本当にあった怖い話

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短編
深夜零時の訪問者
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深夜零時の訪問者

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これは、私の身に起こった本当のお話です。

数か月前、仕事で都内の少し古めのビルにあるオフィスに夜まで残っていました。その日は会議が長引き、帰宅が23時を過ぎてしまいました。普段は明るい駅前の道も、その時間になると人通りがほとんどなく、少し心細いくらいでした。

自宅マンションに着き、玄関を開けて部屋に入ると、妙に空気が冷たく感じました。窓は全部閉めているし、暖房もついているはず…。でも、部屋全体がひんやりしていて、ゾッとしました。

鍵を閉めてソファに座り、スマホを取り出したとき、ふと部屋の隅に人影のようなものが見えました。反射かと思って目を凝らしても、影はじっと動かず、壁に貼り付くように立っていました。

「気のせい…」と思い、スマホの明かりで部屋を照らしました。すると、その影はほんの少しだけこちらを向いたような気がして、息が詰まる感覚に襲われました。

怖くなって布団に潜り込み、目を閉じてしばらくじっとしていると、スマホの充電音が耳元で「ピッ」と鳴りました。布団の中で確認すると、スマホの画面には誰も触れていないのに通知が。しかも、開いたSNSアプリの画面に、私の部屋の方を見ている小さな黒い影が、スマホ越しに映っているような気がしたのです。

翌朝、部屋を調べても影の正体は見つかりませんでした。しかし、ベッドの脇の床に、昨夜の影が立っていた位置に小さな足跡のような跡が残っていました。サイズも、人間の足とは合いません。

あれ以来、夜遅く一人でいると、部屋の隅が気になって眠れなくなることがあります。気配を感じて振り返ると、たまに…ほんの一瞬、壁に黒い影が浮かんでいる気がするのです。

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はじめまして、よろしくお願いします。

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