環境だった。島に上陸した初日、私たちは不気味な金属製の箱を見つけた。箱は青く、色あせた鉄製で、手のひらサイズだった。 当初は興味本位で箱を持ち帰ったが、すぐに周囲で異変が起こり始めた。...
ある冬の夕方、僕は10歳の息子と一緒に地下道を歩いていた。人混みを避けるため、選んだのは明かりが薄暗い地下道だ。息子は突然、僕に向かって言った。 「今から1分経ったら、お父さんは地下の秘密の場所にいるよ!」 その言葉に驚きつつも、息子の冗談だろうと思いながら笑った。彼は最近、冒険心が強くな...
冬の静かな夜、オレは古い洋館の中でカレンダーの日付を確認した。今日は令和6年の特別な日。そう、オレの一人息子、陽介(ようすけ)の20歳の誕生日だ。約束の日が、今、目の前に迫っている。 息子は、子供の頃から度々質問してきた。「パパ、どうしてママとパパは年が離れているの?」とか、「パパはどうして...
20年前、冬の寒い夜、若いOLの真理は高層ビルのエレベーターに乗り込んだ。仕事が終わり、同僚たちと一緒に帰るところだった。エレベーターの中は静かで、真理は心の中で明日への不安を抱えていた。「どうせ明日も同じなんだろう」と思いながら、エレベーターの壁を見つめていた。 その時、真理は壁に映る自分...
彼女の名前は小山美咲。冬の薄暗い夕暮れ、公園の近くを一人で帰る途中、誰かに呼び止められた。振り向くと、見知らぬ男が立っており、目をギラギラさせている。男はニヤリと笑い、彼女に向かって「君、小山美咲ちゃんだよね?」と尋ねた。美咲は驚きつつも、特に警戒心を抱くことなく「はい、そうです」と答えた。 ...
「今思えば、彼氏の元カノは“まがまが女”だった」 これは数年前、私がまだ都内でひとり暮らししていた頃の話です。 今でもたまに、玄関のドアスコープを覗きたくなる夜があります。 彼氏の涼(りょう)と付き合いはじめて、三ヶ月くらい経った頃。 彼は優しくて、穏やかで、怒るところを見たことがない人で...
冬の寒い夜、幼なじみの家族と山小屋で過ごすことになった。幼なじみは3人の子供を持ち、特に5歳の長男は元気いっぱいで、2歳の双子も賑やかだ。外で雪遊びをするのも大好きな彼らだが、今夜は一緒に家の中で遊ぶことにした。 子供たちが走り回る中、ふと目に入ったのは、古びた人形だった。見た目は可愛らしい...
これは私が大学生だった頃の出来事です。 幽霊の話ではないのですが、今でも思い出すと背筋が寒くなる体験があります。 当時、私は高層マンションで一人暮らしをしていましたが、弟が中学校を卒業してすぐに、同居することになったのです。 弟は、受験を控えていて、精神的に追い込まれていたのかもしれませ...