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俺は55才、54才の妻の景子(仮名)がいる。 日曜日の夕方、俺はマンション7階のベランダでたばこを吸っていた。 外を見ると夕焼けが綺麗だった。 しばらくすると、ベランダの引き戸が開き妻が洗濯物を取り込みに来た。 「あなた!たばこの臭いがつくから洗濯物があるときはベランダで吸わないでって何度も言...
友達と街の繁華街を歩いていると、カップルたちが多い。 今まで忙しくて意識してなかったが、そういえばその日はクリスマス・イブの日だった。 俺たちは何気なく歩いていて、街のイルミネーションが綺麗だった。 良さそうな店はどこも混雑していて入れなそうだった。 当たり前といえば当たり前だが。 俺たちは比...
私は晴雄(仮名)、62才で妻と子供がいる。 私には和子(仮名)という妹がいた。 和子も夫や子供がいた。 それぞれ円満な家庭を持つ何の変哲もない兄妹だった。 和子は今年で60才になった。 和子の短い髪はすっかり白髪になり、初老のおばあさんという外見になっていた。 若い頃の和子は割と可愛い女の子で...
「この部屋はおすすめできませんね。」 高層ビルのロビーに掲示された不動産屋の看板を見上げ、私は興味を抱いた。 「空いてるのは空いてるんですが…」 不動産業者は言葉を濁した。 「他の物件もありますが、こちらは駅に近いですし、広さも同じで、セキュリティも充実していますよ。」 でも、私はこ...
「ささやかだけど、お返しがしたくて・・」 と言われてあかりの家に招待され、子供たちとともにあかりの手料理を楽しんだ。 贅沢ではないが心のこもったあかりの手料理は絶品だった。 お酒もご馳走になり、あかりや子供達とずっと夜遅くまで楽しんでいた。 気がついたら夜遅くなっていて、俺はあかりとずっと話し...
3日目は、午前中に比叡山や銀閣などを見たあと、午後の新幹線で帰る。 比叡山などでも茉莉子の可愛い笑顔が撮れた。 何度も言うが、美少女と美しい風景は本当によく似合う。 茉莉子は同じ班の子や他の女子とも楽しそうに話していて女子全体がいい雰囲気だった。 帰りの新幹線でも茉莉子の写真を何枚も撮った。 ...
私の職場には、長年勤める真面目な女性のスタッフがいました。彼女は目立たない存在で、頼れるかと言われるとそうでもありませんが、日々の業務を淡々とこなし、周囲からの信頼は厚かったのです。 私が仕事で行き詰まっている時、彼女はさりげなくコーヒーを入れてくれたり、甘いお菓子を差し入れてくれたりする、...
あなたの周りには、認知症の方がいらっしゃらないだろうか? もしおられたら、その方が誰もいないところに話しかけていたりしていないだろうか? そんな光景に出くわした時、どうか笑わずに優しい目で見守ってほしい。なぜなら、その方には確かに「何か」が見えているのだから。 これは、晩年にアルツハイ...
自分が26歳の頃のこと。 自分が住んでいた街は古びたアパートが立ち並ぶ地域で、唯一の高層ビルは地元のシンボルとして知られていた。 そんなアパートの最上階に住む友人が、誕生日パーティーを開くことになった。 その日は秋の夜、薄暗い廊下を進みながら、参加者たちの笑い声と共に、かすかに昔の...
中学に入ると公立とはいえ勉強に部活と忙しく、友達の家に行って遊ぶ機会はほとんどなかった。 遊びに行ったときも妹はどこかに出かけていたり。 俺が中学3年生になると友達の妹が同じ中学に入学してきた。 妹も中学受験したのかどうかは知らないが「妹は私立の中学なのかな」って思っていた俺は喜んだ。 友達の...
俺はもうすぐ死ぬんだ・・ 夢の中で、よく知っている駅に似たホームにいた。 そして夜の暗闇の中、最終の新幹線がホームに入ってくる。 この列車はこれからあの世に向かう本当の意味での「最終列車」だった。 小さい頃からずっと鉄道が好きだった俺にとってふさわしい最期だ。 車内は薄暗いが、子供の頃から大好...
これは私が大学二年生のときの話です。冬の寒い夜、暇を持て余していた私は、遠縁の叔父が営む古びた画材店で手伝うことに決めました。正直、叔父とは面識が薄く、噂では変わり者であると聞いていたため、少し不安でした。 駅で待っていた叔父は、私を見るなり「やあ、久しぶり!」と声をかけ、煙草の匂いが染み...
大学のサークル活動をしていた頃、私たちのグループには珍しい趣味を持つメンバーが多く、特に写真を撮ることが好きな人が多かった。しかし、その中で次々と私物が消失する事件が発生した。サークルの活動中、カメラが無くなったり、撮影用のレンズが消えたり、時にはメンバーの財布までもが見当たらなくなることがあ...
俺が東京で塾の臨時講師(アルバイト)になって2年目のこと。小学3年生の算数の授業を担当していた。 俺の働く塾は都内の進学塾だが、3年生ではまだ受験といったムードではなくのびのびと授業ができて楽しかった。 3年生のクラスのなかに、茉莉奈(まりな/仮名)という可愛らしい女の子がいた。 つぶらな瞳と...
小学5年生のとき、夏休みに日帰りでキャンプに出かけた。 バスに乗って都会から離れた山の中に来た。 川沿いの景色を楽しみながら、カレーを作ったりして楽しんでいた。 キャンプのメンバーには知抄(ちさ/仮名)という同級生の女の子がいた。 食事が終わると友達と一緒に川で遊んだりしていた。 俺たちはスク...
私が獣医師になりたいと思ったのは、幼少期に育てた犬の存在があったからだ。名前はルビー。ルビーは私の大親友で、いつも私を守ってくれた。だが、ある日、散歩の途中で不運にも車に轢かれてしまった。私をかばうように前に出て、痛みも知らずに吠えていたその姿は、今でも忘れられない。 その事故から数年後、私...
これは自分が4歳くらいの時の話だ。 自分は、ばあちゃんっ子でよく祖母の家に遊びにいくことが多かった。 実家と祖母の家は5キロほど離れており、親の仕事中などよく祖母の家で面倒を見てもらうことが多かった。 なかでも、押し入れで遊ぶのが好きで、その日も押し入れでプラモデルを組み立てたりして遊んでいた...
大学生のとき、朱里(じゅり/仮名)という同い年の彼女がいた。 大学1年の夏頃からずっと付き合っていた。 朱里は、小柄でウェーブのかかるブラウンの髪、色白で綺麗な瞳のとても可愛い女の子で、俺は朱里のことが大好きだった。 大学1年のクリスマスには、映画を見に行きそのあと俺のマンションに朱里を連れて...
雪のピラミッドの上で見つめ合う俺と茉莉絵。 小学5年生の茉莉絵は俺より背が高く、体つきも大人に近付いていた。 外はかなり寒くなっていたが、俺たちはずっと暖かかった。 ・・・ ガタンゴトン・・ その日、俺は吹雪を行く電車に乗っていた。 まだ昼前だというのに外は薄暗い。 終着駅に近づくにつれて不安...
私には幼稚園からの親友Mがいた。いつも馬鹿なことばかりしていた。 Mと私が一緒に楽しんでいたのは、野球だった。地域の少年野球チームに所属しており、Mはキャプテン、私は補欠という立場だった。小学生の頃、Mは身長が170cmもあり、将来のキャプテン候補として先輩たちから期待されていた。私はその影...