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私の幼少期、冬の深夜、父と一緒に広い郊外の一軒家で寝ていた。時折、父が金縛りにあっているのを目撃することがあった。夜中、何の前触れもなく、彼が小さく震えているのを見ては不安になり、ゆすったりして目を覚まさせようとしていた。 父は特別な霊感を持っているわけではなかったが、彼の金縛りは珍しいこと...
私の小学校には、「夜の追いかけっこ」という噂があった。 放課後、誰もいない校舎で「もういいかい」と声が聞こえたら、絶対に返事をしてはいけない。 もし「まあだだよ」と答えたら、隠れる側になる。 もし「もういいよ」と答えたら、鬼になる。 そして、どちらを選んでも、朝まで校舎から出られな...
さっき、12月の「部室のクリスマスソング逆再生」を書き込んだ大学1年の俺だ。 今回は、ちょうど1月の上旬、新学期が始まったばかりの、あのあまりにも有名で忌まわしい「駅」の話をさせてほしい。 始業式があった1月8日の放課後、あの高1の8月と高2の8月の『カラダ探し』と高1の1月の『コックリさん』...
どこに吐き出せばいいか分からない話、実体験がいくつかあり、たまたまここに辿り着いたので残しておこうと思います。所々ちぐはぐなのはお許し頂けると幸いです。 私がその音色を意識し始めたのは、小学生くらいの頃です。 私の家は壁が非常に薄く、家の中が静かなときも、うるさいときも、外の音がよく聞こえ...
友人の勧めで、私は廃業した駅舎に泊まることにした。小さなバンを少しだけ改造して、簡易的な寝床を作った。駅はもはや営業しておらず、周囲は静まり返っている。冬の寒さが身にしみる夜、早めに夕食を済ませ、映画を観ようとスマホを取り出した。すると、バンが微かに揺れた気がした。最初は風のせいだと思ったが、...
冬のある日、私は高層ビルの一室に住む新たな住人、田中さんと仲良くなった。田中さんは明るくて話しやすい方で、子供同士も近い年齢だったため、すぐに友情が芽生えた。 しかし、ある時から彼女の周りに異様な臭いを感じるようになった。初めは気のせいかと思ったが、彼女が近くにいる時だけ、ほんの一瞬、獣のよ...
大学生の頃、友人たちと一緒に美術館での展示会に参加した。 その日は特に寒い冬の夜で、美術館の中は薄暗く、静寂が漂っていた。友人たちはお互いに作品を評価し合い、賑やかな雰囲気を作り出していたが、私は一枚の絵に目が釘付けになった。 それは、私自身に似た少女が描かれた絵で、彼女は何かを待っている...
これは私が生まれる前の話。 私の母が体験した話です。 私の母は結婚して、生まれたМ県を離れS県に嫁いできました。 盆と正月には毎年父と里帰りをしていたそうです。 S県からМ県までは高速を使っても5時間以上はかかるほど離れていました。 もともと母は車など乗り物に乗ると酔ってしまう人で、長旅...
新年の始まり、私たちのグループは廃墟となった遊園地を訪れることにした。寒い冬の夜、薄暗い遊具の間を歩くと、かすかに風が吹き抜け、不気味な音が耳に響く。遊園地には、かつての賑わいが残る名残があったが、今はただ静寂が支配している。 「ここで初夢を見たら、今年の運勢が決まるって言うよ」と友人の一人...
もうかれこれ15〜6年位前のお話ですが、秋空の日 その日テレビで台風接近中の情報が流れていました。 私は、天気よりなにより幼子相手と家事で忙しく全然天気など気にしてなかった。 私は、子育て真っ最中で主人が帰って来る時間に合わせて忙しく子育てしなが晩御飯の支度中です。 そうこうしてると主人が帰っ...
転職して最初に覚えたのが、非常停止ボタンの場所だった。 俺が働き始めたのは港町のリサイクル工場で、潮と油と、雨で濡れた段ボールの甘い腐りかけた匂いが敷地にこもっていた。仕事は古紙とプラごみの選別で、最後は巨大な圧縮機に入れて四角い塊にして出荷する。 初日の研修で班長に言われたのが、圧縮機の...
小学4年生の頃、私(Sくん)は初めてそのサマーキャンプに参加した。 父親が高校教員だったこともあり、幼い頃から部活動や学校行事に顔を出す機会は多かった。そのキャンプもその一つで、某県の山奥にある少年自然の家のような施設に、各地の高校から集まった生徒たちが4日間を共に過ごすイベントだった。...
私が小学2年生の冬、両親が離婚し、その後は父と兄、そして私の三人で古いアパートに暮らした。 小学5年生のある日、友達と遊んでいるうちにいつの間にか日が暮れていた。 夢中になっていたため、防災チャイムが鳴っていることに全く気付かなかった。 急いで帰る準備をし、家が反対方向の友達に手を...
私には四つ下の妹がいる。母子家庭で、母は朝から晩まで仕事だったから、家の中では基本私たち姉妹だけで過ごす時間が長かった。 物心ついた頃から、妹には奇妙な周期があった。 私はそれをひそかに「ほんとじゃない期間」と呼んでいる。 厄介なのは、それが完全に「二人きりのとき」にしか発動しな...
また同部屋の先輩と社宅での話。 個人的には一番トラウマになりました。 ある日の晩のことです。 「うーうー」何かの声で寝ていた私は目を覚ましました。 横を見ると同部屋の先輩がうなされています。 よく悪夢を見る先輩なので起こしてあげることにしました。 「起きてくださーい」と声をかけますが反応があ...
私たちの通っていた大学の近くには、誰も近づかない廃墟の病院がありました。そこには、失踪した患者の伝説があって、特にその中でも「佐藤美咲」という名前が語られていました。彼女は、入院中に謎の病気にかかり、ある日突然消えてしまったと言われています。その後、彼女の姿を見た者は、必ず不幸に見舞われるとい...
大学の研究者である私は、雪深い山奥の集落に足を運んだ。そこには、村人たちが恐れ、避ける古びた家があった。何かが起こったその場所を研究することが私の目的だった。村人たちは口を揃えて「近づくな」と警告したが、私は好奇心に駆られてその日記を手に入れた。 家の中には、異様な静けさが支配していた。雪の...
私は今、70歳を超えた彫刻家だ。実在しない生物を彫る日々を50年以上続けている。私の心の支えは、そんな美しい存在に出会うことだ。しかし、最近は訪れる場所が減り、限界を感じていた。 ある日、ネットを探していると、12年前に作られた古い掲示板を見つけた。そこには、私の住む町からほんの30分ほどの...
放課後、仲間たちと一緒に遊ぶ約束をしていた私は、いつもの小道を歩いていた。その小道は、古びた廃校の裏手を通り抜ける場所で、いつも薄暗くて不気味な雰囲気が漂っていた。 「ここ通るの、やっぱり怖いよね。」友達の美咲が言った。 「でも、近道だから仕方ないよ。早く行こう!」と私は返した。そう言いな...
あまり思い出したくないのですが、私が体験した話を書きます。 先にお断りしておきますが、これは幽霊や心霊体験のお話ではないのでご了承ください。 長文ですが、どうかお付き合い願います。 4年前、ハタチの私(仮にアヤとします)がアルバイトをしていた頃の話です。 その美容院で、ひとりの男性(仮...