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雪が静かに降り積もる山奥の小屋。仲間たちと共に集まったのは、冬の長い夜を楽しむためだった。話題は自然と怪談へと移り、誰かが持ち寄った古びた日記が手渡された。 「これ、どうやらこの近くで昔起きた事件の記録らしいよ」と、友人の一人が言った。 日記の中には、山での奇妙な出来事が綴られていた。ある...
親父の実家は自宅から車で二時間弱くらいのところにある。 農家なんだけど、何かそういった雰囲気が好きで、高校になってバイクに乗る ようになると、夏休みとか冬休みなんかにはよく一人で遊びに行ってた。 じいちゃんとばあちゃんも「よく来てくれた」と喜んで迎えてくれたしね。 でも、最後に行ったの...
家族と家で「エイリアン」の第1作を見ていたときの話。見ていたのは日本語吹き替え版でエイリアンの映画を見るのは初めてだった。エイリアンは、地球外生命体が人間に寄生し体内に幼体を産みつけ、腹を破って生まれて来るという当時としては異色で衝撃的な内容だった。 そんなエイリアンのワンシーンでのこと。 男...
就職先のアパートで体験した、お話です。 一階は大家さんで主に二階が貸し部屋でした。 部屋は3つあり、男子専用でした。 職場から近く便利でしたがトイレは共同で 不衛生で大変古いアパートでした。 小さな会社でしたから。すぐに社長とも 親しくなり、そのアパートで必要なものを 揃えてくれました。 そ...
ある冬の夜、俺は古びたアパートの一室で一人、何かに取り憑かれたように過去のことを思い出していた。きっかけは、近くにあるコンビニの存在だった。毎週通うその店で、ある日、彼女を見かけたのだ。 その日は特に寒く、風が冷たく感じられる夜だった。買い物を終え、帰ろうとした瞬間、レジの前で彼女と目が...
私はその日、友達とケンカしてしまい、落ち着くため近くの神社に行きました。 5分ほど休んでいると、見知らぬ男の子が声をかけてきました。 新しく引っ越して来た子かな?と思い、「どうしたの?」と聞きました。 すると「ううううううう」と唸って私の腕にしがみついて来ました。 する...
私は霊安室で働く若手看護師でした。霊安室には様々な理由で亡くなった方々が運ばれてきます。病気や事故に加え、自殺や犯罪の犠牲者も含まれていました。 ある冬の夜、静まり返った霊安室で仕事をしていると、ふと目の前に安置された棺が気になりました。棺の上には強化ガラスがはめ込まれ、亡くなった方の顔が見...
30年近く前の話。子供の頃から霊感体質だった私はよく普通の人には見えないモノが見えていた。大人になって、その力も弱くなったのか、見える回数も感じる事も減ってきて、内心ホッとしていた時に起きた。当時、お付き合いしていた彼氏のアパートに初めて訪れた時の事。異様な空気感を感じたが、勘違いだろうと気に...
幽霊とか非現実的だし信じるに値しないと思ってる俺 特に何かしてくるわけではなかったが日に日にハッキリ見えてきて最終的には声も聞こえるようになった。 ただ恐怖心はないし声と言ってもなんて言ってるかはわからんし知りたくもない。 面倒だからそのまま放っておいた。 疲れてんだろと思い顔を洗おうと鏡を見...
夜11時過ぎで、カラオケボックスは屋外の敷地内に小さな小屋みたいのがボックスになっているキャンプ場みたいな場所だった。 はじめは彼女と普通に歌ってたし、何か変わったこともなかった。 何曲目かで彼女が歌い終わったあと、彼女は何故か俺を険しい顔で見て 「私が歌っているときに、変な声出すのやめて!」...
五年ほど前の話になる。 金曜の朝、まだ始発が出る前の時間帯だった。午前五時少し過ぎ。オフィス街の大きなターミナル駅は、夜勤明けらしい人と早朝出勤の人がぽつぽついるだけで、妙に静まり返っていた。 地下三階の環状線ホームへ向かうエスカレーターに乗ったとき、突然、手首を掴まれた。 「そのカバン...
高校生の時、私はテレビで好きなタレントや歌手が出ていたり、季節ごとに変わっていく街の風景を携帯のカメラ機能を開いて撮るのが好きでした。 その日も街の風景を撮りながら公園のベンチに腰掛けて、今までに撮った動画を整理しながら見ていました。その中に撮った覚えのない動画が、2つ入っていました。1つ...
当時は71才男、ある晩のこと。 私はまだ暗いうちに目が覚めて、そろそろ仕事の用意でもするかなと起き上がると。 「お爺さん、まだ真夜中ですよ。」 と隣りで寝ていた妻が言った。 「おお、そうか。」 再び床につく私は、寝れないと思っていたがいつの間にか眠っていた。 朝、目が覚めて隣りを見るとそこには...
あれはちょうど仕事から帰宅して、近所の駐車場に車を停め歩いて帰る途中の出来事でした。 急に腹が痛くなり、トイレに行きたくなりました。 家まで歩いて5分、しかし間に合いそうになかったため駐車場の隣の公園(只のグラウンド?)のトイレに入りました。 あまりキレイじゃなさそうだったので、貴重品以外はド...
それは、私たちの高校の文化祭の準備中に起こった出来事だった。 友人たちと一緒に、すっかり使われなくなった古い校舎に向かっていた。必要な楽器を探すため、みんなで廃校の中を探索していた。 しばらくすると、突然、 「ゴンッ!」 という鈍い音が、廊下の奥から響いてきた。何かが落ちたのか、誰かがいる...
この前、ハンバーガーを店で食べていたとき。 外は明るい昼下がり、二階席はほとんど人がいなかった。 テーブルの上には、ハンバーガーにフライドポテト、コーラ。 俺はハンバーガーを食べていると、 「一口ちょうだい!」 可愛らしい小さい女の子のような声が聞こえてきた。 あたりを見渡すと誰もいない。 俺...
友人の家に泊めて貰った事があります。 そういう時は、興奮してしまって、まともに眠れませんよね。 なので私は、ずっと友人と話をしていました。 その時。 ……レテ。 声が聞こえました。 友人と私は、声を潜めました。 同時に、目配せをします。 ……レテ。 また聞こえます。 ……レテ……イレテ! そ...
30代の頃、古びたマンションに住んでいた。 隣の部屋からは夜な夜な奇妙な声が聞こえ、下の住人はたまに大声で騒いでいた。冬の寒い夜、私は一人で暖かいスープを作っていると、突然隣から「やめてくれ!」という声が聞こえた。 驚いてドアを開けると、隣人の男性が顔を真っ赤にして立っていた。 「お前、あの音...
20代の頃、彼女と地元の遊園地に行ったときの話。 俺の車で行き、いつでも帰れるせいか遅くまで楽しんでいた。 あたりがすっかり暗くなると家族連れは少なく、カップルとかもお土産を選んだりしているせいか、乗り物はかなり空いていた。 ここの遊園地はイルミネーションが綺麗で、俺たちは夜景を眺めようと観覧...
小学生の頃、学校近くの公衆電話で夕方4時44分に『111』に掛けて受話器を置くと電話がかかって来て声がするらしい…という遊びが流行りました。 今もできるかわかりませんが、『111』にかけると折り返しかかってくる現象は電話機の配線がきちんと通っているかを確認する機能なのだそうです。 なので、そ...