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それは一人暮らしの友人の体験談です。 彼女は、古びたビルの二階にある一室に住んでいました。冬の寒い夜、突然目が覚めた彼女は、喉が渇いて台所に向かいました。 薄暗い廊下に窓から漏れる月明かりが差し込み、台所はぼんやりと明るく照らされていました。特に電気をつけずに水を飲んでいると、不意に横の玄...
秋の夕暮れ、ひと気のない山中に立つ廃屋。その周囲は静まり返り、ただ風の音だけが耳に残る。私は取材チームの一員として、地域の伝説や神秘を探るため、そこへ向かうことにした。その廃屋は、かつて農業を営んでいた家族が住んでいたが、今では誰も近寄らないという。 車での道中、助手の美咲が不安そうに言った...
俺は深夜勤務のフリーター。 仕事が終わるのは夜3時という終電は出てるいて始発まで2時間近くある中途な時間だった。 その日、家の近くの踏切まで来ると、突然 カンカンカンカン・・ いつもの音とともに遮断機が下がってきた。 真夜中で突然踏切の音が聞こえたことと、静寂の中に音や赤ランプが光ることで余計...
冬の寒い夜、大学生の私はバイトを終え、コートを羽織ったままアパートの階段を上がっていた。ドアに手をかけた瞬間、何か不気味な感覚が背筋を走る。ドアが少し開いている。私は一瞬ためらったが、心配になり中に入ることにした。 部屋に入ると、薄暗い室内が目に飛び込んできた。家族はおらず、ひとりの静寂が広...
私の姉と妹は冬休みに、雪深い山の小屋で過ごすことになりました。地元の大学に通う私は、都会の喧騒から離れ、静かな時間を楽しみました。 その小屋は古びたもので、二階建ての一軒家でした。周囲は真っ白な雪に覆われ、外の風景はまるで異世界のようでした。小屋の中は暖かく、ストーブの前で温まる姉と妹の姿が...
これから語るのは、ある廃病院での禁忌についての話だ。入院中の友人Bから聞いた話と、そして現地を訪れた際に地元の人々から聞いた噂をまとめたものだ。 Bとは大学時代の同級生で、卒業後も時折連絡を取り合う仲だった。ある日、Bが入院したと聞いて、見舞いに行くことにした。 「やあ、大丈夫か?」 久...
俺自身が高校生のときに体験した話。 人生唯一の心霊現象で、嘘や誇張のない事実である。 ・・・ 夜、自分の部屋で寝ていると、突然キーンと音や衝撃とともに体が動かなくなった。 これが金縛りってやつかなって思っていると、指一本動かせない。 金縛りにあったときって、何か怪奇現象が起きるんだよなって思っ...
観光地の海辺にあるタワーでの出来事。 雪積もる冬の曇った空の日。 その観光地は真冬だからか、あるいは昔よりも客足が遠のいたからかタワーやその周辺は寂れていた。 1階の受付で入場券を買い、エレベーターで最上階の展望室に向かう。 このタワーでは1階からエレベーターで最上階に上がっていく。 エレベー...
ある日、私は飼っている白猫のミルクに向かってぼやいていた。「猫って本当に良いよね。いつも寝てばかりで、自由に外を歩き回って…それに、誰にも縛られないのが羨ましいなぁ。」 ミルクは私の言葉を静かに聞いていたが、突然その目が真っ直ぐこちらを見つめ、こう言った。「人間の方がいいよ。僕の体と入れ替わ...
夏休みに帰省で田舎から家に戻る新幹線の3人掛けの席で、窓際から弟(小3)、妹(小5)、俺(中1)の順に3兄妹が並び、両親はひとつ前の席だった、新幹線が1時間以上ずっと止まらない区間で、車内はほぼ満席にも関わらず走行音と僅かな物音以外何も聞こえない静寂が広がっていた。 俺も通路側でやることもない...
その記録は、ある音響技師が廃業を決めた際、馴染みのバーで「一度だけ、機材では説明できないノイズを拾った」と語った断片に基づいている。 舞台は、都心の再開発地区に建つ最新のデータセンター。そこは二十四時間、空調の唸りとサーバーの排熱が支配する人工的な静寂の空間だった。建物の最上階、四十四階にあ...
不思議なことが起きる前て無音になること多くありませんか? いつもバカ話して盛り上がる友人といても会話の途中に静けさが訪れ最終的に会話がなくなる、、 なんか変だとよく考えると、いつもだったら聞こえる冷蔵庫などの機械音、隣人の生活音、外の音がまったくなくなる無音の空間。 異様さに気づ...
私が幼い頃の話です。 山の中にある祖父母の家は、周囲に雪に覆われた畑や森が広がっています。年に数回訪れるその村は、いつも静けさに包まれていて、特に冬の夜は幻想的な雰囲気が漂っていました。 その村では、クリスマスが近づくと村人たちが集まって雪だるまを飾る習慣があり、私にとっては特別な楽しみ...
最近の出来事です。 家事を終え、少し休もうとソファに座っていた時、父が話し始めました。 「今夜、地下道を通って帰った時、周りを見渡しても誰もいないんだ。こんなに静かな夜も珍しいと思いながら歩いていたんだけど、ふと後ろから視線を感じたんだ。振り返ったら、黒いコートを着た男がいて、すぐ後ろ...
私が高校一年生の冬の夜、友人のKの家へ遊びに行くことになった。彼のアパートは古びた二階建てで、薄暗い階段を上がると、すでに何か不気味な雰囲気が漂っていた。 「俺の部屋は二階だよ」とKが言いながら階段を上っていくと、突然一匹の黒猫が足元をすり抜けていった。私は思わず立ち止まる。 「猫飼ってる...
俺は、一人旅に行くのが趣味で有名な場所もマイナーなところも、そのときどきでばらばらだった。 そんな中で、初めて鍾乳洞に行ったときの話。 そこは入り口から500m先まで続いていて、洞窟には常時灯りがついているし、通りやすく迷わないように道も整備されているが、それ以外は全くの天然の洞窟だった。 俺...
高校生の頃、父と共に冬のキャンプに出かけた時の出来事を語りたい。体験者は父だけで、私が後からその話を聞いたものだ。 毎年冬になると、父と一緒に二泊三日のキャンプに出かけていた。場所は静岡県の山中や、時には愛知県の山々に行くこともあった。特にお気に入りの場所があり、そこには毎年のように通ってい...
小学校に入ったばかりの私は、図書館で借りた本に夢中だった。 それは、色とりどりの人形が描かれた本で、特に赤ちゃん人形が印象的だった。 その頃、母が買ってくれたハーモニカも一緒に持ち込み、図書館の静寂の中で、時折小さな音を立てていた。 静まり返った図書館の中、私はハーモニカを吹きながら、人形の絵...
冬の真夜中、私は古びた団地の一室で一人暮らしをしていた。外は静まり返り、周囲の住宅も眠りについている様子だった。私の住む部屋は2階に位置しており、ベランダはなく、窓の下はただの歩道。普段は人の声が聞こえることも多いが、深夜になるとその静けさが一層際立つ。 ある晩、夢の中で「もうすぐ来るから...
ついに、私がターゲットになってしまった。 高校生活を送る中で、私はいつも周囲に気を使い、目立たないように振る舞ってきた。 友達に嫌われないように、話題を合わせ、趣味も流行に乗ったものを選んできた。 そのおかげで、これまでの私は、常に中立の立場で、いじめの加害者にも被害者にも...