
大学生の頃、友人のBと一緒に冬のキャンプに出かけたことがある。目的地は山奥の静かなキャンプ場で、到着するまでの道のりも楽しんでいた。
車を運転しながら、Bが提案してきた。
「この道、途中で小道に入ってみない?」
「いいけど、ちゃんと戻れるの?」
「大丈夫、カーナビもあるし、怖い話でもしながら行こうよ。」
そう言われ、私は少し不安になりながらも、彼女の提案に乗ることにした。小道は雪が積もっていて、周りは木々に囲まれていた。
「この辺、誰もいないね。」
「そうだね、なんだか不気味。」
その時、ふとBが言った。
「この小道、どこに繋がってるんだろう。」
「カーナビには表示されてないけど、もしかしたら人里離れた場所に行けるかも。」
私たちは話しながら進んでいくと、突然、道の脇に古びた小屋が目に入った。
「なんだこれ?廃屋みたい。」
「ちょっと見に行こうよ。」
私は戸惑いながらも、Bに引きずられるように小屋の方へ向かった。
小屋の周囲には不気味な雰囲気が漂っており、明かりもないため、心臓がバクバクと高鳴った。
「ここ、誰か住んでたのかな?」
「分からないけど、なんか気持ち悪い。」
小屋の中を覗いてみると、古い家具や生活用品が散乱していた。
「こんなところ、誰が住んでたんだろう?」
「分からないけど、早く戻ろう。」
私たちは急いで車に戻り、再び小道を進んだ。
しかし、さっきの場所に戻るはずが、なぜか同じ小屋にたどり着いてしまった。
「え、さっきと同じ場所じゃない?」
「どういうこと?」
不安になりながらも、何度も小屋を通り過ぎようとするが、いつも同じ場所に戻ってしまう。
「もうやめよう。早くキャンプ場に行こう。」
その後、ようやく小道を抜け出し、キャンプ場に到着した。
しかし、あの小屋のことが頭から離れなかった。
次の日、もう一度小道に戻ることにした。
すると、あの小屋の正体が分かった。
小道は実際には循環していて、私たちは同じ場所をぐるぐると回っていたのだ。
「もし、あの小屋に入っていたらどうなっていたんだろう?」
私たちは、ぞっとする気持ちを抱えながら、キャンプ場を後にした。
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