
これは、東京に住む青木家が体験した不気味な話だ。
青木家は、父、母、息子と娘の4人家族。家族は普段からLINEのグループチャットを利用して、日常の出来事をやり取りしていた。
しかし、最近、家の中で不気味なことが起こり始めた。ある日、息子が言った。「なんか時々、誰かに見られている気がするんだ。」
家族はその発言を一笑に付したが、いくつかの奇妙な出来事が次々と起こり始めた。母親は、一人でいる時、廊下の方から視線を感じたと言った。食事中、突然、誰もいないはずの部屋から足音が聞こえたこともあった。
ある晩、父親の友人が家に遊びに来ていた時に、家の中の不気味な出来事を話し始めた。「ほんとに気持ち悪いんだ。」
「この家、誰か他にいるんじゃないか?」と友人が言うと、家族全員の顔から血の気が引いた。
「そんなこと言うなよ…」
「でも、何か他に起こったことは?」
「グループチャットで話している時に、急におかしなことが起こるんだよ。」
「グループチャット?」
「そう、俺たち別々の部屋にいる時も、例えば風呂に入る前とかに話したりするんだ。」
「私も、風呂に入ってる時に、ガラス越しに誰かを見たことがある!」娘が言う。
「彼女が大声を上げた時、俺が駆けつけた時にはもう誰もいなかった。」父親が続けた。
「私、部屋で休んでるってチャットしたら、ドアの隙間から誰かが覗いていたの。怖くて寝たフリしてたけど。」母親が言う。
「それはまずいぞ。警察を呼ばないと。」父親が言った。
「もちろん呼んだ。警察は来てくれたけど、誰もいなかった。」
「そうか、これじゃあ気味が悪いな。」友人が同意する。
「その間に、もう一人の娘は?」
「今、塾に行ってる。もうすぐ帰るはず。」
「それにしても、何か見られているみたいで不安だ。」友人が言いかけたその時、突然、上から声が聞こえた。「見てるよ。」
──ドンッ。
一同が驚いて天井を見る。長男が青ざめた表情で呟く。「今の声、何?」
父親と友人は立ち上がり、階段へと向かった。娘と母も怯えた様子で後に続く。
階段を上がると、暗がりの中、奥の部屋のドアがわずかに開いていた。「おい…」父親が呟くと、友人は顔を引き締めて頷いた。
二人がドアに近づくと、隙間から微かな影が見えた。「うわっ!」友人が叫び、父親がドアを開けた。部屋の中は誰もいなかった。
「警察を呼ぼう、やっぱり誰かいるんだ!」母親が叫んだ。
「そうだな、騒ぎになるし、娘も帰ってくるからLINEしとくか…」
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