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俺が20代後半のときの話。 彼女と遊園地に来たんだけど、閉店間際であとひとつだけ乗れるかなってお気に入りのジェットコースターに行こうとすると、彼女は乗りたくないって言っていた。 彼女は絶叫系に乗れない訳じゃないのに体調でも悪いのかなぁと思いながらも、俺は乗りたかったので彼女がお土産を選んでいる...
さっき、1月の「きさらぎ駅での生還」を書き込んだ大学1年の俺だ。 今回は、学年末テストが近づき、3年生への進級を前にして校内が落ち着かなかった、2月上旬の放課後の話をさせてほしい。 その日は部活の用具を片付けに、新校舎と旧校舎を繋ぐ、外の冷たい風が吹き抜ける渡り廊下を、一人で歩いて部室へと向か...
私が体験したことを語る前に、ある冬の夜の出来事を思い出してほしい。友人と一緒に、静まり返った公園を散歩していた時のことだ。空は暗く、冷たい風が私たちの頬を撫でていた。すると、ふと目の前に青い光を放つ人影が現れた。 その人影はゆらゆらと動き、まるでまばゆい光に包まれているかのようだった。しかし...
秋の夕暮れ、村の外れにある古びた祠を見つけた。普段は気にも留めない場所だが、何かに引き寄せられるように足を運んでしまった。 この村には、祠がいくつも点在している。どれも年季が入っていて、地元の人々にとっては身近な存在である。だが、時折、村外から訪れる者たちがこの祠に興味を抱き、無造作に手...
夜、耳鳴りが強くなった。 この音がする時、いつも誰かが近くにいる気がする。 わたしの部屋の窓からは、少し離れた公園が見える。 いつもは静かなその場所が、今はどこかざわついている。 月明かりの下、薄暗い木々の間から、何かが見える。 白い服の子ども。 その姿はぼんやりとしていて、何も語らない。 ...
私は普段、家の中でのんびりと過ごすことが多い。特に冬の寒い日には、外に出ることなどほとんどない。外出といえば、近くの公園を散歩するくらいだ。 その日も、いつものように公園のベンチに腰掛け、読書をしていた。だが、ふと目を上げると、そこに若い女性が立っていた。彼女は奇抜な服装をしていて、一瞬、目...
放課後、廃校で肝試しをすることになった友人たち。彼らは、そこで語り継がれる不気味な話を耳にしていた。かつてこの校舎で命を絶った生徒がいるというのだ。彼女は、今もこの場所に留まり、成仏できずにいるという。友人たちは、冗談交じりにその話を持ち出し、興味本位で校舎へ足を踏み入れる。 薄暗い廊下を進...
これは、以前とある大型施設で夜間点検を担当していた人物から聞いた話だ。 彼はもうその仕事を辞めて久しい。待遇や人間関係に問題があったわけではない。ただ、ある一夜を境に、閉館後の屋内空間に入れなくなった。 その施設は、昼間は人と光と音で満たされる巨大な屋内構造物だった。天井は高く、通路は規則...
私の祖母が昔から経営している古びた診療所には、いつも不思議な噂がつきまとっていました。秋の夜、私は実家に戻り、診療所の手伝いをしていたのです。診療所は開放的で、周囲の住人が気軽に出入りできるような雰囲気でした。 その夜、ふとした瞬間、無言のまま廊下に立つ子供を見かけました。小学校低学年くらい...
私には四つ下の妹がいる。母子家庭で、母は朝から晩まで仕事だったから、家の中では基本私たち姉妹だけで過ごす時間が長かった。 物心ついた頃から、妹には奇妙な周期があった。 私はそれをひそかに「ほんとじゃない期間」と呼んでいる。 厄介なのは、それが完全に二人きりの時にしか発動しないこと...
放課後の教室は、窓の外の部活の声だけが遠くて、黒板のチョーク粉が光って見えた。 「ねえ、今日も残る?」 振り向くと、菅野(かんの)紗良が立っていた。二年の春から同じクラスになって、最初に話しかけてきたのも彼女だ。やたらと距離が近くて、笑うときだけ目が笑わない。けれど、そういう子はクラスに一...
私は他の人には見えないものを感じ取る特異体質を持っていた。幼少の頃から、私には不思議な体験が数多くあった。その中でも、今でも忘れられない出来事がある。それは、学校帰りに遭遇した老人だった。 私の通う高校は山の中にあるため、帰り道はいつも一人だった。ある日、神社の前を通ると、薄暗い境内に立つ老...
10年以上昔、働いていた会社の業績が良かった年に、田舎の小さな店の責任者であった末端の自分も、地区エリアの忘年会に呼ばれてお邪魔した。 ホテルで行われた忘年会では、数年前まではかなり有名であった芸能人の〇〇(例えるならみのもんた)もゲストに呼ばれていて「凄い有名人じゃないか」と驚いた。 流石に...
私が大学院生だった頃、研究室での出来事です。 その研究室は古びた建物の3階にあり、夜遅くまで勉強している学生が多かった。しかし、誰もいない時間帯に一人で残っていると、不意に背後に視線を感じることがありました。 特に、冬のある夜、遅くまで残っていた私は、古い書類を整理しているとき、ふと後ろを...
私は昔から今が現実であるという事に疑問がありました。今の世界が現実であると証明することは出来るのでしょうか。 私は子供の頃から今が現実であるかどうか疑問に思っていました。 今この文章を書いている私も実は誰かの夢の世界の登場人物かもしれませんし、テレビアニメのキャラクターかも知れません。私自身...
ある秋の雨の日、古びた図書館に立ち寄った。私は、少し埃っぽい本棚の隙間から、一冊の本を取り出した。その本の中には、親指ほどの大きさの小石が挟まっていた。白く、滑らかな表面を持つその石は、何故か不思議な魅力を放っていた。 私はその石を持ち帰り、自宅の書棚の目立つ場所に置いた。数週間後、図書館で...
若い教師が古びた廃校を訪れたときのことだ。彼は生徒たちと一緒に校庭で遊んでいたが、ふと校舎の隅に目をやると、手書きの看板が立っていた。 『近寄らないでください』とだけ書かれたその看板は、特に危険を感じるような場所でもなかった。好奇心に駆られた教師は生徒たちにその看板の元に行くよう促した。しか...
冬の寒い夜、凍てつく公園のベンチに座っていると、親友のミナが突然、顔色を失った。彼女は、何かおかしいと感じているようだった。私たちは高校二年生で、いつも一緒に遊んでいたが、その日は特に冷え込んでいた。 「ねえ、私の肌、透けて見えない?」とミナが言った。私は思わず目を細めた。彼女の肌は確かに、...
妻がいなくなってから、約一ヶ月が過ぎた。彼女がいない静寂の中、私は日々の家事をなんとかこなしていた。特に料理は苦手だったが、妻がいる時は一緒に作っていたので、何とかやっていけると思っていた。しかし、今や冷凍食品やインスタント食品に頼る生活が続いていた。食事は簡単なもので済ませ、毎日が無味乾燥な...
ある冬の夜、若手のビジネスマンたちが仕事帰りに高層ビルの屋上で集まりました。 彼らは寒さをしのぎながら、互いに怖い話をして盛り上がっていました。話題が進むにつれ、ビルの最上階にある古びたオフィスが放置されているという噂が浮上しました。かつてそのオフィスでは、奇怪な出来事が連続し、誰も近づかな...