
私の姉と妹は冬休みに、雪深い山の小屋で過ごすことになりました。地元の大学に通う私は、都会の喧騒から離れ、静かな時間を楽しみました。
その小屋は古びたもので、二階建ての一軒家でした。周囲は真っ白な雪に覆われ、外の風景はまるで異世界のようでした。小屋の中は暖かく、ストーブの前で温まる姉と妹の姿が心地よかったです。
ある晩、外の様子が気になり、私は窓を開け、冷たい風を感じました。月明かりの中、あたりは静まり返っていました。すると突然、姉が「何か見える!」と声を上げました。驚いて振り返ると、彼女は窓の向こうに目を凝らしていました。
「何が見えるの?」と妹が尋ねると、姉は震える声で「霧の中から、何かがこっちに来る!」と言いました。その瞬間、周囲が不気味な静寂に包まれ、私たちの心臓が高鳴りました。
霧の中から、巨大な影が次第に姿を現しました。それはまるで無数の目を持つ巨大な生物のようで、まるで霧そのものが生きているかのようでした。姉は恐怖に駆られ、ストーブの火を消し、「隠れよう!」と叫びました。
私たちはすぐに物置に隠れ、息を潜めました。影の音が近づき、まるで何かが小屋の周りをぐるぐると回っているようでした。恐怖で体が震え、どうすることもできませんでした。
しばらくして、静寂が戻りました。私たちは恐る恐る外に出てみると、周囲には不自然に折れた木の枝や散乱する雪がありました。まるで何かがここを通り過ぎたかのようでした。しかし、明るい月の光の下、何も見当たりませんでした。
その夜、私たちは結局、何が起こったのか理解できませんでした。姉は「目が見えた」と言い張り、妹も何かを感じていた様子でしたが、私にはただの霧に過ぎないように思えました。
あれから時間が経ち、山小屋を後にしましたが、私たちの心の中には、あの不気味な影がずっと残っています。冬の霧の中で何が待ち受けているのか、未だに謎のままです。
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