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21才のときレンタルビデオでバイトしていた。 ある土曜日の昼勤、同じ系列の他店で人手が足りないからこの日だけきてほしいと言われてその店に来た。 メンバーは知らない人ばかりだったが、仕事のやり方とかはほとんど変わらず順調に進めることができた。 その中に、20才前後くらいの可愛らしい女性がいた。 ...
それは数年前のことだ。年末年始の喧騒が少し落ち着いた頃、私は実家から帰るため、地下鉄の駅へと足を運んでいた。 久しぶりに家族と過ごし、温かい食事と会話を楽しんだ後、少し寂しさを感じながらも、帰る準備をしていた。駅に着くと、予想通り人混みがすごかった。年末の帰省ラッシュが続いているため、車両は...
友達と街の繁華街を歩いていると、カップルたちが多い。 今まで忙しくて意識してなかったが、そういえばその日はクリスマス・イブの日だった。 俺たちは何気なく歩いていて、街のイルミネーションが綺麗だった。 良さそうな店はどこも混雑していて入れなそうだった。 当たり前といえば当たり前だが。 俺たちは比...
俺は鈴木直樹、重病患者だ。病院のベッドで目を覚ますと、周囲は静まり返り、恐ろしい孤独に包まれていた。治療の甲斐もなく、余命宣告を受けたばかりだ。 『鈴木さん、面会に来ました』 看護師が言った。俺は思わず身を硬くした。まさか、もう終わりなのか? 『お会いできて光栄です。私は命の商人です。...
私は、今は見えなくなりましたが大学生くらいまでは幽霊話が見えていました。 その見えていたときのお話です。 中学生の頃、同級生のK君が白血病でなくなりました。 それから半年くらいして、吹奏楽部だった私は、教室で同じパートの子5人で練習をしていました。 すると、ふと廊下側のドアを見ると誰か...
私は35歳の小学校教師。仕事を終え、夫と愛猫と共に暮らす静かな郊外の家に戻る途中、大きな公園を散歩することにした。冬の夜、冷たい風が頬を撫で、星が瞬く空はどこか幻想的だった。 公園に入ると、時折響く子供たちの声が心地よく感じられた。誰もが知らない笑顔で遊ぶ姿は、私に温かい思い出を呼び起こした...
俺が社会人になって間もない頃、体を鍛えるために仕事帰りに市民プールに行っていた。 市民プールでは夜8時半まで営業していて、仕事が終わって7時半にプールに着いたとしても1時間くらい泳げる。 中学生や高校生のときは水泳が好きでよく市民プールに行っていた。 そのときと同じように市民プールで泳げるのが...
あんたのおじいちゃん亡くなったで。 受話器を置いたオカンの顔がみるみるうちにしわくちゃになっていくのをまだ小学生低学年の俺は傍観するしかなかった。 棒立ちになりながらも、じいちゃんとの思い出が走馬灯のように脳内でスロー再生されてゆく。 翌日学校を休み、車で兵庫~鹿児島間をトイレ・昼食以外は...
俺と知里はいつも一緒で、毎週末デートしていた。 知里は可愛くて話が合って、いつも一緒にいて楽しい女の子だった。 知里と付き合って2か月くらい経った頃。 学校帰りに知里とともに、知里の家の工場の前まで来た。 平日の午後だったが、工場からは何も聞こえない。 小学生の頃、この近くを通ったときは中から...
これから話すのは今から15年以上前の自身の体験談です。 仕事が休みの日に彼女と某宮崎県付近の海へ海水浴に行った時に、お客も沢山いて初めは何とも無く楽しくビーチボールで遊んだり泳いでみたりしていました。 でも少し足が海の底に着くかつかないかの所を泳いでいると何かに足を引っ張られる感覚が有...
冬の寒い夜、雪がちらつく中、父親は息子を迎えに行くことにした。古びたバス停に近づくと、街灯の明かりがぼんやりと雪を照らしている。 「行ってくるよ、待っててね」と言い残し、父は車を走らせた。息子の名前は大輝。いつもバスで帰ってくるが、今日は雪の影響で遅れているとのことだった。 バス停...
私には幼稚園からの親友Mがいた。いつも馬鹿なことばかりしていた。 Mと私が一緒に楽しんでいたのは、野球だった。地域の少年野球チームに所属しており、Mはキャプテン、私は補欠という立場だった。小学生の頃、Mは身長が170cmもあり、将来のキャプテン候補として先輩たちから期待されていた。私はその影...
あれは私がまだ小学校の2年生だった時のことです。父方の伯母にあたる方が、当時まだ33歳という若さにも関わらず、癌になり、手術・治療のかいもなく、亡くなってしまいました。 なにぶん子供の頃のことですから、あまり細かなことはよく覚えていないのですが、その方のお葬式の夜の夢だけは、今でも時折思い出す...
俺が体験した怖いっていうか少し不思議な話 小学校に上がる頃くらいまで俺は本宅にじいちゃんとばあちゃんとおじさんと両親と兄二人と暮らしてた。 じいちゃんは俺には変顔みせてくれたり、ばあちゃんも色々世話してくれたり大好きだったって記憶がある。 俺の父親の兄貴で長男だったおじさんはちょっと変わり者で...
これは自分が4歳くらいの時の話だ。 自分は、ばあちゃんっ子でよく祖母の家に遊びにいくことが多かった。 実家と祖母の家は5キロほど離れており、親の仕事中などよく祖母の家で面倒を見てもらうことが多かった。 なかでも、押し入れで遊ぶのが好きで、その日も押し入れでプラモデルを組み立てたりして遊んでいた...
「私、昔”トントン”っていう友達がいたんです。」 不気味な体験だったと、彼女は語り始めた。 彼女が小学生のときの話だ。家族四人で古びた一軒家に住んでいて、彼女には一人の部屋が与えられていた。 その家に引っ越してきたのは、彼女が七歳の頃。初めは何も異常はなかったが、いつからかその部屋で、姿...
私は晴雄(仮名)、62才で妻と子供がいる。 私には和子(仮名)という妹がいた。 和子も夫や子供がいた。 それぞれ円満な家庭を持つ何の変哲もない兄妹だった。 和子は今年で60才になった。 和子の短い髪はすっかり白髪になり、初老のおばあさんという外見になっていた。 若い頃の和子は割と可愛い女の子で...
これは私が大学二年生のときの話です。冬の寒い夜、暇を持て余していた私は、遠縁の叔父が営む古びた画材店で手伝うことに決めました。正直、叔父とは面識が薄く、噂では変わり者であると聞いていたため、少し不安でした。 駅で待っていた叔父は、私を見るなり「やあ、久しぶり!」と声をかけ、煙草の匂いが染み...
このようなことがあるのかどうか、時折疑問に感じていたので思い切ってここに投稿してみたいと思います。 結論から先に申し上げます。タオルの中から髪の毛が出てくることはあるのでしょうか。 その時もいつものように洗濯機の上に吊るされたハンガーから乾いた下着や靴下、タオルを、碌に畳みもせずにそのままタ...
小学生の頃、よく母とともに山奥の温泉に行っていた。 父や他の兄弟は留守番か他の場所に出かけて、母と俺の2人で行くことが多かった。 母には持病があり、山奥のとある温泉に行くと母の体調が良くなるからだと聞いたことがあるが、年に2回程行くなかで何がどの程度よくなるのかはよく分からなかった。 効果があ...