これは僕が体験したお話です。 友人や家族にも言ったことがなく正直 「言ってしまったら何か起こるのでは」 と思っています。 嘘と思われるかもしれませんが今日は特別にここだけで話したいと思います。 1年以上前のある日、僕は夜 「疲れたなぁ」 と寝ようと電気を消し横になりました。 ですがテレビの方を向くとテレビに 白いワンピースを着た髪の長い女が立っているのです。 何もせずにじっと見つめているだけ。 僕は気のせいだとすぐに寝ました。 翌日も電気を消し、テレビの方を見るとまたいました。 ですが僕は 「何もしないだろう」 と何も心配せずに寝ました。 そして”それ“は何日もいました。 ですが僕の家は事故物件でもなく普通の家です。 1週間、1ヶ月、2ヶ月、ついには5ヶ月も。 僕もいつか何かされると思い、怖くなりました。 そしてついに7ヶ月たったころ 「まだいるのかな」 と電気を消し横になりました。 テレビの方を向くと、“それ”の手包丁を持って立っていたのです。 「え...」 と僕は頭が混乱しました。 そして“それ”は包丁を持ちドアを開けていました。 僕は怖くて毛布の中に潜りました。 あの日から1年経った今も“それ”は包丁を持ちながら立っています。 いつかいなくなる日は来るのでしょうか。 これで僕の話は終わりです。 また何か起こったらそちらも書きたいと思います。 本当ならここで終わるはずでした。ですがあまりにも恐ろしい出来事が起きたのでその後の話をしたいと思います。 まずは3日前 その日僕は祝日だった為家で休んでいました。 その時も書いたことで何か起こるのかと心配していました。 ソファーでジュースを飲んでいると 奥に人影が見えました。 「あれ」 僕はしばらく怖くなり、外で買い物に行っていました。 その日の夜 上を見ると顔の影が見えていました。 正直この現象は気のせいだとは思いますがまだわかりません。 もちろんいつものように暗くするとやはりいます。 僕はもはや“それ”がいないと落ち着けなくなってしまいました。 そしてー 2日前、僕は体調不良で休んでいました。 ですが僕は“それ”とはなにも関係ないと思っていました。 それよりも体調を心配していたのでそれどころではありませんでした。 その日の夜。 もちろん具合も、悪い為すぐに寝ようとしました。 翌日の朝 家のたたみに黒い足跡がついていました。