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短編
鍾乳洞
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鍾乳洞

2023年5月28日
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俺は、一人旅に行くのが趣味で有名な場所もマイナーなところも、そのときどきでばらばらだった。

そんな中で、初めて鍾乳洞に行ったときの話。

そこは入り口から500m先まで続いていて、洞窟には常時灯りがついているし、通りやすく迷わないように道も整備されているが、それ以外は全くの天然の洞窟だった。

俺は、現実にこういう場所があるんだなぁって驚きながら見ていた。

鍾乳洞は奥まで一本道で、一番奥まで進んでそのまま戻ってくるようになっていた。

迷わないようにするためか、枝分かれする横道などは入れないように人工の壁で塞がれていた。

そのため、自分より前の先客がいれば必ずどこかですれ違うか、あるいは追い抜くことになる。

昼間とはいえ、初めて入る鍾乳洞は思っていたより怖かった。

俺は一人で来ていて、自分より前の客も後ろの客も近くにはいなく、自分一人だけで洞窟を探検しているような気分だった。

もし、何かの事故で明かりが消えたり、洞窟に閉じ込められたらどうしようとか考えたり。

洞窟の中は静寂そのもので、薄暗い中で内心ビクビクしていた。

しばらく歩くと、話し声や足音が聞こえ、前から来た人たちとすれ違う俺。

「こんにちは」と挨拶しながら、良かった他に人がいるんだと安心していた。

さらにしばらく進むと、俺の前からも足音が聞こえた。

あぁ、誰かいるんだなって思った。

足音は近づいてくることはなく遠ざかっていくので、俺の前を同じ方向に歩いている足音だった。

そしてどんどん奥に進んでいく俺。

そして鍾乳洞の最深部に来た。

俺の前を歩いている人は、もうすぐ折り返し地点なので、そうすると俺とすれ違うことになるなと思った。

足音はどんどん前に進んでいた。

そして、鍾乳洞の一番奥に来たとき、俺は背筋が寒くなった。

そこには誰もいなかったのだ。

鍾乳洞の奥はそれ以上進めないように柵があり、そこは人が通れるようにはなっていないのだ。

また鍾乳洞は道以外は天井も床もトゲのようなつららだらけで隠れるスペースもない。

道は完全な一本道だ。

あの足音はどこから??

俺は怖くなって早足で出口に向かった。

あの足音は俺の足音と違う足音だったため反響して聞こえてきた訳ではなく、俺よりあとに来た客はだいぶ後になってから来たのでその足音とも考えられなかった。

俺は鍾乳洞をひたすらに進み、外に出られたときはこの上ないほどほっとした。

その後鍾乳洞を見学することは二度となかった。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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