怖い話の投稿サイト。自由に投稿やコメントができます。
「はぁ、またか。」 寒さが身にしみる冬の夜、父親の貴志は廃墟となったビルの一室で、娘の帰りを待っていた。薄暗い部屋には、かすかな風が吹き抜け、埃っぽい空気の中で不気味な静けさが漂っている。彼は何度も時計を確認し、背後に感じる冷たい視線を振り払うように振り返った。 一体、いつまでこの場所で待...
大学生の頃、私は特にやりたいこともなく、サークルにも参加せずに過ごしていました。そんなある日、友人のYukiに誘われて、彼女の所属する「超常現象研究会」に参加することになりました。 興味本位で始めたこのサークルは、週に数回集まっては様々な超自然的な話をするものでした。そこで飛び交う言葉は、「...
その日、俺は夜10時頃山道を車で走っていた。 山道とはいえ、舗装されているし、片側1車線ずつ割と走りやすい道だ。 夜の山道を走っていたとき。 フロントガラスの上から手のようなものが見えてきた。 「なんだこれ?」 手のようなものは、両手とも現れた。 明らかに人の手だった。 俺は車を止めて調べよう...
エレベーターにまつわる怖い話といえば一般的に心霊現象なのだが、私の知人は違った形で恐怖を味わう羽目になった。 マンションの上層階に住む彼は毎朝5時に家を出る。この時間帯は住人と会うこともなくエレベーターに乗ることができる。相乗りがきらいで必ずエレベーターが止まっていることを確認してからボタン...
あまり思い出したくないのですが、私が体験した話を書きます。 先にお断りしておきますが、これは幽霊や心霊体験のお話ではないのでご了承ください。 長文ですが、どうかお付き合い願います。 4年前、ハタチの私(仮にアヤとします)がアルバイトをしていた頃の話です。 その美容院で、ひとりの男性(仮...
ある冬の夜、大学生の私は寺院でバイトをしていた。帰り道、外は雪が降り始め、視界が悪くなっていた。寺院の住職から「今日は遅くなるから、寺の番を頼む」と言われていたので、私は小学生の妹を呼び寄せることにした。 妹は私の仕事を手伝うために来ることになっていた。バイトが暇だったため、少し遊びながら待...
高校のとき、私には「親友」がいました。 美波(みなみ)。明るくて、誰にでも平等で、私が教室で浮きそうになると必ず隣に来てくれる子。 当時の私は、家の事情で朝が弱くて、よく遅刻していました。担任に呼ばれて廊下で説教されると、決まって美波が「大丈夫だよ」と笑って、私の代わりにプリントを揃えておい...
僕は某高層ビルの11階に住む若いサラリーマンだ。仕事での付き合いは多いが、プライベートでは特に親しい友人はなく、日々を淡々と過ごしていた。そんなある日、ビルのロビーで一人の女性と目が合った。彼女はいつもロビーで見かける人で、どこか影のある美しさがあった。毎朝、彼女は同じ時間に通勤のために出て行...
数日前、私は不気味な夢を見ました。今でもその映像が頭から離れず、恐ろしさが心に焼き付いています。たぶん、これは忘れられない経験になるでしょう。 夢の中、私は山の中の小屋にいました。外は吹雪に見舞われ、視界はほとんどありません。小屋の窓から外を覗くと、突然、山から雪崩が起こり、山々の静寂を破っ...
友人のMが亡くなったのは、俺が高校2年の冬だった。バイト帰り、雪道を車で家に帰る途中、事故にあったのだ。運転していたのは酔っ払いで、あっという間に連絡が来た。犯人はすぐ捕まったが、俺はその時、こんな奴にMが奪われたのかと思った。 月日が流れ、Mの一周忌を迎える頃には、彼がいない寂しさが心に深...
俺は失業し、生活に行き詰まっていた。老朽化した温泉宿に逃げ込んで、心の安息を求めていたが、今はただの逃避に過ぎなかった。宿の主は無口で、宿泊客はほとんどいなかったが、窓の外から時折聞こえる風の音が不気味さを増していた。 部屋には古びた湯呑みと、賞味期限が切れたビール、そして数錠の睡眠薬があっ...
数年前、まだ学生だった僕は 24時間営業の、某弁当屋の深夜時間帯(22時~翌6時)でアルバイトをしていました。 その店舗の目の前は、セレモニーホール、いわば葬儀屋で時々、店にお客さんが入ってくると鳴るピンポーンて音がしても誰もいないとかはありました。 一緒にやってるおばちゃんも、 「時...
今から4年前の大学3年の夏、友達3人が「心霊スポットに行こう?」と誘ってきた。 その友達たちとは、大学で知り合ったのだけど、 3人共心霊スポットに行くのが好きみたいで、よく3人でも行っているらしいのだ。 僕はまだ心霊スポットに行ったことがない。 誘われたのも初めてだった。僕は臆病だし、そんな所...
これは中学生の時の話。土曜日の夕方友達二人と廃屋にいった。廃屋といっても特に何も出るとか噂はなく地元の民家で空き家なだけだが中学生の俺らからしたら十分スリルを味わえる。鍵もあいており出入り自由な状態だった。中に入ると殺風景な感じで普通心霊スポットの廃屋と言うとイメージとしたらものが散乱してるな...
此れは私が小学校に上がる前に体験した話です。 夏に近くの大きなプールに行った時に、私は金づちだったせいもあり、足をつける程度しか楽しめない子供でした。 顔に水をつけるなんて恐ろしい事出来ない!ってくらいの拒否をしていたので、少しでも水に馴れて欲しいと親心だったんでしょう。 一切楽しめないプ...
私が小学2年生の冬、両親が離婚し、その後は父と兄、そして私の三人で古いアパートに暮らした。 小学5年生のある日、友達と遊んでいるうちにいつの間にか日が暮れていた。 夢中になっていたため、防災チャイムが鳴っていることに全く気付かなかった。 急いで帰る準備をし、家が反対方向の友達に手を...
上京して2年目の冬、友人たちに誘われて博物館の特別展示に行くことになった。大学の講義が終わり、寒い夜に外に出るのは憂鬱だったが、彼らの熱気に引き込まれ、ふらふらと後をついて行った。博物館に着くと、古いアートや歴史的な遺物が並ぶ中、特に目を引いたのは一台の古びたカメラだった。展示物の説明によると...
私が女子高生だった頃の話です。 その時、私は近所に住む老婦人とたまにお喋りを楽しんでいました。友達と遊ぶ方が充実しているのですが、彼女には何か特別な魅力があり、月に一度程度顔を出すことがありました。彼女の部屋に上がると、いつもお茶を淹れてくれ、時には古い話を聞かせてくれるのです。 その日も...
私はその晩、大学の友人と一緒に忘年会を楽しんでいました。冬の寒さが身にしみる夜、私たちは遅くまで盛り上がり、友人の古いアパートへと戻ることにしました。 アパートは古びていて、薄暗い廊下が続いています。友人は5階の部屋を持っていて、私たちはエレベーターを降り、静かにその廊下を歩きました。久しぶ...
大学生活を始めたばかりの冬のある晩、私はお金が厳しくなり、アルバイトを探していた。授業が終わった後、ネットでシフトが柔軟な仕事を探していると、ある古い廃工場の清掃スタッフの求人を見つけた。 その工場は地域の外れにあり、廃業してから何年も経っているらしい。私の直感は、その仕事に少し不安を抱かせ...