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家を持つ人は家でのラップ音を聞いたことがあるだろう。 私も 「バキッ」 「ドン」 なんて音はしょっちゅう聞いていた。 その中でも1番驚いたのは小学生の時に経験した窓を叩く音だ。 窓の音だと「虫が当たった」「家鳴り」などあるだろう。 だが、この音は 「コンコン」 だった。 2回、それも少し時...
俺は子供の頃からウルトラマンが大好きでソフビ人形を沢山持ってた。 ウルトラ戦士vs怪獣軍団という構図でよく遊んでたんだけど、中でもシーボーズという怪獣がお気に入りで、出掛ける時も持ち歩いたり寝る時も枕元に置いて寝たりした。 じいちゃんも特撮が好きで、ごっこ遊びによく付き合ってくれた。 だけど...
大学生の頃、私は卒業研究のために夜遅くまで大学の病院で作業をしていた。助手の友人と一緒に倉庫で古いカルテを探していた時のことだ。倉庫は薄暗く、電気も点いていないため、懐中電灯の光だけが頼りだった。 友人が棚の上段に手を伸ばし、何かを探していると、私は下の段を整理していた。すると、何か硬いもの...
僕が専門学校に通っていた頃の話だ。冬の昼、校庭で友人たちと話していると、突然彼女のことを思い出した。彼女の名前は美咲。卒業前に彼女との未来について真剣に考えていたが、進路選択に悩む日々が続いていた。 美咲はいつも「就職先は見つかった?」「早く決めないと」と、プレッシャーをかけてきた。僕は彼女...
私にはずっと大切にしていたぬいぐるみがありました。ふわふわの毛並みを持つウサギで、名前は「ボンボン」と名付けていました。 妹が生まれるまでは、このぬいぐるみが私の唯一の友達でした。その後、妹と遊ぶ日々が増えるにつれ、ボンボンは押し入れの奥にしまわれていきました。 時は流れ、私は大学生になり...
これは、友人たちと肝試しに行った廃墟の病院での出来事だ。あの日、何か不気味な遊びを思いついた。気軽な気持ちで始めたが、背筋が凍るような体験をすることになるとは思わなかった。 その遊びは、「お人形さま」と呼ばれるものだった。三人以上の奇数で集まり、ひとつの古びた人形を囲んで呪文を唱える。呪文は...
私が工業大学に通っていた頃の話です。 実験のためにいくつかの学生棟を行き来することが多かったのですが、週に二度ほど、白い手袋をはめた女性を見かけることがありました。 多くの学生の中でも特に目を引く、その背中は細く、長い黒髪が特徴的でした。 ただ、一つ気になることが。私はその女性の顔を見た...
その夜、私は古い文化住宅の二階に戻る途中、ふとした違和感を覚えた。目の前の商店街に響く人々の声が、まるで微かに歪んでいるかのように感じられたのだ。普段通りの景色の中に、何かが潜んでいる。私は自分に言い聞かせた。これはただの疲れか、あるいは精神的な過負荷だろう。しかし、心のどこかでその声を無視で...
秋の夜、古びた図書館に足を踏み入れた瞬間、 私は深いため息をつき、持っていた本をテーブルに置いた。 今日は、本当に疲れた。友人との些細なトラブルが、心の奥に重くのしかかっていた。 その時、背後から声がかけられた。 「どうしたんだい、その顔?」 振り返ると、彼がそこに立ってい...
大学に入学したばかりの頃の話です。周囲は新しい友人たちで賑わっていました。授業は早朝から始まり、出席が必須でした。 私は朝が苦手で、いつもギリギリに到着していました。しかし、ある日、普段使っているバスに乗り遅れてしまい、仕方なく次のバスで向かいました。田舎の大学だったため、バスは1時間に1本...
名札を取り出したとき、何かが引っかかる感覚があった。 指先に触れたそれは、まるで冷たい金属のようで、心の奥に不安を抱かせた。名札には「高橋誠」と記されている。 当然のことだ。運転免許証にも、保険証にも、何もかもがそうなっている。 しかし、その名前が頭の中で繰り返されるたびに、胸に...
子供の頃の話。実話かどうか自分にも分かりません。人の話や夢、何かで読んだ、もしくはそれらがいつの間にか混同されてしまったのかも。 まだ小学生だったと思う。 いつもは父親と入っていた風呂に一人で入る事になった。特に理由なんかは無い。その日は時間が合わなかっただけだろう。 当時の家の風呂は...
俺が体験した怖いっていうか少し不思議な話 小学校に上がる頃くらいまで俺は本宅にじいちゃんとばあちゃんとおじさんと両親と兄二人と暮らしてた。 じいちゃんは俺には変顔みせてくれたり、ばあちゃんも色々世話してくれたり大好きだったって記憶がある。 俺の父親の兄貴で長男だったおじさんはちょっと変わり者で...
僕が子供の頃の話。 何の用事の帰りか覚えてないが、夜、父の運転する車で高速道路を家に向かっていた。僕には母や他の兄弟もいるが、このときはなぜか父と2人きりだった。 僕は後部座席でときどき寝たりしながら、目が覚めると外の景色を見ていた。このとき、父は黙々と運転していて、僕に話しかけたりしなかった...
私が小学校4年生の夏休みのことでした。 3歳下の幼馴染みと、家から1kmほど離れた河原へ遊びに行きました。 「暑いから持って行きなさい。」 と、祖母が用意してくれた 氷水入りの水筒をさげて、たらたら坂道を下って行きました。 河原までは子供の足でも10分そこそこ。 午後の日差しに炙ら...
大自然の広い公園の草原で、追いかけっこしたり、ボール遊びをしたり、バーベキューをしたりする俺たちは若者だった。 その中の一人の女の子と仲良くなった。 彼女は俺の好みの顔と雰囲気で、一緒にいてわくわくしていた。 みんなと遊びながら、彼女はいつも隣にいた。 だが、俺は彼女の名前が分からなかった。 ...
私が高校生だった頃、実家の書斎で体験した不可解な出来事について話そうと思います。 その日は特に何も予定がなく、静かな冬の夜に自宅でゴロゴロしていました。家族はそれぞれの部屋にいる中、私はソファに寝転び、テレビを流しながらウトウトしていました。 夕食後、夢のような感覚の中で少し眠りに落ちてい...
そのアパートは、他の候補と比べても格安だった。駅から近いのに、築年数はかなり古い。リフォーム済みという話で、内装は意外ときれいだった。不動産屋の担当者も「女性でも安心して住めますよ」と言っていたので、気軽に契約した。 引っ越しの初日、荷物を片付けていると、夜が深まってきた。湯船に浸かり、リラ...
私が高校生の時、母の兄弟が亡くなり、彼の古いアパートを片付けることになった。親族が集まり、久しぶりの再会を楽しんでいた。ふと、2つ年上の従姉妹が言った。「昔、廊下の奥にあった部屋、いつ無くなったのかな?」 幼い頃、廊下の奥には小さなドアがあり、中に入ると薄暗い空間が広がっていた。そこには古い...
気が付いた時にはもう僕の記憶は無かった。すっかり抜けていた。 僕「あの、すみません。」 「…」 みんな僕を無視する。 僕はそんなに怪しく見えるかな? ある時、小学生の男の子が近づいて来た。 子「お兄さん、何か困ってるの?」 男の子は僕に話しかけてくれた。 僕は答えた。 僕「そうなんだ。僕は...