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数年前、私が勤めていた高層オフィスビルには、奇妙な噂が流れていました。 それは「手だけの霊が出没する」というもので、かつて働いていた社員が未練を抱いて現れるのだと語られていました。 その霊に関する証言は多く、私自身も目撃したことがあります。肘から手のひらまでの、色白で洗練された女性の手が独...
新しい職場の近くに、引っ越したばかりの高層ビルがある。 そのビルは築30年の古いもので、外観は少しボロボロだが、内部は最近改装されていて、居住空間は驚くほど綺麗だった。 賃料も安く、すぐに契約を決めた。 しかし、住んでみると、どうにも空気が重くて、特に水道水の匂いが気になった。 キッチン...
新入社員の僕は、あの高層ビルのオフィスに配属された時、理想の上司に出会った。彼は常に穏やかな微笑みを浮かべ、質問には的確に答えてくれる。部下の士気を高めるための冗談を交えながら、業務を引き締める姿は、まさに理想的だった。 ただ、彼の冷静さには少し不気味なものがあった。特に、クライアントからの...
僕は某高層ビルの11階に住む若いサラリーマンだ。仕事での付き合いは多いが、プライベートでは特に親しい友人はなく、日々を淡々と過ごしていた。そんなある日、ビルのロビーで一人の女性と目が合った。彼女はいつもロビーで見かける人で、どこか影のある美しさがあった。毎朝、彼女は同じ時間に通勤のために出て行...
私はイベントプランナーとして、特別な結婚式の準備を始めた。数ヶ月前、あるカップルのために高層ビルのイベントホールを予約した。新婦は若く美しく、特に新郎は彼女に夢中だった。 打ち合わせは順調に進み、挙式の日が近づく秋の夜、突然新婦の友人が事故で亡くなったとの知らせが入った。新郎は悲しみに沈み、...
冬の寒さが厳しくなってきたある晩、私は仕事帰りに高層ビルの屋上でランニングをしていた。明かりが少なく、風が冷たく感じる中、リズミカルに足を動かしていると、突然後ろから足音が聞こえた。誰か他のランナーがいるのかと思い、振り向いたが、そこには誰もいなかった。ただ、静寂の中に響く音だけが残っていた。...
ある冬の寒い夜、私の親しい同僚である佐藤さんから聞いた話です。彼は四十代で、独身ながら高級な高層ビルの部屋に住んでいます。周囲には高齢者が多く、認知症を抱える人もちらほらいるようです。夜に物音がすることが多く、他の住人ともトラブルが発生しがちだと聞いていました。 その晩、佐藤さんは突然の物音...
最近、俺はちょっとした恐怖に悩まされている。仕事が忙しくて帰宅が遅くなり、疲れがたまっていた。そんなある夜、自宅の高層オフィスビルの一室でモニターに向かっていると、ふと視界の隅に何かが映った。 それは、薄暗い部屋の中でぼんやりとした光の中に現れる影だった。初めはただの疲れ目だと思っていたが...
冬の夜、真新しい高層ビルに引っ越してきた私は、静けさを楽しんでいた。しかし、入居から数週間が過ぎたある日、インターホンの音が響き渡った。時計を見ると、23時を過ぎていた。 「もしもし?」と受話器をとると、そこからは不気味な声が聞こえてきた。 「上の者だが…!」 驚きと共に声を聞いた私は、...
これは今から数年前、私が大学生だった頃の話だ。 当時、私はホラー映画やゲームに夢中で、特に不気味な雰囲気の作品を好んで観ていた。そんなある秋の夕方、友人と一緒にビデオテープを借りに行ったとき、古びたカセットテープを見つけた。それは「呪いのカセット」というタイトルで、再生すると実際にあったとさ...
「喜びながら自害する人って、実際いると思いますか?」 僕は、そう思うんです。実は、僕もその一人でした。 あれは、ずいぶん前の冬のことです。高層ビルの一室で働く若手クリエイターとして、納期に追われる毎日。朝から晩まで椅子に座り、帰宅後はゲームやネットに没頭し、生活は乱れていました。 そんな日...
ある冬の夜、若い女性が友人と共に高層ビルの一室で過ごしていた。外は冷たい風が吹き荒れ、街の明かりが窓から薄暗く差し込んでいた。彼女たちは古いラジカセをつけ、音楽を聴きながらおしゃべりを楽しんでいた。 やがて、ラジオの音が途切れ、ノイズが混じり始めた。彼女は「電波が悪いのかな?」と言いながら、...
お爺ちゃんが亡くなって 大体2週間後くらいにみた夢のお話をいたします。 大きな白い門に向かって歩いている自分がいました。 またここも白くて輝かしい世界。 何か植物が視界に入った気もするけど、私は気にせず門に向かって歩いていた。 そして夢の中で私は『神』に、門を開けるように言われてい...
ある高層ビルのエレベーターに定員ぎりぎりまで乗っていました。 途中でそのエレベーターのワイヤーが切れてしまい一番下まで落下してしまいました。 しかしその事故では一人も怪我人はでなかったそうです。
「この部屋はおすすめできませんね。」 高層ビルのロビーに掲示された不動産屋の看板を見上げ、私は興味を抱いた。 「空いてるのは空いてるんですが…」 不動産業者は言葉を濁した。 「他の物件もありますが、こちらは駅に近いですし、広さも同じで、セキュリティも充実していますよ。」 でも、私はこ...
友人Eの話。 Eは仕事に追われ、私生活も崩壊し、その結果、孤独な生活を送ることになった。ある日、耐えられない思いから、彼は高層ビルの屋上に行くことにした。自らの人生の終焉を決意し、ビルのエレベーターで最上階へと向かった。 訪れた屋上は、冷たい風が吹き抜ける寂しい場所だった。彼は周囲を見渡し...
70階建ての高層ビルの屋上に立たされた白い服を着た中年の男。 八百万の神を重んずる我が国では、こんにちの繁栄と平和のために毎年生贄を捧げるべきだと昨年度から法改正された。 今年生贄に選ばれた男は、罪のない少女2人を殺害した凶悪な犯罪者であり、死刑にしても赦されないとする遺族の意向により選ばれた...
私は高層ビルで宅配の仕事をしていた。 いや、厳密に言うと「していた」のだ。 その日は、冷たい風が吹きすさぶ冬の夕方。 数件目の荷物を抱え、エレベーターに乗り込んだ。 静まり返った建物の中、ただ時計の音だけが響いている。 目的のフロアに着くと、いつものようにドアを開けて廊下に出る。 ...
独り言です。 こんな話、他では書くほどのことでもないけれど、ちょっと珍しいことなので、ここでは書いてみようと思います。 昨晩、友人と一緒に高層ビルの一室で過ごしていました。カメラを使った作品を撮影していて、ふと「もしも、カメラが見たものをそのまま映し出すことができたら、どんなことが起きるだ...
ある冬の夜、若手のビジネスマンたちが仕事帰りに高層ビルの屋上で集まりました。 彼らは寒さをしのぎながら、互いに怖い話をして盛り上がっていました。話題が進むにつれ、ビルの最上階にある古びたオフィスが放置されているという噂が浮上しました。かつてそのオフィスでは、奇怪な出来事が連続し、誰も近づかな...