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短編

彼氏のアパートで

匿名 2日前
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30年近く前の話。子供の頃から霊感体質だった私はよく普通の人には見えないモノが見えていた。大人になって、その力も弱くなったのか、見える回数も感じる事も減ってきて、内心ホッとしていた時に起きた。当時、お付き合いしていた彼氏のアパートに初めて訪れた時の事。異様な空気感を感じたが、勘違いだろうと気にせず通っていた。何度か泊まるようになったある日の夜中、夢をみた。夢の中で見知らぬ女の人の後ろ姿が見えた。白と紺色のボーダーシャツ、黒髪のボブ…腰から上しか見えなかったが、華奢な若い女性だった。その女性がゆっくり振り返ろうとしていた。咄嗟に、目があったらいけない!と思った私は夢の中で必死に目を閉じた。横顔が見えた時、目が覚めた。目が合わずに済んだ事で全ては終わったと思った。ただの夢だったと思うようにした。が、それから日に何度も私の直ぐ後ろで「すみません」と声をかけられるようになった。当然、振り返っても誰もいない。仕事中でも家でも。 誰が声をかけているのかは直ぐ分かった。夢に出てきたボーダーシャツの女性。何を伝えたいのか、分からなかったが、声をかけられ続ける毎日に精神的にも肉体的にも耐えられなくなり、実家の両親に相談、お祓いをしてくれる方を見つけてもらいお祓いを受けた。両親の間に座り、お祓いを受けていた時、身体が自分の意思とは関係なく揺れ出した。円を描くように段々激しくなる動きを止める事ができず、ただ、早く身体から離れて欲しい一心だった。お祓いの終盤に、大きい鐘を数回鳴らした時に揺れがおさまった。そして、お守りを頂き、肌身離さず持つように言われた。それ以来、その女性は現れなくなったが、彼のアパートでの不思議な出来事や、当時の職場、自分のアパート…色んなところで再び、心霊現象に襲われることになった。きっと、お祓いをしてくれた方は私の体質は改善したのではなく、一時的に弱くなっていただけで、その後にも感じたり見えたりする事が分かっていたから、その時のためにお守りを下さったのだと思う。

後日談:

  • 職場や当時住んでいたアパート、彼のアパートでの後日談はまた投稿します

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