しもやん
@Jt5jQJk80rqyrMQA
2019年5月から利用
過去最高ランキング

※入賞回数:10位以内の回数
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つい昨日のことだ。ほんの顔見知り程度の女性から、2年ぶりに連絡をもらった。 わたしにお礼をしたいのだという。ぜひとも直接会って話がしたいという。 わたしはいま、スマートフォンを前にして返答に迷っている。 * * * 2年ほど前、例によってわたしは山へ入って...
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661chat_bubble 560k views2022年3月21日 -
山には道標というものがある。 それには〈白船峠〉や〈御池岳〉などの地名が表記されており、山なり峠なりがどの道の先にあるのかを指し示してくれる。登山地図は現場の道標にリンクするかたちで描かれていることが多く、そういう意味でも登山者にとってはマスト・アイテムに近い非常に頼れる存在といえるだろう...
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413chat_bubble 154k views2020年10月3日 -
これはわたしが20代、まだ実家住まいのころ、入団していた消防団活動で体験したエピソードである。特定を避けるため意図的な改変は入れてあるものの、大筋では起こった通りであることを最初に断っておく。 消防団と呼ばれる組織がある。 前身は戦前の青年団にまでさかのぼる由緒正しい団体で、その活動は...
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212chat_bubble 038k views2020年9月7日 -
〈自然主義の誤謬〉という格言があるのをご存じだろうか。 20世紀中葉、第二次大戦から復興しつつある世界は繁栄を極めていた。経済成長は右肩上がり、テレビ、冷蔵庫、エアコンといった必須アイテムが登場したのもこのころである。人びとはバラ色の未来を容易に思い描くことができた。 ところが繁栄の裏...
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360chat_bubble 016k views2020年4月6日 -
わたしの祖父はアル中だった。 その息子であるわたしの父親は、郵便物ひとつ出すのに徒歩で1日もかかるような寒村に見切りをつけ10代で家を出ていた。そのため祖父母とは盆暮れ正月に会う程度であったが、幼少のころのわたしが覚えている祖父の姿は、ワンカップの日本酒を片手に万年こたつでうつらうつらと...
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456chat_bubble 552k views2020年3月21日 -
わたしは通関実務に携わっている。 通関とは読んで字のごとく、税関を通すという意味である。人間であれ手荷物品であれ国境を越える場合、それらは余すことなくチェックされる(ことになっている)。手荷物品などの少量貨物なら簡易通関ですぐに手続きはすむけれども、コンテナ船を使う大ロット貨物の場合は正式...
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271chat_bubble 121k views2020年3月7日 -
俺の地元は田舎だ。 夏になればヤマヒル、ムカデといった山特有の害虫がひっきりなしに家屋内に浸入して住民の安眠を脅かすし、冬は冬で洗濯物には高確率でカメムシがひっついている。1年中心の休まらない山奥の寒村。 ただ夏の川辺はすがすがしい風が渡る、かっこうの避暑地にはなる。いまでもシーズンに...
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367chat_bubble 519k views2020年2月24日 -
映画や陰謀論に出てくるエイリアンはたいていけばけばしいか、驚くほど人間に似ている。 進化論の素養があれば、よその星で生まれた異星人があんな外見にはならないだろうということくらいすぐにわかる。異星人はエリア51に秘匿されてなどいないし、性的ないたずらをするために人びとを片っぱしから誘拐しても...
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295chat_bubble 313k views2020年2月16日 -
21世紀は飽食の時代であるという。 確かにわれわれは日々、自分で注文した料理を半分も食べずに残す。結婚式の二次会で会話と飲酒に夢中になるあまり、コース料理がほとんど手をつけられないまま下げられていく。 いっぽう致命的に食料の足りていない地域が厳然と存在するのも事実である。骨と皮だけのア...
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273chat_bubble 19.4k views2020年2月3日 -
中国大陸発の新型コロナウイルスが猛威を振るっている。 WHO(世界保健機構)は押っ取り刀で対策を練り、厚労省事務次官は訳知り顔で日本の検疫体制の強固さをくり返し主張する。 嗚呼すばらしき哉、21世紀の疾病対策。 しかし彼らは根源的な部分を見落としている。 そもそもなぜ、中国大陸から...
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297chat_bubble 27.6k views2020年2月1日